あちゃ~・・・切りすぎちゃった。
はぁ~。
ありゃりゃ。どうしよう・・・。
こんな時ありますよね。
と言うか、今すぐ伸ばしたくてこのブログにたどり着きましたね。
早く伸ばしたい気持ち、分かります。
どうしても早く伸ばしたいですよね。
今日は「髪の毛を早く伸ばす方法は?食べ物で早くなるってホント?」をテーマに、美容師歴20年以上で現在も現場に立つ、オーナー兼現役美容師の私が個人見解も含めまして解説いたします。
最後までどうぞよろしくお願いいたします。
【髪の毛を早く伸ばす方法は?食べ物でも早くなるってホント?】
髪の毛が伸びる長さの平均は1か月で1~1.2cmといわれています。
頭皮の環境や個人差もありますし、年々、新陳代謝の衰えからだんだんと遅くなっていくそうです。
髪の毛の伸びも細胞分裂ですから、細胞の活性化が衰えると遅くなります。
通常はどんなに頑張っても1ヶ月で5cm、10cmと伸びることはありません。
急激に伸ばす方法はないといえるでしょう。
で・す・が!
「少しでもいいから早く伸ばしたい」
そう思って切羽詰まった状況でしょうからご紹介します。
①髪の毛を早く伸ばすには、頭皮を清潔に保つこと。
まずはここからですね。
頭皮の血行が悪く、栄養が行き渡ってなかったり、毛穴が詰まっていたり、そういった状況を改善することで髪が健康的に伸びることになります。
栄養を摂りながら毛根を清潔に保ち、血行を良くしていきましょう。
②髪の毛を早く伸ばすには、マッサージが効果的。
自宅で簡単にできる方法のひとつがマッサージです。
頭皮は顔や他の皮膚と違って、普通の生活ではほとんど動かないものです。
実際は頭皮の、前、後ろ、横には筋肉があり、頭頂部は筋肉はありません。
頭頂部は骨と皮だけになっております。
頭皮が硬くなると血行が悪いくなりますので、髪の毛は伸びにくくなります。
頭皮マッサージをすると血行が良くなって栄養が行きわたるようになりますし、毛根の細胞が刺激されます。
特に頭頂部は筋肉がありませんから、揉んであげないと固まってきます。
真ん中に「ぎゅー」っと集めるように揉むと効果的です。
また頭の筋肉はストレスを感じると固まりやすいです。歯を食いしばった時などは横や後ろに力が入るし、困ったときや目の疲れは前頭部に出やすいです。
全体的にマッサージしてあげましょう。
毎日少しのことで、変化が分かりにくいと思いますが継続こそですので、お風呂でのクセになるように続けましょう。
ツボ押し!
血行を良くして代謝を上げるツボを紹介します。
・百会(ひゃくえ)
頭のてっぺんにあるツボです。両耳から真上にいったところにあります。ツボの王様といわれるくらい有名なツボです。
・中かん(ちゅうかん)
みぞおちとおへその中間地点にあります。消化吸収を良くして代謝を上げます。
・三陰交(さんいんこう)
足の内側のくるぶしの上から、指4本分上にあるツボです。血行を促進します。冷え性や生理痛にもいいので女性にはおすすめです。
息を吐きながら3秒ほど押して、息を吸いながらゆっくり離すようにします。
ツボというのは一回で効果を出そうとせずに、コマメに刺激するのがコツです。
強く押さずに「気持ちいい」と感じる強さで押してくださいね。
③髪の毛を早く伸ばすには、食べ物に気を付ける!
髪の毛というのは最後に栄養分が行きわたる場所です。
当然ですが、栄養というのはまず生命の維持に使われるからです。
髪の毛はなくても死ぬことはないですからね・・・
ですので、栄養の摂取が少ないと髪の毛まで行きわたらないので、早く伸ばすには食べ物をバランスよく食べることが大切です。
特に髪の毛のために必要な栄養とは
・たんぱく質
・亜鉛
です。
髪の毛の80%はたんぱく質です。
ケラチンと言う言葉を聞いたことありませんか?
ケラチンたんぱく質のことで、髪や爪の主成分です。
たんぱく質はアミノ酸の集合体ですから、何か一つの食べ物ではなく、バランスが大切になります。
そして、亜鉛は体内のあらゆる場所で大切な役割がありますが、たんぱく質を髪の毛に変える働きもあります。
亜鉛は特に日本人に不足しがちな栄養素だと言われておりますので意識して摂りたいですね。
たんぱく質が多く含まれる食べ物は卵・肉・魚などの動物性食品や大豆などの豆類です。
たんぱく質は通常の食事であればあまり不足することはありませんが、特にダイエットをしている場合は注意が必要です。
髪を早く伸ばしたくてこのブログを探して見る年代ですと、きっと若い方が多いと思います。ですので「ダイエット」気を付けてくださいね!
亜鉛はカキ・レバー・牛肉などに多く含まれています。
亜鉛は牡蠣が有名ですが、大粒なら3個程度で一日分の亜鉛が摂れます。でも毎日食べるのは中々困難です・・・ですから、私としては「納豆」で良いと思います。
大豆製品である「納豆」にも亜鉛は含まれております。もちろん「納豆」はたんぱく質でもありますし、日本人には昔から馴染みのある食べ物です。
納豆で牡蠣と同じ分量の亜鉛を取るのは大変ですが、納豆であれば毎日でも食べられますし、ダイエットにも有効です。お財布にも優しい。
また、納豆は血液もサラサラにしますし、成分の大豆イソフラボンは女性ホルモンの「エストロゲン」と同じような働きをすることが分かっております。
髪の毛は女性ホルモンの影響を受けますので、日本人には非常に有効ではないでしょうか。
また豆乳は温めて飲むと吸収が良くなりますので、寝る前に暖かくして飲むと睡眠も助けてくれそうですね。
④髪の毛を早く伸ばすには、サプリメント!?
