美容室を開業するにあたり、集客は外せないポイントですよね。
ネット集客と言えば「クーポンサイト」が「リスティング広告」が思い浮かぶと思います。
しかし小規模の個人店の場合どれくらいの効果があるか心配になりますよね。
そこで今回は「【美容室開業】集客はクーポンサイトかリスティング広告か?」をテーマにして、美容師歴20年以上、オーナー兼現役美容師の私が、自身が行ったネット集客の使い方を解説していきたいと思います。
最後までどうぞよろしくお願いいたします。
【美容室開業】集客はクーポンサイトかリスティング広告か?
クーポンサイトには「ホットペッパー」を筆頭に、「エキテン」や「楽天ビューティー」、「ビューティーナビ」などがあります。
しかし、集客力となるとホットペッパーが圧倒的有利になるので、ここではホットペッパーとリスティング広告についてメインに解説していこうと思います。
比べるのは、ホットペッパーの掲載料金での最安値の25000円(税別)とリスティング広告の20000円(税別)のプランです。
あくまでも個人店の場合になりますので、大型店ではありません。
そのあたりを理解した上で参考にして頂ければと思います。
ちなみに、リスティング広告と言うのは、ワード検索をしたときに、上部やサイドに出てくる広告のこと(下の写真)を言います。
今はほとんどスマートフォンの検索でしょうから、上部に出てくるものと思って良いでしょう。
【おススメは「リスティング広告」→「ホットペッパー」】
個人的には「リスティング広告」をある程度やってから「ホットペッパー」がおススメです。
ある程度の期間と言うのは「2年」ほどです。
おススメの理由としては
①金額が安い
②ネット検索で埋もれない
③リスティング広告の間にホットペッパーの準備ができる
この3つが大きな理由となります。
①リスティング広告の方が金額が安い
最初にお伝えしている通りで、ホットペッパーは一番安い金額のプランでも25000円します。
それに比べリスティング広告は20000円です。
たった5000円ですが、年間で5000円×12=60000円です。
もし60000円あったら、講習会に出ることも出来るし、撮影をするお金に回すことも出来ます。
もしくはスタッフと食事に行って、コミュニケーションを深めることも、モチベーションアップに使うことも出来ますね♡
②ネット検索で埋もれない
ご存じの通り、ホットペッパーは便利なサイトですが、自分のお店が上位表示されるわけではありません。
もちろんプランの高い順に掲載されますし、割引の大きいところが上位に表示されます。
そうすると、ダイレクトに自分のお店を検索してくれるなら良いですが、他店のライバル店の方が上位表示されていれば、ネット広告の意味が半減します。
それに引き換え、リスティング広告はこちらが検索ワードを指定すれば、そのワードに当てはまっている時に表示されます。
分かりやすく具体例を挙げると、お客さんが美容室を検索する時に一番多いのが「○○(住んでる地域) 美容室」ですよね。
そのリスティング広告でそのワード設定をしているだけで、自分のお店にリンクする広告が表示されると言う訳です。
例えば、「横浜 美容室」と検索すると・・・
こんな感じで、検索結果よりも上に表示されます。
そのリンク先を「ホームページ」や「ブログ」に設定しておけば、自分のお店の紹介が出来ます。
そのリンク先のホームページやブログで、新規の方向けや常連向けに、メニューの提案をすれば、ホットペッパーのように沢山の美容室の中に埋もれることなく、ネット上に広告が出来ると言うことです。
③リスティング広告の間にホットペッパーの準備ができる
そうは言っても、ホットペッパーのようなクーポンサイトも魅力的ではあります。
しかし、先ほど説明した通りで埋もれてしまっては意味がありません。
ですので、リスティング広告で集客をしているうちに、新しくスタイル撮影を増やすとか、新しいメニューの講習を受けるなどして、他店との差別化の準備をするのがおススメです。
広告と言うのは時間の経過と共に次第に効果は薄れていきます。
個人店であれば、ネットに関してはリスティング広告で、ひとまず集客は足りるでしょうから、その間を使ってより良い差別化の準備をスタッフ全員でしてから、ホットペッパーのような大きな媒体を狙うのが効果的だと思います。
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【実際の集客人数は?】
これも知りたいところですよね。
