多くの美容室では、カットの時に「シャンプー」をしてから、カットをします。
特別な理由が無い場合は気にする事もなくシャンプーをしてもらうのですが、実際にシャンプーは必要なのでしょか?
もしくはシャンプーをしない場合は何か変わるのでしょうか?
今回は【美容室のカットでシャンプーは「なし」に出来るのか?】をテーマにして、美容師歴20年以上、オーナー兼現役美容師の私が、美容室のシャンプー事情を解説したいと思います。
最後までどうぞご覧ください。
【美容室ではシャンプーなしでも良いのか?】
美容室でカットをする場合、シャンプーは「なし」でも大丈夫です。
色々なお客さまがおります。
横になるのが難しい方や、移動が難しい方、急いでる方、様々ありますよね。
もちろんパーマやカラーの場合は、最低でも1度はシャンプー台に行くのですが、カットの場合は無理にシャンプーなどをしなくても大丈夫です。
ちなみにシャンプーをしない場合にどうやってカットをするのかと言うと
①そのままドライカット
髪の毛にクセの無い状態(結いグセなど)であれば、そのまま切ることも多々あります。
くせ毛ではなく、結んだりアレンジをしてない状態であれば、そのまま切って量の調整をした方が良い場合もあります。
もちろんシャンプー後にチェックはしますが、問題はありません。
特に肩より下の場合(ミディアム~)はほとんど影響はないでしょう。
また、子供の場合は特にシャンプーはしないことが多いです。
そもそも子供だと、長い時間美容室にいることも難しいので、ささっとカットして終了した方がスムーズだと言えます。
洗ったり乾かしたりしていると飽きてしまうことも多いので・・・。
慣れるまではその方が負担も無いので、子供の時はほとんどシャンプーはしません。
②スプレーヤー(霧吹き)で濡らしてカット
シャンプーはしなくても、スプレーヤーで濡らしてカットすることもあります。
特に肩より上の場合(主にショートスタイル)は、やはりつむじやクセに影響されますので、1度濡らして、毛流れをリセットしてからカットすることが多いです。
無理にシャンプーしなくても、移動もありませんし、しっかりとカットできるので、高齢の方をカットする時はスプレーヤーを使うことが多いです。
またカラーリングやパーマを一緒に行う場合に先にカットする時は、スプレーヤーで濡らしてからカットします。
パーマやカラーの後にシャンプーは絶対しますので、工程をスムーズにすることと、時間の短縮のためにシャンプーではなく、スプレーヤーで濡らしてからカットすることもあります。
このように、先にシャンプーをしなくてもカットをする方法はあるし、シャンプーをせずにカットをしても問題はありませんので、そのような場合もご安心頂けると思います。
急いでる場合や移動が困難な方は遠慮せずに美容師にお伝えして良いです。
【なぜカットにシャンプーが付いてくるのか?】
では、なぜ一般的に、カットにはシャンプーが付いてくるのでしょうか?
1番の理由としては、切りやすいからです。
要は作業効率ですね。
髪の毛が濡れている方が、クシで梳かした時に収まってくれるし、寝癖などのクセも取れるので、カットがしやすくなります。
特にショートスタイルの場合は、根元が潰れるクセが付いていたりすると、その後自宅でシャンプーするとクセが取れて、美容室の仕上がりとは変わってしまうので、先にシャンプーをしてクセなどをリセットした形でカットすることが多いです。
そもそも、美容師がカットの練習をするときは、濡らしてからカットします。
ですので「基本」が濡らすなので、シャンプーをしてからの方が慣れていると言う訳です。
また、その他の理由としては、「気持ち良いから」となります。
美容室は単に髪を短くする場所ではなく、リラックスして疲れを取る癒しの空間でもあります。
ですので、シャンプーしてゆっくりしてもらった放が満足感も上がりますよね。
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【シャンプーをしないと料金は変わる?】
基本的にはシャンプーをしなかったからと言って料金が変わるサロンは少ないでしょう。
料金表示も【カット(シャンプーこみ)○○円】となってるはずです。
ごく少ないですが、カットはカットのみで別料金のところもあるので、そういった場合はもちろんシャンプー代はかかりません。
が、基本的には別料金のところは少ないので、かかると思った方が良いでしょう。
また身体的な理由などで、ごくたまにシャンプー出来ない方もいると思うので、そういった場合は要相談ということでよろしいかと思います。
【まとめ】
美容室でカットの時にシャンプーをしなくても大丈夫です。
シャンプーをしなくても、カットをする方法はあるので、ご安心ください。
またシャンプーをしなかったからと言って特に料金的に変わることは、ほとんどの場合ありません。
お店のシステムにもよりますが、カット料金にシャンプーが含まれていることが多いので、やらないからと言って安くなるわけではないのです。
ただし、基本的に美容師は濡れた状態でカットの練習をして育つので、時間があるならシャンプーもした方がおススメです。
今回は「美容室のカットでシャンプーは「なし」に出来るのか?」をテーマにして解説していきました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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