食べ物で摂るのが難しければサプリメントもアリです。
特に亜鉛は牡蠣3個ですからね、中々難しい。
しかし、亜鉛サプリや大豆イソフラボンサプリがありますので、これらは髪の毛を早く伸ばすサプリメントと言えます。
ただし何でもそうですが、過剰摂取に注意が必要です。
大豆イソフラボンを多く摂りすぎると婦人科系の病気になるリスクがあります。妊婦は胎児に影響を与える可能性があります。
一部の栄養素ばかり沢山摂るのはよくありません。栄養というのはお互いに助け合って働くものですので、バランスよく摂らないとあまり意味がありません。
栄養素がバランスよく入っているマルチサプリを選んだ方がいいでしょう。
個人的にはサプリメントより、納豆と味噌汁が良いと思っております。
日本人の生活に昔から寝ずいていることは、DNAによって引き継がれております。そういった影響は必ずしもありますから、シンプルに質素に。
⑤髪の毛を早く伸ばすには、育毛剤!
育毛剤を使ったら髪が早く伸びるのか?
手っ取り速いのはこれですね。
「血行促進」「抗炎症効果」「保湿効果」「消臭効果」などが育毛剤に期待される働きです。
育毛剤は髪を健康的に育てるのが目的ですので、早く伸ばすのが目的ではありません。
しかし、当然ですが血行促進などの効果が見込まれますので、髪の毛は伸びやすいです。また育毛剤を使用すると、頭皮マッサージも合わせて行うでしょうから、相乗効果があります。
もちろん頭皮を清潔に保つでしょうから、良い点は多いと思います。
番外編①
髪を引っ張ると伸びる!?
引っ張っても髪の毛は伸びません。
断じて言えます。
引っ張った刺激で髪の毛が伸びることはありません。
日本人は8割が多少なりともくせ毛だと言われております。
髪の毛を引っ張ってこれをまっすぐにすることで、伸びたように見えることはあると思いますが、髪の毛は伸びません。
個人的には髪を一生懸命引っ張り続けるよりも、ストレートパーマや縮毛矯正をかけた方がいいんじゃないかと思いますね。(最近のストレートパーマは優秀ですから、クセ毛の方はおススメですよ。)
番外編②
髪を結ぶと伸びる!?
だから・・・伸びません!
髪の毛をゴムできつめにしばると毛根が刺激されて早く伸びるという口コミがあります。
が、これは「髪を引っ張ると伸びる」という情報とほとんど同じですね。
伸びません。
実際には頭皮に負担がかかって抜け毛も増えます。
きつく結んでいると、頭が痛くなるでしょうし、反対に引っ張りすぎて抜けるかもしれません。
頭皮の健康に自信がある人だけ試してはいかがでしょうか。
そしてぜひ教えてください。
⑥髪の毛を早く伸ばすには、睡眠が大切。
髪の毛の成長には睡眠が非常に大切です。
睡眠は成長ホルモンが排出されますし、体を休めることは疲労回復とストレスの軽減になります。
睡眠不足というのは体に負担を与えます。体内の栄養は回復に使われることになり、髪の毛まで行きわたらなくなります。
そしてストレスを感じているときは栄養の吸収が悪くなります。
少しでも早く髪の毛を伸ばすためには質の良い睡眠を心がけましょう。
【とにかく今すぐなんとかしたい!?】
そうですね。
短くなってしまった方は、とにかく早くどうにかしたいですよね。
一番の方法は、「ショートに切りなおす」です。
え~っ!・・・と声が聞こえてきそうですが、「引っ張れば伸びる!?」でお伝えしている通りで、そんなことではすぐに伸びません。
髪の毛は健康的な生活をしていても、毎日少しづつしか伸びないのです。
どうしても現状をどうにかしたい場合は、違う髪型にすることです。
それが出来ないときは、素直に待つことです。いずれ伸びますから。
ただし、適当に「ショートにすれば良い」と言っているわけではありません。
私は美容師です。皆さんに似合う髪型をして欲しいと思っています。
似合う似合わないをあまりに自分で決め過ぎなのかな~と最近感じております。
もっと思い切ってもよさそうなのに。と思ったり。
丸い顔立ちでも良く笑う明るい子はショートヘアが似合います。
面長でも若干眉毛が見えるくらいの前髪がモードに見えます。
苦手だな~と思っていたり、隠したいと思っていた部分が実はチャームポイントになることだってあります。
隠すことだけが、ヘアスタイルではありませんから、せっかく短くなってどうしようと迷ったらぜひショートヘアも選択肢に入れてみてください。
かなりオシャレの幅が広がりますよ!
【まとめ】
髪の毛を早く伸ばす方法はいくつかあり、どれも基本的なことばかりです。
食べ物は重要な役割ですので、しっかり覚えておくと良いでしょう。
髪の毛は体の一部ですから、いきなりは変わりません。継続こそ力ですので、毎日少しでも気に掛けることが大事です。
また、どうしようもないと悩まずに、ショートヘアも選択肢に入れてください。
思いきったヘアスタイルが新しい自分を見つけてくれます。
いかがでしたでしょうか?
今回は「髪の毛を早く伸ばす方法は?食べ物で早くなるってホント!?」をテーマに解説していきました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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