カラートリートメントと聞くと、白髪用のイメージがありますが、茶色く明るくした髪の毛を落ち着かせるのにも有効です。
就活や、実習などの短い期間や、決まった日だけのようなときにわざわざ暗く染めなくても問題なく利用できるのが「カラートリートメント」です。
今回は「就活でも大丈夫!カラートリートメントのやり方♡」をテーマにして、美容師歴20年以上、オーナー兼現役美容師の私が、カラートリートメントのやり方を解説していきたいと思います。
最後までどうぞよろしくお願いいたします。
関連記事:就活だけど黒染めはしたくない!他の方法は無いの!?
【就活でも大丈夫!カラートリートメントのやり方♡】
今回紹介するやり方は「就活」や「実習」の場合にどのようにやるか?をテーマにしてますので、「根元の白髪に困っている方」などは別の機会に解説しますのでご了承ください。
・用意するもの
①カラートリートメント
当たり前ですが、「カラートリートメント」が必要です。
「カラー剤」を「トリートメント」に自分で混ぜるのではなく「カラートリートメント」です。
何を買って良いのか分からない人は、これ↓で大丈夫です。
Amazon ホーユー レセ カラートリートメント【ダークブラウン】245g
「ホーユー」と言うメーカーで、美容室に「カラー剤」を提供しているメーカーですので、その後にカラーリングを美容室でやろうと思った場合でも、問題なく出来ます。
金額的にも手ごろですし。
「10トーン~12トーン」くらいのやや明るいブラウンが「7トーンダークブラウン」に仕上がります。
回数にもよりますが、それよりも暗くすることも可能です。
一般的な就活や実習だと7トーンくらいで大丈夫なようなので、この商品で十分だと思います。
決して「黒」を選ばないようにしてください。
カラートリートメントで「黒」を選ぶと、変な色になりやすいです。
変な色と言うのは、メーカーによって違うので表現できませんが、止めておきましょう。
次回のカラーリングの時にも邪魔になるし。
ご注意を!
②ジャンボコーム
大きいコームです。
何でも良いのですが(笑)、我々が使っている物があったので紹介しておきます。
何でも良いのですが、こういったコームの方が耐久性も良いし、カラーにも強く出来ているので、長く安心して利用できると思います。
基本的に「手」で馴染ませるよりも「コーム」を使った方がより馴染みます。
手よりもコームの方が目が細かいですからね。
またもっと目の細かいコームだと、コーミング(梳かす)しているうちにトリートメント自体を取ってしまうので、色の乗りが悪くなります。
ですので、これくらい目の粗いジャンボコームがおススメです。
③手袋
何でも良いですが(笑)必要です。
「トリートメントでしょ!」と言って舐めてると、手が染まります。
手は暖かいので、意外と簡単にシワに入って染まります。
石鹸で洗えば取れるので、気にしない人は良いですが、年ごろの女の子で手が茶色いのもどうかと思うので、ドラックストアなどで良いので使い捨ての手袋を用意しましょう。
一応こんな感じ↓
Amazon コモライフ ズレずにフィット ポリエチ手袋 100枚入 Mサイズ 使い捨て 左右兼用 調理 キッチン 掃除 ガーデニング 介護
一回で染まるわけでもないので、就活が長くかかりそうな場合は枚数あっても良いですね。
これくらいであれば安いし。
少なくても10セットくらいあった方が良いですよ。
手が染まらなければ良いので、素材は何でも良いのですが、最低でも3回か4回はカラートリートメントを使うと思うので、余裕を持って10セットほどはご用意ください。
④心の時間(笑)
結構大切です。
急ぐと良いことありません。
また1回で完璧になることは無いので、2回目、3回目とフォローできる時間と余裕が必要です。
コーミングするのも、放置するのも、時間がかかるのである程度心の余裕のある時に。
急に前日になって「ヤバい!ヤバい!」とならないように。
【カラートリートメントの手順とポイント!】
順番は簡単です。
シャンプー→流す→タオルドライ→①馴染ませる→②放置→③流す→タオルドライ→乾かす
この流れです。
このうち①、②、③を詳しく解説していきます。
①馴染ませる
シャンプー後にタオルドライしてからスタートです。
