縮毛矯正とストレートパーマの違いは?どっちをしたら良いの?

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毎朝の爆発ヘア。

忙しい朝の時間に困りますよね・・・。

縮毛矯正でスタイリングが楽になるのは知っているけど、そもそもストレートパーマとの違いってあるの?

ストレートパーマって言うくらいだから、ストレートになるのかな!?

 

今回は「縮毛矯正とストレートパーマの違いは?どっちをしたら良いの?」をテーマにして、美容師歴20年以上、オーナー兼現役美容師の私が、個人的見解も含めて解説していこうと思います。

最後までどうぞよろしくお願いいたします。

【縮毛矯正とストレートパーマの違いって何?】

この5点で解説していきます。

①時間と料金の違いは?

②仕上がりの違いはあるの?

③使い分け方が知りたい!

④なぜややこしい名前になったか?

【まとめ】

順番に解説していきましょう♡

①時間と料金の違いは?

  ストレートパーマ 縮毛矯正
料金 6,000円~10,000円 10,000円~20,000円
時間 1.5時間~2時間 2時間~3時間

ご覧の通り料金の差はだいたい10,000円くらいは、どこのお店もでも変わってきます。

ストレートパーマの方が安く、縮毛矯正の方が料金が上がります。

仕上がりの違いもありますが、単純に技術料と時間の違いですので、縮毛矯正の方が割高です。

基本的に、私たち美容師の料金は名前の通り「技術料金」です。技術に支払われる料金ですので、縮毛矯正の方が技術力が必要だと言うことになり、料金が高くなります。

もちろん時間もストレートパーマに比べて縮毛矯正の方が倍くらいかかります。

これは1剤と2剤の間に、髪の毛を乾かす時間とアイロンを通す分の時間で1時間~1時間半ほど多くかかります。このアイロン操作が縮毛矯正の肝ですのでこれを適当にやったり、急いだりすると仕上がりに関わりますのでアイロン操作は縮毛矯正にとって重要な手順となります。

お店によってはもっと、数時間変わるところもあるようです。

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②仕上がりの違いはあるの?

仕上がりの違いは・・・

大きく変わります。

全然違うと言っても良いでしょう。

そもそも「ストレートパーマ」「縮毛矯正」の歴史が違い過ぎます。

むしろこの歴史の違いが、技術名のややこしい原因ではないかと思います。

これに関しては後記します(④なぜややこしい名前になったか?)。

ひとまず、仕上がりの違いを解説いたします。

  くせ パーマ
縮毛矯正 伸ばす 落とす
ストレートパーマ 弱める 弱める

・縮毛矯正

基本的にどんなくせでもパーマでも伸ばすことが出来ます。

ごくまれに黒人のようなクセの場合に仕上がりが甘くなることもありますが、基本的にはほぼどんな方もストレートに仕上げます。

くせを伸ばして、サラサラのストレートヘアに憧れている場合は縮毛矯正となります。

・ストレートパーマ

くせは伸びません。残念ですが、伸びないのです。

正確には、多少のくせでしたら伸びるし、ボリュームダウンにはなります。ただしサラサラのストレートヘアにはなりません。

また、パーマ落としとしては、「元々がストレートの髪質」でしたら落ちます。しかし、「元々はくせ毛でパーマをかけた場合」はパーマは落ちますが、くせは残ります。

ストレートパーマは、ドレッドヘアやアフロヘアのようなハードパーマではない限りパーマは落ちると思って良いでしょう。

・パーマ落としはダメージが大きい?

ちなみにパーマ落としはダメージがかなり加わります。

仕上がりの違いとは少し話がそれますが、パーマをかけて、ストレートパーマでパーマを落とすのはかなりダメージを覚悟した方が良いです。もちろん縮毛矯正でパーマを落としてもダメージが大きいです。

枝毛や切れ毛もそうですが、その後、数年にわたってパーマはかけられないし、カラーの色味も濁りやすくなります。

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③使い分け方が知りたい!

そうなるとどんな状況で使い分けたら良いのでしょうか?

使い分け方の基準は

・自分のくせがどの程度か?

・仕上がりはどれくらいが希望か?

・その他

この3点が基準となりますが、大事なのは上の2つです。

表で表すとこんな感じ。

  サラサラストレート 程よいストレート、ボリュームダウン
くせの強さ(10cm以下) 縮毛矯正 相談
くせの強さ(10cm以上) 縮毛矯正 ストレートパーマ

くせの強さで「10cm」と言う見分け方はどういうことかと言うと。

(彼女の場合はくせではなくパーマです。)

くせの始まりから、次のくせの始まりまでの直系が10cm前後かどうかで判断します。

ちなみに写真の場合は10cm以下の判断となりますので、縮毛矯正がおススメとなります。

・サラサラストレートが希望の方

10cmに関わらず、サラサラのストレートヘアが希望であれば縮毛矯正をチョイスします。

・程よいストレートまたはボリュームダウン

(くせが10cm以下の場合)

また程よいストレートで良いけど、10cm以下でやや強めのくせの場合も縮毛矯正をおススメします。相談としてますが、私なら縮毛矯正ですね。

なぜかと言うと、10cm以下のくせの場合は、ストレートパーマの効果が分かりにくくなり、結局「かけなくても良かった」とか「やっぱりサラサラにしたい」などとなり、その後はやるなら縮毛矯正となる方が多いからです。

