ヤバい!カラーリングしなきゃ・・・
しかし急いている時に限って、美容室の予約が取れない・・・、そもそも行く時間がない・・・急なお呼ばれに間に合わない・・・どうしよう・・・。
こういう時ありますよね。
そんな時に助かるのが、ドラッグストアなどで売っている、市販のカラー剤となります。セルフカラーと言って、要は自分で染めるということですね。
手軽で、時間も取らず、便利に使っている方も多いのではないでしょうか?
はたして、「泡カラーは塗布しやすく髪に馴染ませやすいと聞くけど・・・?」
そんな泡タイプのカラー剤について、解説とおススメを現役美容師の目線で紹介してみようと思います。
泡カラーのメリット、デメリットは?
それではメリットから。
◉泡カラーのメリット
①泡で出るのシャンプーのように誰でも馴染ませやすい
②毛先まで無理なく包み込める
③馴染ませやすいのでムラになりにくい
④泡で馴染みやすいので、乳液よりも垂れにくい
この4つが大きな泡カラーのメリットと言えると思います。
具体的に詳しく見ていきましょう。
①泡で出るのシャンプーのように誰でも馴染ませやすい
今までの乳液タイプだと誰かにやってもらう分には問題ないのですが、塗ったところは良いけれど、ちゃんと薬剤が伸びてくれないと馴染まなかったのが、直接泡で出てくると、シャンプーのように泡立ててかなり馴染ませやすくなっております。
乳液タイプだと液体と固体の間ですから、泡の方が液体に近く、当然馴染みは良くなります。
②毛先まで無理なく包み込める
馴染ませやすくなっているので、当然毛先まで一気に出来ます。
ホントにシャンプーのように簡単です。
全くカラーをしたことない場合や、毛先のダメージが少ない場合は操作もしやすく便利ですよね。
③馴染ませやすいのでムラになりにくい
結果的に馴染ませやすいですから、当然ムラにもなりにくいです。
これまで乳液タイプだと、塗ったところと塗れていないところがはっきり出ていました。
④泡で馴染みやすいので、乳液よりも垂れにくい
乳液タイプだと固形に近く、コームなどに薬がたまってしまい気づいたら垂れていたりしましたが、泡ですと全体をモコモコしながら馴染ませるので、薬剤をその辺中に垂らす心配が少なくなりました。結構重要ですよね。
最近の泡カラーはより工夫をしていて、もちもちの泡で出るようになっており、更に垂れにくくなっております。
◉泡カラーのデメリット
①乳液タイプより色の染まりが薄い
②色の種類が少ない
③毛先まで包みやすい分、ダメージしやすい
そうなんですよ。。。
やはりデメリットもあるんです。
詳しく見ていきます。
①乳液タイプより色の染まりが薄い
クリームタイプ、乳液タイプのものを泡にするわけですから、当然染料は薄くなります。密度の違いですね。液体に近づくのでどうしても薄くなります。
染料の濃いものを使えばよいじゃん!と思う方もいらっしゃると思いますが、そういうわけにも行きません。反対に暗くなったり、ムラになったりする可能性が出てきますからね。そもそも泡になりにくいです。。。
そうすると、ムラになりにくいのが売りなのに、メリットが無くなりますからね。泡の特性上、クリームや乳液タイプよりも薄くなってしまいます。
②色の種類が少ない
これに関してはまだまだ研究途上中です。乳液タイプなども初めから幅広くああったわけではありません。当然ですが、ナチュラルな色味から研究が進み、次第に色の幅も出てくるものです。
白髪染め用に関しては少ないですが、おしゃれ染めはそれなりに種類はあるので、今後に期待しましょう!
③毛先まで包みやすい分、ダメージしやすい
個人的にはこれが一番気になっております。
染まり具合や色の幅は特性や研究の進み具合がありますが、先ほどメリットでも出ましたが、馴染ませやすい分毛先まで一気に染める方が多いのです。
勘違いしてほしくないのは、決して泡カラーが悪いわけではありません。
勿体ないからと言って、もしくは馴染ませやすいからと言って、無理に毛先まで染めないでください。(すでに毛先までカラーリングをしている場合です。)
無理に毛先まで染めなければ全く問題はありませんのでご心配なく。
(カラートリートメントはこちら「白髪染めトリートメントの効果や口コミは?市販のおススメ商品は何?」)
おススメの市販の泡カラーは?
