そろそろカラーリングしなきゃ!
そんな時に限って、美容室の予約が取れない・・・。
行く時間がない・・・。
こういう時ありますよね。
そんな時に助かるのが、ドラッグストアなどで売っている、市販のカラー剤となります。
手軽で、時間も取らず、便利に使っている方も多いのではないでしょうか?
そんな市販のカラー剤の中でも人気なのが「泡カラー」
今回は「【泡カラー】メリット、デメリットを美容師が解説!」をテーマにして、美容師歴20年以上、オーナー兼現役美容師の私が、話題の泡カラーについて解説してみたいと思います。
最後までどうぞよろしくお願いします。
【泡カラーのメリット、デメリットを解説します!】
・泡カラーのメリット
①泡で出るので誰でも全体的に馴染ませやすい。
②毛先まで無理なく均等に包み込める。
③馴染ませやすいのでムラになりにくい。
④クリーム状のカラー剤よりも垂れにくい。
この4つが泡カラーの大きなメリットです。
順番に解説いたします。
①泡で出るので誰でも全体的に馴染ませやすい!
今までのクリーム状タイプを自分で塗ろうとすると、ちゃんと塗布したつもりでも実際は薬剤が馴染んでなかったりすることがあります。
泡カラーは、泡状で出てくるのでシャンプーのように泡立てながら馴染ませやすくなっております。
②毛先まで無理なく包み込める
馴染ませやすくなっているので、当然毛先まで一気に出来ます。
ホントにシャンプーのように簡単に包み込むことが可能です。
全くカラーをしたことない場合や、毛先のダメージが少ない場合は操作もしやすく便利ですよね。
しかし、これがデメリットでもあるので少し頭に入れておきましょう。
③馴染ませやすいのでムラになりにくい
馴染ませやすいですから、当然ムラにもなりにくいです。
これまでクリームタイプだと、塗ったところと塗れていないところがはっきり出ていました。
特に根元の染めたい部分は髪の毛も密集してるのでクリームが浸透しにくい場合もあり、白髪のまま残ってしまうこともありましたが、泡状で馴染ませやすいので染まりムラも少なく出来ます。
④クリーム状のカラー剤よりも垂れにくい
クリームタイプだと固形に近く、コームなどに薬がたまってしまい気づいたら垂れていたりしましたが、泡カラーは泡のまま手を使って全体に馴染ませるので、薬剤をその辺中に垂らす心配が少なくなりました。
これって結構重要ですよね!
最近の泡カラーはより工夫をしていて、もちもちの泡で出るようになっており、更に垂れにくくなっております。
・泡カラーのデメリット
①クリームタイプより色の染まりが薄い
②色の種類が少ない
③毛先まで包みやすい分、ダメージしやすい
そうなんですよ。。。
やはりデメリットもあるんです。
詳しく見ていきます。
①クリームタイプより色の染まりが薄い!
クリームタイプのものを泡にするわけですから、当然染料は薄くなります。
密度の違いですね。液体に近づくのでどうしても薄くなります。
またクリームタイプの方が泡よりもべっとり髪の毛に付着しやすいので、同じ量を使ったとしても泡状の方が染まりが薄くなります。
それなら染料の濃いものを使えばよいじゃん!と思う方もいらっしゃると思いますが、そういうわけにも行きません。
染料を暗くすると当然暗くなります。
しかし放置する時間の調整で染まり具合はコントロールできるので、使い慣れている方にとってはデメリットでもないかもしれません。
・ヘアカラーの放置時間は「短め?長め?」染まり具合が変わるのか!? | 髪と頭皮と私 (kamito-touhito-watashi.com)
②色の種類が少ない
これに関してはまだまだ研究途上中です。
クリームタイプなども初めから幅広くああったわけではありません。
当然ですが、ナチュラルな色味から研究が進み、次第に色の幅も出てくるものです。
白髪染め用に関しては少ないですが、おしゃれ染めはそれなりに種類はあるので、今後に期待しましょう!
徐々に白髪染め用も色味の種類は豊富になってくると思います。
③毛先まで包みやすい分、ダメージしやすい
個人的にはこれが一番気になります。
結局これが一番ダメージに繋がるので、美容師としては気になるところ。
染まり具合や色の幅は特性や研究の進み具合がありますが、先ほどメリットでも出ましたが、馴染ませやすいので毛先まで一気に染める方が多いのです。
勘違いしてほしくないのは、決して泡カラーが悪いわけではありません。
勿体ないからと言って、もしくは馴染ませやすいからと言って、無理に毛先まで染めないでください。(すでに毛先までカラーリングをしている場合です。)
髪の毛は毛先に行くほどデリケートな状態になっています。
その時に薬が余って勿体ないからと言って一気に毛先まで包み込むと大幅にダメージが進みます。
基本的に白髪染めは伸びてきた根元を染めれば良いのですが、CMでも毛先まで泡カラーで包み込んでいるので同じように毛先まで包み込んでしまいます。。。
結果、ダメージが進んでその後髪の状態が悪くなります。
これだけは十分に気を付けましょう。
無理に毛先まで染めなければ全く問題はありませんのでご心配なく。
これは泡だからとかクリームだからの話ではなく、根元の薬を毛先まで使うとデメリットがありますよと言う話です。
使いやすく馴染みやすいのはとても良いことですが、だからと言って毛先まで使うのは避けた方が良いでしょう。
【まとめ】
泡カラーのメリットは馴染ませやすくムラになりにくいこと。
反対にデメリットは馴染ませやすいので、毛先まで染めてしまいダメージが大幅に重なること。
泡カラーを使う時に限らずですが、ホームカラーをするときは毛先まで染めるのはダメージに繋がりやすいと覚えておきましょう!
今回は「【泡カラー】メリット、デメリットを美容師が解説!これさえ知っていれば安心して使える!」をテーマに解説してみました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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