集客の方法は、折り込み広告やネット広告、SNSなど同時進行してますが、リスティング広告の効果としては、「月平均7人~10人」でした。
これが2年ほど続く感じです。
もちろん地域によってはもっと多かったり、少なかったり・・・あると思いますが、私のお店は30万人ほどの地方都市で、繁華街から外れた場所にある個人店ですので、ネットの集客としては十分すぎるほど効果があると感じます。
ホットペッパーは?と言うと、やはり金額の低いプランですので、「月平均4、5人」です。
大体2年くらいでこんな感じです。
2つ合わせて、10人~15人くらいです。
個人的にはホットペッパーを止めようかと考えてました。
ホットペッパーは次から次と掲載店舗が増えますし、増えるごとに掲載順位が安定しません。
私の地域ですとリスティング広告をしているお店がほとんど無いことから、ホットペッパーの料金分を違うことに回そうかなと思ってました。
それぞれの地域に合った考えがあると思うので、参考までに捉えておいてください。
【リスティング広告の方法は?】
リスティング広告のリンク先をホームページにするだけです。
ただしホームページの中に「ご新規の方へ~クーポン付き~」と言うようなリンクを作ってます。
そのリンク先で
・お店の案内
・クーポンメニューの紹介
・技術料金へのリンク
・スタッフの紹介へのリンク
・場所の案内、カード払いの案内
もしくは、リンク先自体を「ご新規の方へ~クーポン付き~」に設定しても良いでしょう。
そうすると、やってることとしては、個人でクーポンサイトをやるのに、リスティング広告として20000円払ってやっているのと同じことになります。
あくまでもリスティング広告の最安値20000円のプランですので、クリック数によって広告が出たり消えたりします。
1日ごとに広告が出るクリック数が決まっていて、クリック数が1日の上限に達するとその日の広告は消えてまた翌日から出る仕組みです。
プランの金額を増やせばクリック数の上限も上がりますが、個人店でしたら安いプランで様子を見れば良いでしょう。
広告や宣伝はネットだけではないですからね。
【ホットペッパーはどうなの?】
圧倒的知名度があるので、安心してクーポンサイトとして利用されています。
25000円のプランの中身は
・エリア検索
・テキスト検索
・口コミ機能
・クーポン3点
・予約管理システム
となっております。
メリットは?
エリア検索やテキスト検索は当たり前なのでメリットとしてはあまり感じず、感じることとしては「口コミ」と「クーポン3つ」、「予約管理」です。
リスティング広告との大きな違いは「口コミ」と「予約管理」です。
実際私も何か食べに行くときに、口コミを見ますからね。
口コミが多いと、流行っているように感じて、安心しますしね。
予約管理システムは、私はいらないかな・・・
お客さんは便利ですが、電話予約やLINE@の予約もあるので、あっちもこっちもになるので大変だなと感じてました。
お店によっては受付専門の人がいるなら良いと思います。
プレーヤーだけだと、重なってしまったりする場合もあるので気を付けたいところです。
デメリットは?
この3つではないでしょうか。
・お金がかかる(25000円)
・掲載美容室の数が多いほど、自分のサロンが埋もれる
・常連さんも割引の対象になる
他のサイトに比べ圧倒的に集客力はありますが、その分埋もれます・・・。
最大デメリットですよね。
お金がかかる割に埋もれてしまうので、メニューやヘアスタイルなどで他との差別化をしっかりするのがポイントになるでしょう。
【まとめ】
ネット集客は「リスティング広告」→「ホットペッパー」の順番がおススメです。
検索ワードで上位表示になるリスティング広告で、ホームページにリンクしてもらい、お店の魅力やクーポンメニューを紹介するのが効果的です。
リスティング広告で集客しているうちに、ホットペッパーでどのようなメニューの売り出し方をするのか、どのようなヘアスタイルを提案するのかなどを準備するとよいでしょう。
どんな広告も少しずつ効果が薄れるものです、一定の期間様子を見てその後、続けるのか、内容の変化をするのか決めると良いでしょう。
あくまでも個人店での経験をもとにしておりますので、ご理解の上参考にしてもらえると嬉しいです。
今回は「【美容室開業】集客はクーポンサイトかリスティング広告か?」をテーマにして解説していきました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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