もちろん、ボリュームダウンだけで良い方や、ほんの少し収まってくれれば良い方はストレートパーマでも構いません。

(くせが10cm以上の場合)

くせが10cm以上の場合は弱めのくせとなります。

この場合、サラサラを望まない限りは、ストレートパーマでも良いでしょう

しかし、先ほどもお伝えしている通りで、ストレートパーマをするとその後に枝毛にもなりやすく、またパーマもかけれませんし、カラーリングも濁りやすくなります。

そのあたりのリスクも踏まえてストレートパーマをすることをおススメいたします。

私個人としては、それくらいのくせの方であれば、くせを活かしたヘアスタイルをおススメするか、縮毛矯正をおススメします。

・その他

その他と言うのは、縮毛矯正の種類の違いです。

現在は縮毛矯正と言っても、弱酸性の薬剤からアルカリ性の薬剤まであります。

やはりアルカリ性の薬剤の方が、パワーが強いのでクセの伸びも良くなります。しかし、強い分髪への負担もありますし、仕上がりの違いも出てきます。

もし気に入っているお店で弱酸性の薬剤が置いているなら、私はそちらをおススメします。

単純に弱酸性の薬剤の方が、柔らかい仕上がりになるからです。手触りも柔らかく滑らかで、その後のカラーリングの濁りも感じません。あくまでも個人の感想ではありますが、カラーリングの濁りが感じにくいのはかなりのメリットだと言えます。

また弱酸性の薬剤の方が、根元のボリュームを残しやすいので、ペタッとなるのが気になる方にも向いております。

ただし、薬剤が弱い分くせを伸ばすのが技術的に難しくなりますので、美容師さんと相談してください。また、くせが本当に強い場合は通常のアルカリ性の薬剤でやった方が良いでしょう。

アルカリ性の薬剤が悪いわけではなく、くせが伸ばせるなら弱い方が良いと言う判断です。

・注意点

ちなみに、先ほどのくせの強さを10cmで判断する場合は、一番伸ばしたい箇所で判断してください。

例えば、全体的には10cm以下だけど、それよりも前髪が強い場合は縮毛矯正をおススメします。やはり、一番伸ばしたいところを伸ばせないと気になってしまいせっかくの施術が意味のないことになります。

この辺りの判断は、美容師さんとよく相談すると良いです。

全体を縮毛矯正しなくても、前髪だけとか、顔まわりだけと言うように、ポイントでかけることも出来るので、気になることと、仕上がりの希望をしっかり伝えることをおススメします。

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④なぜややこしい名前になったか?

ちなみにどうしてややこしい名前になったのでしょうか?

ストレートパーマって言うからストレートになると思いきや、なりませんからね・・・。ややこしくなります。

元々はストレートパーマと言う技術は昔からあり、その当時はそれしかありませんでした。

縮毛矯正と言う技術が日本で出てきたのが、25年ほど前になります。

今でもありますが、ミス〇ーハビッ〇と言う商品名で当時の世の中を席巻しました。当時はくせ毛がサラサラのストレートになるなんて思っていませんでしたから、とても驚いたのを覚えています。当時は驚愕と言っても言い過ぎではないくらいの衝撃でした。

ちなみに当時の金額は7万前後だった気がします。20年以上前でこの金額は凄いですよね!今では一般的になり15000円前後で施術できるので、くせのある方はかなり助かっていると思います。

話を戻して、これによって、ストレートにすると言われる技術が2種類となりました。

当時、美容室としては縮毛矯正をやっていない美容室もありましたから、そこはそのまま「ストレートパーマ」が残り、差別化をしたい美容室が「縮毛矯正」として売り出したのが、ややこしくなった始まりです。

縮毛矯正は今では一般的になったので、むしろ今の30歳くらいの年齢の方からすると、物心ついたころから縮毛矯正は存在しているので、もういいのかなとは思いますけどね。

これはもう美容室の方で、名前を変えると良いと思っています。

美容室によってはストレートパーマは行わずに、縮毛矯正に絞ってやっているところもありますからね。

ちなみに私の店では「ニュアンスストレート」と言うメニュー名になっています。

あくまでもニュアンスです。

名前のややこしい原因はこんな感じで始まったのでした。

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【まとめ】

縮毛矯正とストレートパーマの違いが分かりましたでしょうか。

金額と時間に大きな差があります。これは技術の手順による違いもあるし、技術の高さの違いでもあります。

どちらをやった方が良いかの判断はくせの強さと、仕上がりの希望によりますが、判断する材料としてはくせの強さが直系10cm前後かどうかで判断してみましょう。

ただし、一番伸ばしたい部分で判断しないと仕上がりに差が出ますのでご注意ください。

やはりくせを伸ばしたい!と思っている方は、サラサラへの憧れもあると思いますので、縮毛矯正をやるのが良いと思っています。

今ではどこのお店でも縮毛矯正をしていますが、あまり安いからと言って、いつもと違う店に行くのは気を付けてくださいね♡

 

今回は「縮毛矯正とストレートパーマの違いは?どっちをしたら良いの?」をテーマにして解説していきました。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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