ヘアアイロンを使う前に、ヘアオイルを使う方は多いと思います。
でも、それって合ってますか?
美容師さんが「アイロン前にはオイル使ってくださいね~」みたいなこと言うけど、実際はどうなの?
今回は「アイロン前にヘアオイルはあり?どの順番が効果的?」をテーマにして、美容師歴20年以上、オーナー兼現役美容師の私が、ヘアオイルとアイロンの関係を解説してみたいと思います。
最後までどうぞよろしくお願いいたします。
【アイロン前にオイルはあり?】
基本的には、アイロン前にヘアオイルは「無し」です。
多くの場合、「アイロンの熱から髪を守ります~」とか「ツヤが出や少なりますよ~」など、美容師さんに勧められて使っている方も多いのではないでしょうか?
しかし、実際にアイロン前にヘアオイルを使うのは、効果的ではありません。
・なぜアイロン前のオイルは効果が無いのか?
ヘアアイロン(コテ)を使う目的は、髪をセットすることです。
ストレートアイロンでサラサラにしたり、カールアイロンでウェーブを付けることが目的です。
そして、アイロンのセットには「熱の力」を利用しています。
この「熱の力」で水分を飛ばしながらセットするのです。
髪の毛が濡れていたり、湿っているとアイロンでセットしにくくなります。
アイロンでスムーズにセットするには、髪の毛が乾いている方が簡単です。
ですので、アイロン前にヘアオイルを使うと熱が伝わりにくく、髪の毛が湿っている場合は水分が飛びにくくなります。
そうすることで結果的に、アイロンの温度を上げたり、長時間アイロンを当てることになり、ダメージへと繋がりやすくなります。
ですので、アイロン前のヘアオイルはおススメしません。
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【ヘアオイルはいつ使うのが効果的?】
それではヘアオイルはいつ使うのが効果的なのでしょうか?
答えは、「乾かす前の使用」が一番おススメです。
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髪を乾かす前に使用する(ドライヤー前)ことで、髪の毛1本1本にまんべんなく馴染みやすく、更にドライヤーで乾かすことで、ある程度水分も飛ばしてくれます。
アイロン後に使うと、オイルが付いた部分と付いてない部分のムラも出来やすいですが、乾かす前の方がしっかり平均的に馴染みます。
もちろんドライヤーなので水分もしっかり飛ばしてくれるので、アイロンの邪魔になることもありません。
また、乾かした後にヘアオイルを使った場合、ヘアオイルの成分がアイロンの熱によって髪の毛に付いてしまうことも懸念されるので、やはりヘアオイルはドライヤー前がおススメです。
ちなみに、オイルの成分が髪の毛に付くことで、髪の毛がベタっとしやすくなったり、パーマやカラーがかかりにくくなったりすることもあるようなので注意が必要です。
繰り返しですが、ヘアオイルはドライヤー前が良いです。
・そしてもう一つ♡
また、ヘアアイロンの後でも構いません。
要するに、ヘアスタイリング剤の替わりですね。
アイロンでセットした後に、艶出しの為にヘアオイルを使用するのは全く問題ありません。
最近のオイルは、ヘアオイルではあるのですが、若干のスタイリング力(束感が出る程度)があるものも増えてきております。
(この若干のスタイリング力のあるオイルをアイロン前に使うとベタっとしやすくなります)
基本的には時間と共に髪の毛に吸収されるので、ツヤ感などは無くなりますが、それでも指通りも良く、サラッとした感触になるので最近のスタイリングとしてはオイルも人気です。
ヘアオイルを使うタイミングは、「乾かす前」と「アイロン後」の2点。
間違いのないようにしましょうね♡
【まとめ】
ヘアオイルはアイロン前はおススメしません。
熱の伝わりが悪くなり、アイロンの温度を上げたり、時間を長く使用したりすることになり、結果的にダメージに繋がります。
ヘアオイルの使用のタイミングのおススメは「ドライヤー前」と「アイロン後」になります。
最近はスタイリング剤替わりとしても人気がありますので、ぜひお試しください。
今回は「アイロン前にヘアオイルはあり?どの順番が効果的?」をテーマに解説してみました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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