【現役美容師が解説!】デジタルパーマとは何か?もちが良いのは本当か!?分かりやすく解説します。

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季節の変わり目には髪型を変えたくなりますよね。

そんな時には「パーマ」が有効な手段の一つです。

しかし、「パーマって種類が多くて、何が自分に合っているのかわからない!」

と思っている方も多いのではないでしょうか。

 

今回は、「【現役美容師が解説!】デジタルパーマとは何か?もちが良いのは本当か!?分かりやすく解説します。」をテーマにし、美容師歴20年以上、オーナー兼現役美容師の私が、実際の現場で感じることも踏まえながら解説してみたいと思います。

最後までどうぞよろしくお願いいたします。

【デジタルパーマとは?】

早速、デジタルパーマとは何でしょうか?

デジタルパーマとは「ホット系パーマ」の一つで、熱を加えてウェーブを形成するパーマのことを言います。

一般的に「パーマ」と呼ばれているパーマは正式には「コールドパーマ」と言って、熱を使ってかけることはありません。

この場合の「コールド」は、「ホット」の反対ですが、冷たいわけではなく常温と言う意味です。

また、「熱」と言っても、美容室にある、例の「クルクル回る機械」(ローラーボール)を使うわけではありません。

※ちなみに「ホット系パーマ」はデジタルパーマ、エアウェーブ、コテパーマ、クリープパーマなどがあります。

デジタルパーマの多くは、専用ロッドを使ってそのロッド自体が機械で温められてパーマをかけるので「デジタルパーマ」と言う名称となっております。

様々なメーカーから機械は出ていて、それぞれパーマ液と組み合わせるのですが
パーマ液の放置タイム、機械の温度、熱をあてる時間によって仕上がり(かかり具合)は左右します。

薬剤の力、プラス熱の力が加わるため、非常に経験と技術が必要な施術なっています。

▼関連記事▼

・デジタルパーマの乾かし方教えます!現役美容師が5つのコツを伝授!

・デジタルパーマで失敗!?すぐ出来る5つの対処法!

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【デジタルパーマと普通のパーマの違いが知りたい!】

ところで通常のパーマと何が違うのでしょうか?

①使用するもの

(デジタルパーマ)  

専用ロッド、専用の機械(熱)、デジタルパーマ用の薬剤

(コールドパーマ)

一般的なロッド、パーマ液

 

使用するもので一番の違いは、「ロッド」でしょう。

デジタルパーマのロッドは、熱を通すためロッドの内部に電熱線が入っております。そのため通常のプラスチックのロッドと違い重くなります。

重いですので、ロッドを巻き終わった状態で頭が重さを感じ、少し疲れる方もいるかもしれません。

また、電熱線を通すために、あまり細いロッドはありません。

熱の温度は大体60℃~90℃の範囲ですので、直にロッドが当たることはないと思いますが(専用のスポンジで肌に直接触れるのを防ぐため)、万が一熱い場合は美容師さんに伝えた方が良いと思います。

②施術内容(順番)

(デジタルパーマ) 

1液塗布→流し→ワインディング→専用の機械で加温→クーリング→2液塗布→流し→仕上げ

(コールドパーマ)

ワインディング→1液塗布→流し(中和)→2液塗布→流し→仕上げ

 

基本的には1液を付けてから流し、2液の順になりますが、その間に機械での加温タイムがあります。

時間にして15分~20分程度ですので、その分施術時間が長くなります。

この熱を当てている時間で、髪の毛の形状がより変化してきますので重要な時間です。

③カールの出方

(デジタルパーマ) 

濡れている時と乾かかした時の差が出にくい。

コテで巻いたような、弾力のあるカールを作りやすい。

(コールドパーマ) 

濡れている時の方がしっかりカールが出て乾かすと緩くなる。

 

お客さんにとっては、使うものや手順はどうでも良くて(笑)、実際の仕上がりの違いが一番知りたいところですね。

デジタルパーマの分かりやすい特徴がこれです。

「形状記憶パーマ」と呼ばれる所以ですね。

乾かしている途中でカールの弾力が出てきますので、コールドパーマと比べて、ボリュームのあるパーマを表現しやすい特徴があります。

④その他の違い

上記①~③は一般的なスペックの違いですが、ここからは現場で感じている美容師らしい違いを説明していこうと思います。

・縮毛矯正ストレートをしている髪にもパーマをかけられる

縮毛矯正ストレートはアイロンの熱を使ったストレートパーマです。

この施術履歴のある髪の毛に、コールドパーマは向きません。

絶対に向きません。(将来は変わるかも)

失敗したことのある方も多いのではないでしょうか・・・。

たまに美容師さんで「出来る」と言う方もいますが、たまたまうまく行っただけです。たまたま。

希望のウェーブや狙ったウェーブはほとんど出ないのでおススメしません。

コールドパーマの薬剤と縮毛矯正の薬剤は相性が悪いです。

しかし、デジタルパーマの薬剤は縮毛矯正と同じ薬剤なので(パワーは違います)、薬剤同士の相性が良いので、パーマが可能になります。

元のダメージの状態によりますが、いつもストレートで飽きている方は、美容師さんに相談してみるのは良いと思います。

・塗分けが出来る

コールドパーマは液体ですので、ロッドを巻いた状態で薬剤をかけると、当然ではありますが、毛先まで浸透します。

前処理と言って、毛先に何かしら処理する美容師さんもおりますが、パーマ液がアルカリ性の場合、一瞬で意味はなくなります・・・

本来毛先の方が痛みが進んでいるので、浸透すると言うことはダメージが進行すると言うことです。

デジタルパーマの薬剤はクリームタイプで、手順的にロッドを巻く前にパーマをかけたいところに塗りますので、必要ないところまで薬剤を塗ることがありません。

また、クリームタイプですので塗り分けが出来るため、毛先の部分を更に弱い薬剤で塗ることもできるし、全く塗らずにデザインすることもできます。

塗分けが出来ると言うことは、ダメージの進行を遅くすることが出来ると言うことです。

ダメージの進行を遅く出来るので、ヘアデザインの幅を一気に広げることが出来る魅力的な技術と言えます。

【まとめ】

デジタルパーマとは専用のロッドを使い、熱の力を利用してかける、「ホット系パーマ」の一つである。

デジタルパーマと通常のパーマの違いは

・デジタルパーマの方が弾力のあるウェーブが作りやすい

・縮毛矯正毛にもパーマが可能

・薬剤の塗分けが出来る

と言うことになります。

美容師さんと相談して、素敵な髪型を楽しめると良いですね。

 

今回は「【現役美容師が解説!】デジタルパーマとは何か?もちが良いのは本当か!?分かりやすく解説します。」をテーマにお伝えしました。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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