美容師になるためには避けて通れないのが面接ですが、その際にはさまざまな質問を受けることになります。
むしろ美容師の就職試験で、筆記試験をするところの方が少ないでしょうから、面接がかなり重要になってきます。
今回は「美容師の面接で絶対に抑えておきたい質問は?」をテーマにして、美容師歴20年以上、オーナー兼現役美容師の私が、美容師の面接時の質問について解説してみたいと思います。
実際に面接してますので、かなり参考になるかと思います。
最後までどうぞよろしくお願いいたします。
【美容師の面接で絶対に抑えておきたい質問は?】
美容師に限らず、面接での質問はある程度準備していないと、すっとは答えられないことがあるでしょう。
そもそも慣れない面接ですので、緊張もするし、少しでも良い返答をしたいので、知っちゃかめっちゃかしてしまいますよね・・・。
質問の中で、しっかり答えを持っておいた方が良いと思う質問を順番に解説していきます。
一般的な質問はいくらでもあると思いますので、いくつか厳選して紹介します。
①なぜ美容師を選んだか?
1番初めは、「なぜ美容師を志したのか?」です。
最も聞かれるであろう、重要な質問です。
この答えで、どんな人間性なのか、将来をどのように考えているのかが分かります。
派手に思われがちな職業ですので、あいまいではなくしっかりと思いをまとめておきましょう。
公務員のような安定した職業ではなく、事務職のように土日休みでもありません。
「美容師」を選んだ理由を伝えましょう。
②なぜ当社を選んだか?
数あるサロンの中からなぜうちなのか?
もっと有名なサロンがあるのでは?もっと給料の良いサロンが?などなど。
どちらかと言えば、面接しているこちら側が聞きたいのです。
お店を経営していると、自分たちでも気づかない魅力があのかどうかを聞いてみたいのです(笑)
ぜひどういった印象なのかをお話しください。
③どのような美容師になりたいか?
「なぜ美容師を目指したのか?」と似てますが、更に詳しくどんな美容師になりたいのかを考えておきましょう。
将来、経営者になりたいのか、トップスタイリストとして活躍したいのか、ブライダルをしたいのか、ヘアメイクがしたいのか、ママスタイリストなどなど。
自分を見つめ直すいい機会です。
適当に考えずに、しっかり考えるのも今後に繋がりますよ♡
④自分の長所と短所はどこですか?
自己分析力です。
自分を知っているとコントロールできますし、またそれを伝えることで、教育する側も助かります。
基本的には自己アピールですので、短所であっても長所として言い換えたり、短所を素直にとらえてどのように工夫しているかを伝えるのが大切です。
⑤学校生活で印象に残っていることは?
学級委員長だとか、何かの代表とかそういったことは、正直どちらでも良いです。
もちろん、頑張って取り組んだことは良いですし、思い出として宝物ですが、それをアピールしすぎると、こちらとしては意味のない自慢に聞こえます。
それよりも、どういったスタンスで先生や学習に向き合っていたのか、友達とどのように関わっていたのか、空いた時間をどのように使っていたのかが大切です。
「はっ」としたことや、「ドキッ」としたことでも良いでしょう。
どういった感性があるか知ることが出来ます。
この5つはしっかり考えをまとめておきましょう。
▼おススメ記事▼
【更に転職の場合】
⑥以前の職場は何でしたか?転職理由は何ですか?
職種自体が違う場合は聞かれます。
私も公務員のような職種でしたので、もちろん聞かれました。
以前の職種にあったメリットをいったん捨てての転職なのですが、なるべくポジティブな言葉で説明するように心がけましょう。
不平不満ばかりだとまず落ちます(笑)
⑦転職の回数が多いのはなぜですか?
職種、職場に限らず、転職が多い場合ももちろん聞かれます。
当然、うちに入っても転職するだろうと思われますので、何が気になっての転職なのか、なぜ回数が多いのかを分かりやすく説明しましょう。
回数が多くても、説明の仕方次第では問題ありません。
考えがまとまっていて、説明がステップアップであればより合格に近づくでしょう。
⑧以前の職場での不満は何でしたか?
⑦と似てますが、具体的に不満は何だったのかを聞かれます。
もちろん移ったとしても不満が変わらなければ転職を繰り返すのですが、美容室としても改善するいい機会となります。
実はサロンの中から不満があっても中々変わりづらいのですが、外から言ってもらうと変わりやすかったりもするので、丁寧な言葉で説明するようにしましょう。
⑨以前の職場での売り上げはどれくらいでしたか?
こちら側の目安です。
どれくらいのお客さんを回すのかの目安を立てるために聞きます。
もちろん、多少は盛って伝えましょう。(笑)
基本的に転職はステップアップですので、自分を少し背伸びしたくらいを現状として伝えて、その後頑張りましょう。
売り上げは、お客さまからの信頼です。
⑩何か質問はありますか?
給料やボーナス、休日などこの辺りはしっかりと聞いておいた方が良いです。
後から「違う」となってもまた転職を繰り返します。
聞きにくいことかもしれませんが、お金と休みはしっかりと。
またその他でも聞きたいことは遠慮せずに聞きましょう。
基本的に、この10個に関してはしっかりと押さえておきましょう。
また大切なのはポジティブな言葉、丁寧な言葉です。
言葉遣いは、その人の態度を表します。
普段から丁寧な言葉を使うように心がけると、面接だけでなく、お客さんにも信頼される美容師になると思いますよ。
【まとめ】
美容師の試験は、主に面接です。
筆記試験をするところもありますがごく珍しいでしょう。
また実技試験をすることもありますが、技術に関しては、入社後にいくらでも教えることが出来ます。
ここで大切なのは、やはりどういった人間性なのかが、重要になるので、この10個の質問に関してはしっかりとまとめておきましょう。
今回は「美容師の面接で絶対に抑えておきたい質問は?」をテーマにして解説してみました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
▼おススメ記事▼
・美容師でも年収1000万円は可能!?では、なぜ年収が低いのか?
コメントを残す