私は20年以上美容師をやっておりますが、プロの私から見て、市販の泡カラーですとこれらがおすすめとなっております。
では、その泡カラーを詳しく解説していきましょう。
全24種類(白髪染め6種類、おしゃれ染め18種類)のカラーバリエーションから選べ、アフターカラーパック(カラーリング後の集中ケアトリートメント)が付いてくる。安定のブローネです。
市販の白髪染めと言えばブローネ。私も高校時代にお世話になりました。黒染めをするとき使った記憶があります。ちなみにその時は真っ黒になりました。。。カラスのように・・・。
しっかりとおしゃれ染めのラインナップもございますのでご心配なく。
全18種類。こちらは白髪染めではなくおしゃれ染めです。
アッシュやベージュなどを揃えており、若い子に人気のカラー剤です。
当然、ハイトーンまで明るさの種類が揃っております。
ハチミツ、植物、果実の潤い成分を配合しているのが特徴です。
市販のカラー剤メーカーとしては非常に珍しく、ホーユーはサロン専売品としても各サロンに提供があります。全く一緒ではありませんが、サロンから直接、リサーチも出来るので面白いと思います。
濃厚な泡でしっかり染めやすくなっているリーゼ泡カラー。
グレーやブルーの色味を加えることで、従来のカラーよりもサロンのカラーに近く、ベージュやアッシュなどの色味をキレイに出しやすくなっております。
やはり最近の人気カラーはアッシュやベージュが圧倒的ですからね。日本人は元々オレンジ味の強いメラニン色素なので、グレーやブルーを加えることによりオレンジ味を抑えてくれるのでキレイに発色しやすくなっております。
他のメーカーとは違って「ムースカラー」と呼んでおります。
特徴としては、取り置きできること。
余った分を無理に使ったり、捨てるのではなく、取り置きできます。
基本の色味はブラウンで他のメーカーに比べ色の幅は狭いですが、グレープシードオイルや月見草オイル、海洋コラーゲン、アロエエキスなどケアに力を入れております。
【泡カラーを使ってみての口コミ】
購入したきっかけ〕
40代になった辺りから耳元の白髪が目立つようになってきました。
美容院で白髪染め兼ねて地毛で通るくらいの明るさのブラウンにしているのですが、白髪の根元リタッチの度にお金を払うのはもったいないので、こちらを購入して見ました。
〔使い方〕
1液と2液を混ぜてから使うと泡の状態になって出てくるのでそれをムラなく塗れば大丈夫です。
〔使い心地〕
最近のヘアカラー材は進歩したなぁと思いました。
泡タイプってこんなに染めやすいんですね。昔に比べてツンとする嫌な臭いも少なくなったように感じます。
〔メリット〕
思ってた以上に染めやすいし、泡なので満遍なく行き渡ってムラが少ないように感じます。さすがは時代の進歩だなと感心させられました。
〔デメリット〕
たまたまなのかもしれませんが、付属の手袋がすごく貧弱ですぐに穴空いてしまって困りました。。
毛染めの液が垂れない。シャンプーをするようにリンスをするように使えるものがあったら・・・と思っていた時に見つけたのがコレ!
泡をリンスのように髪の毛につけるだけで毛染めができます。ものすごく楽でいいのですが、欠点はすぐに色落ちすること。1ヶ月持ちません。
セルフでするのは苦手でずっと美容室でしてきました。(CUTもこみですが1万円以上)ただもったいないな~と思い、泡なら失敗しずらいと友人に聞いてたのでこちらを利用するようになりました。たしかに従来のタイプより数段にあつかいやすいです。シャンプーするかんじですかね。あとお色も赤みがでにくいように染めされるので気に入っています。数年リピ中です。
中学生の頃から白髪と付き合っています。
色々使ってきたのですが、泡タイプは初めて使いました。
後ろまで自分で染められるので良かったです。液だれすることもなく、使いやすかったです。出来上がりは一見すると全体的に染まった感があったのですが、よく見ると白髪がキラキラして、ちゃんと染まりきっていませんでした。もともと色が入りにくい髪質みたいなので仕方ないかもですが。
やはり使いやすさに関してはとても高評価です。
ムラも少なく、液だれも少ないようで操作性は十分満足しているようですね。
しかし、色の染まり具合が少し薄いという口コミもありました。
この辺りを踏まえて、考えてみるのが良さそうです。
ちなみにそもそも
泡カラーって何?
泡カラーをご存意ない方のために少し補足です。
泡カラーとはその名の通り、泡で染めるカラー剤です。
通常、今までの市販のカラー剤は乳液タイプがほとんどでした。
これだとカラー剤としては染まりは良いのですが、自分で染める時の操作性の課題が残っておりました。要はクリームよりは馴染ませやすいが、まだまだムラになりやすい。。。
そこで泡で出るカラー剤の登場です。
それまでの乳液タイプではなく、直接泡で出る分、シャンプーのようにどんな方でも髪に馴染ませやすい!
そんなカラー剤です。
初めて聞いたときは「だから何なの?」という反応でしたが、よくよく考えてみるとシャンプーのように、髪を包めば良いだけですからね。とても簡単です。
(ちなみに美容室専用品でも泡のカラー剤はあったこともあるのですが・・・気づけば消えていきました。。。自分で塗るわけではないですからね。)
【まとめ】
◉泡カラーのメリット
①泡で出るのシャンプーのように誰でも馴染ませやすい
②毛先まで無理なく包み込める
③馴染ませやすいのでムラになりにくい
④泡で馴染みやすいので、乳液よりも垂れにくい
◉泡カラーのデメリット
①乳液タイプより色の染まりが薄い
②色の種類が少ない
③毛先まで包みやすい分、ダメージしやすい
いかがでしたでしょうか?
一口に「泡カラー」と言っても、各メーカーで特徴を出してますので、もう一度よくご覧になってみてください。
最後に
【美容師としての一言】
最後に現役美容師の私としては、色味や操作性も大事ですが、やはりダメージが一番気になります。
これは泡カラーに限らず、すべてのホームカラー、サロンでのカラーも含まっております。
伸びてきた根元を染めるようにして、なるべくなら毛先は染めないようにするのがベストだと思います。
サロンではすでに染まっている部分(カラー既染部)は、アルカリ濃度を下げたり、過酸化水素の濃度を下げたりと薬剤自体のパワーを下げて使用しております。
しかし、市販のカラー剤は、健康な黒髪を染めるものとして作られておりますので、当然パワーは強くなります。
その強い薬剤をそのまま毛先まで使うとどうなるか想像できますよね。
元々ダメージがあった部分ですから、よりダメージを重ねることになります。
そのうえ、長時間の放置などした場合・・・非常に困ります。
傷んでしまうと、どのカラーをやっても綺麗に染まらないし、日常のスタイリングが嫌になると思います。
当然、パーマもうまくかかりません。
そのあたりを踏まえながら、便利に使ってもらえればと思います。
いかがでしたでしょうか?
以上で「泡カラーのおススメは?メリット、デメリットと口コミは?」でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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