初めに使う量は・・・全体に馴染む量です(笑)
通常のトリートメントと比較すると10倍くらい使います。
何せ、髪の質感を上げるのが目的ではなく、色を染めるのが目的なので、染まりムラの無いようにするには、それなりの量が必要です。
回数を5回、6回と繰り返しても良い場合は薄く伸ばしても良いですが、3回程度で仕上げたい場合はしっかり量を塗布しましょう。
通常使うトリートメントの3倍くらいを出し、根元から付けていきます。
チューブからむにゅ~っと直接分け目を狙って頭皮に付けても良いです。
これを3回ほど繰り返し、根元から毛先まで全体に馴染ませます。
全体に馴染ませたら、ここで「ジャンボコーム」の登場です。
指で馴染ませていたのと違い、コームで馴染ませることによって、よりムラの無いように仕上がります。
前から後ろにコーミングしたら、右から左、左から右、前から後ろ、右から左、左から右・・・と言うように全体を馴染ませます。
大体1分から2分程度コーミングしていると十分なくらい馴染みます。
これを何となくチャチャッとやると、せっかくカラートリートメントをしているのに、何となくムラになったり、思ったよりも染まりが悪かったりします。
「使う量」と「コーミング」が馴染ませるときのポイントです。
②放置
放置時間は10分~15分です。
これよりも長い時間を置いても問題はありません。
特にダメージするわけでもないので。
ただし20分以上置いても、あまり効果は上がりませんので、長く置く場合でもほどほどにしておきましょう。
それよりも3分など短い時間の場合が効果が下がりますのでご注意ください。
心の余裕があるときです(笑)
またトリートメントと言っても、カラーの成分があるので、背中などに垂らしたままだと背中も染まります。
ダッカール(髪を挟むやつ)などで、くるっとして止めておきましょう。
手袋をしているので、手は大丈夫ですがその他の部分が染まります。
③流す
良く流して終了です。
この時しっかり流さないと、枕に色が付いたり、次の日に洋服に色が付いたりします。
あくまでもカラーの成分が入ってます。
しっかり流すことです。
もし不安であれば、軽くシャンプーしても良いです。
その後、いつも使っているトリートメントを馴染ませてから終了しても良いでしょう。
「せっかく染めたし、簡単に流そう!」ってやると、意外なところで「ぎょっ・・・」としますのでご注意ください!
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【注意点!】
①1回では染まりません!
カラートリートメントはダメージも無いし、気軽に出来ますが、通常のカラーリングとは違って1回では染まりません。
最低でも3回は必要です。
ですので、就活や実習などは面接日や期間が分かっているでしょうから、「最低でも3回」を念頭に置いてスケジュールを立てましょう。
②色落ち
先ほども触れてますが、カラートリートメントも色落ちします。
枕についたり、ブラウスについたり、汗で流れてきたり・・・
原因は「甘い流し」です。
ですので対策としては「しっかり流す」こと。
不安であれば、軽く泡立ててシャンプーすれば問題ありません。
髪の表面に余分に付着しているカラートリートメントが色落ちの原因なので、しっかり落とすことが大切です。
就活や実習であれば、きちっと結んだりすると思いますが、「白いブラウス」や「白衣」など白い衣服を着る時は特に注意が必要です。
やはり心の余裕です(笑)
しっかり流しましょう。
【まとめ】
カラートリートメントは、シャンプー後にタオルドライしてからスタートです。
大切なのは「①馴染ませ②放置時間③流し」の3つ。
それぞれをしっかりやれば、3回目、4回目にはしっかりトーンダウンして、就活や実習にも問題ない明るさになりますので、ぜひお試しください。
くれぐれもしっかり流すこと!を忘れずに。
就職活動、実習活動を応援しております。
今回は「就活でも大丈夫!カラートリートメントのやり方♡」をテーマに解説していきました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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