産まれたての赤ちゃんを見て、笑顔にならない人はいませんよね。
ぎゅーって抱きしめて、離したくないくらい。
私はそんな感じでした。懐かしい。
そんな赤ちゃんですが、産まれて数ヶ月が経ち、ふとしたときに「髪の毛が薄いけど・・・どうなの?」そんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
まだ数ヶ月だし。と思いながらも、多少気になる。
っていうか、気になってきた。
「この子の髪の毛はちゃんと生えてくるのだろうか?」
今回は「赤ちゃんの髪の毛が薄い!?大丈夫なの?対処法は?」をテーマに、美容師歴20年以上、現在はオーナー兼美容師の私が、現場で見ていることや個人的な考えも踏まえながら、分かりやすく解説いたします。
最後までどうぞよろしくお願いいたします。
【赤ちゃんの髪の毛が薄い!?大丈夫?】
産まれたての赤ちゃんはそれぞれ個性たっぷりで、泣いている子もいれば、眠ってばかりの子、笑ってばかりの子もいます。
同じように髪の毛も個性豊かです。
心配なくらい薄い子もいれば、笑ってしまうくらい多い子もいます。
個人差があるのは分かっていても、お母さんにとってはいつまでも薄いのと心配になりますよね。
そんな赤ちゃんの髪の毛の事情を少し詳しく見ていきましょう。
・赤ちゃんの髪の毛が薄いのはなぜ?
①薄くても心配ありません!
髪の毛が薄いと心配になる気持ちは分かりますが、心配は無用です。
個人差だと言うのはご理解いただけると思いますが、産まれたばかりの赤ちゃんの毛はまだ産毛です。胎毛とも言います。
要は髪の毛ではないのです。産毛なのか髪の毛なのか、まだはっきりしない毛です。大人のようにヘアサイクルも整っていない産毛です。
この状態が3ヶ月~1年ほど続きます。(当然もっと続く子もいます。)
生え際や耳回りなどは特にどっちの毛か分からないような毛が多いです。
進化の過程で人間にはあまり毛がありませんが、本来は毛で覆われていた動物です。それが人間になるところですので、抜けたり生えたりの期間ですから、この時期の多い少ないは心配なさらずに。
実際、妊娠3~6ヶ月の胎児のときに産毛が生え始め赤ちゃんを温めてくれます。
そして32週~36週にはたいていの赤ちゃんはこの産毛は抜けるそうです。
なので、予定日よりも早いうちに生まれてくる赤ちゃんは毛深いことが多いようですね。産まれてくるまでに色々あるものですね。
産まれてからも、成長の早い子もいれば遅い子もいます。ひとまず様子見ましょう。
②3歳前後からきちんと生え変わる
ちょうど成長期の時期ですね。
赤ちゃんだけでなく、これは子供も同じで成長期と同時に髪質も変わります。
3、4歳前後までは特に成長期ですから、身長や体重と共に体のいたるところに変化が出ます。髪の毛も同じで、大体平均するとこのころまでに髪の毛が赤ちゃんの頃よりもしっかりしてきます。(成長度合いは差がありますから心配せずに!)
ふわ~っと柔らかいサラサラした毛が、ハリコシが出てきたり、茶色かった毛が黒くなってきます。(それはそれで少し寂しかったり・・・)
中々複雑ですが、一安心と言ったところでしょうか。
このころになると、赤ちゃんの髪の毛の多い、少ないの差が縮まります。
③赤ちゃんの髪の毛を剃ると増えるってホント?
増えません。
増えませんので、何か特別なことがない限り止めましょう。
昔、日本の文化的に剃ると増えると言うような風習はありましたが、実際は増えることはありません。
剃れば、生えそろうので、その後に伸びた時に増えたように感じるだけです。
剃れば増えるは勘違いです。後々切れば同じこと。
反対に、かみそりで剃って傷つけて炎症を起こしたり、赤ちゃんでしょうから急に振り向いたりしますから、かみそりなんて危険極まりありません。
絶対に止めましょう。
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④それでもまだ薄い場合は?
そうは言っても、まれに薄いままの子もいます。
・湿疹や赤みのある時は皮膚科に相談しましょう。
・5歳ほどになっても薄い場合もあります。10,000人に1人くらい薄い場合もあるようです。基本的には個性の内ですが、5歳くらいまで待っても生えてこない場合は、お母さんも心配になるでしょうから病院で診てもらっても良いと思います。
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・赤ちゃんの髪の毛は遺伝は関係あるの?
遺伝は関係あります。
ただし、赤ちゃんの状態で判断するのはまだ早いです。
赤ちゃんのうちは、先ほどお伝えしている通りでまだ産毛です。
顔だって、体だってどっちに似るのか分かりません。
密かに「似てほしい!」と思ったところは似てないし、出来れば「似てほしくないところ」はだれが見ても似てるし。なんてこともあるあるです。
赤ちゃんのうちはまだまだ分かりませんので、遺伝を心配するのは時期早々です。
実際に髪の毛の遺伝を感じるのは、13歳ころからの成長期を過ぎてからです。そのころになると髪質は大体分かりますので、それまでは楽しみに。
顔だちもそうですが、髪質も結構急に変わりますよ。
【ちなみに】
遺伝とは少し変わりますが、妊娠中の食べ物や生活環境は影響します。
妊娠中の栄養は食べ物でしか与えることは出来ませんし、タバコを吸っているとニコチンが赤ちゃんの髪の毛から抽出されるそうです。
子どもが欲しいと考えている場合は、この辺りも踏まえて生活をするのが望ましいですね。
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【赤ちゃんの髪の毛が薄い場合の対処法は?】
・赤ちゃんの髪の毛が薄い時の対処法はある?
赤ちゃんの時点で、何かのドリンクや、飲み薬や生え薬はありません。
赤ちゃんの髪の毛の成長は、赤ちゃんの成長と直結します。
唯一あるとすれば「良く笑わせる」ことです。ぐっすり眠ってもらい、よく笑う。髪の毛は脳と直結しているので、もしストレスを感じていたら可哀想です。
出掛ける時は、最近では可愛いヘアバンドもあるし、赤ちゃん用のリボンも沢山あります。男の子は気にならなくても女の子だと少し気になりますからね。
そういったヘアアイテムで可愛くアレンジしてください。赤ちゃんもきっと喜びますよ♪
・赤ちゃんの髪の毛が伸びてきた時のカットのタイミング
ようやく伸びてきたら、今度は邪魔そうで気になってきた。笑
薄毛で悩んでいた時に比べればうれしい悲鳴ですね。
しかし、目に入ったり、汗疹になったりで伸びた髪の毛も気になるもの。
赤ちゃんの髪の毛のカットについての記事ですので、合わせてご覧ください。
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【まとめ】
いかがでしたか?
赤ちゃんの薄毛について、何か参考になりましたでしょうか?
基本的に赤ちゃんの髪の毛は、まだ産毛です。3歳前後になるまでは、整いませんので心配なさらなくて大丈夫です。
5歳くらいになってもまだ薄い場合は、お母さんも心配でしょうから病院で診てもらっても良いと思います。大概は個人差だと思われます。
また、外出時に赤ちゃんの髪の毛が薄いのが気になる場合は、ヘアアイテムを上手に使って可愛くしてお出かけしてください♪
子育てって大変ですよね。分からないことばかりだし、それでも自分がやらなきゃいけないし。
髪の毛のことであれば、大概は説明できますので、もしお悩みがありましたら遠慮せずご相談ください。
今回は、「赤ちゃんの髪の毛が薄い!?大丈夫なの?対処法は?」をテーマに解説しました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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