美容室でトランスジェンダーは告白した方が良いのか?美容師はどう考える?

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最近はLGBTなど、性別に関する考え方が幅広くなってきています。

トランスジェンダーなどの場合、美容室では事前に伝えておいた方が良いのでしょうか?

今回は「美容室でトランスジェンダーは告白した方が良いのか?美容師はどう考える?」をテーマにして、美容師歴20年以上、オーナー兼現役美容師の私が、美容室のトランスジェンダーに関して解説してみたいと思います。

最後までどうぞよろしくお願いいたします。

【美容室でのトランスジェンダーについて】

まず伝えるか伝えないかは、どちらでも構いません。

 

私個人はトランスジェンダーではありませんが、ジェンダーレスが広まっている現在はそういった方々も以前よりも肌感覚ではありますが増えていると感じています。

増えていると言うよりも、差別がなくなってきたので無理に隠さなくなっているのだと思います。

五輪憲章でも性別による差別に関して禁止していることもあり、日本でも東京オリンピックがあったのでより広がっていることと思います。

 

実際に、お客さまから伝えられることもあり、デザインの提案はやりやすくなります。

私たち美容師は「お客さまが望む髪型を切る」ことも仕事ですが、「お客さまに似合う髪型の提案」も仕事になります。

ですので、スマホなど画像で「これが良いです。」と言われれば、後は髪質や骨格に合わせて切るのですが、全員がいつも何かしら要望があるわけではありません。

そういった時にこちらが提案するのですが、やはり見た感じ、印象によって提案するので、トランスジェンダーかどうかを知っているのと知らないのでは提案の幅が変わってきます。

もちろん無理に伝えなくても大丈夫です。

それまでの髪型の希望によって、雰囲気の近い髪型の提案は出来ますし、趣味嗜好を何となくではありますが掴んでいきます。

ただ伝えることに抵抗が無いようでしたら、お伝えして貰えると助かるのではないでしょうか。

髪型以外でも、他愛もない話で、例えば「彼氏いますか?」のような会話も控えることが出来ますし、反対に「最近おススメのコスメ」なんかの会話も出来ると思います。

あくまでも抵抗が無い場合や、美容師さんを信頼している場合になるとは思いますが、こちらとしては出来るだけリラックスして、満足して美容室を後にして欲しいのです。

 

また正直、トイレなどはどうなのでしょう?

一つしかなく、男女別になっていない場合は問題ないと思いますが、そういった場合でも知っていれば何かしらの提案が出来ないか考える機会にもなるのでしょう。

あまり気にして欲しくないことなのかもしれませんが、日本はそういった考えが遅れていることもあるので、考える機会を持つのも大切なのかなと思います。

 

まず、伝えても伝えなくても問題はありません。

ただし、もし信頼があるようでしたらお伝えして貰えると、デザインや会話など少し変わってくると思いますので、抵抗が無い場合はよろしくお願いします。

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【スタッフがトランスジェンダーの場合】

もちろんお客さまだけではなく、こちら側、美容師側がそう言った場合もあります。

実際に私が美容師になったばかりの頃(20数年前)でも、トランスジェンダーの先輩にいらっしゃいました。

その先輩は、体は女性なのですが、短髪でいつも男性用のジーンズを履いて仕事をしておりました。

声も男性に寄せるために、喉を潰したのかかすれ声になっておりました。

その先輩は、お客さまに人気があり技術も売り上げも高く、後輩の私にもざっくばらんで厳しくもあり優しくもあり、信頼のおける方でした。

おそらく当時は珍しいでしょうから、それを踏まえて相当練習したでしょうし、接客も学んだのだと思います。

ですので、もし今から美容師になりたいと思っている方でトランスジェンダーで悩んでいる方がいましたら、「全く問題ありませんよ」とお伝えしたいと思います。

反対に、トランスジェンダーが武器になると思います。

そういった悩みを持つお客さまが増えるでしょうし、実際に自分がそうだと相談する内容や答えに関しても信頼されるでしょう。

先ほど触れていますが、社会的にも今は少しずつではありますが、以前よりも理解されてきたと思います。

男性でも女性でもトランスジェンダーでも、やる仕事は変わりはありません。

お客さま側から見ても、実際私の先輩は売り上げがありましたから、問題なく信頼されることでしょう。

売り上げが上がらないとすれば、そういった事では無く、そもそもの技術や信頼性が足りないのだと思います。

人に寄り添い、技術を磨き、謙虚に振舞うことがもっとも大切だと感じています。

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【まとめ】

トランスジェンダーであることを、無理に伝える必要はありません。

ただし、もし美容師を信頼しているばあで抵抗が無ければお伝えして貰えると、デザインや会話などの幅が広がると思います。

また、トランスジェンダーの方で美容師を目指してる方も、全く心配はありません。

むしろそれが武器になり、信頼されることでしょう。

大切なのは性別ではなく、人間性と技術力と謙虚な心です。

 

今回は「美容室でトランスジェンダーは告白した方が良いのか?美容師はどう考える?」をテーマに解説してみました。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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