髪の毛にも紫外線の影響があるのをご存じでしょうか?
いつも通りにケアしていたはずが、気が付いたらパサパサに・・・。
髪がパサついてツヤがないと、いくら肌にシミやシワに気を付けていても、老けて見えてしまう原因にもなります。
肌や身体にはせっせと日焼け止めを塗っているのに、髪や頭皮は無防備のまま……なんて心当たりがある方も多いのではないでしょうか?
髪は人の体の中で太陽に1番近い場所になります。
太陽に近い分、紫外線のダメージを受けてしまうので、真っ先に守ってあげるべきですね。
今回は「髪の毛にも紫外線のダメージが!?影響と対策は?」をテーマにして、美容師歴20年以上、オーナー兼現役美容師の私が紫外線の影響と対策について解説していこうと思います。
最後までどうぞよろしくお願いいたします。
【髪の毛にも紫外線のダメージが!?】
髪の毛も紫外線の影響で日焼けします!
髪が乾燥したり毛先がパサつく原因はさまざまですが、夏の場合、まず疑うべきは日焼け。
当然ではありますが、紫外線は肌だけでなく髪にも降り注いでいます。
しかし、髪はほかのどのパーツよりも太陽に近いために紫外線の影響を受けやす状態です。
にもかかわらず、肌ほど髪に対しての紫外線対策ができていない人がほとんどではないでしょか。
それこそが、夏に髪のコンディションが悪くなる原因のひとつなのです。
髪が日焼けするとどうなるのか?
では髪が日焼けすると具体的にはどんな影響が起こるのでしょうか?
髪は紫外線のダメージを受けると、たんぱく質が硬くなり枝毛や切れ毛が出来やすくなり、パサつきやガサガサの原因となります。
たんぱく質が硬くなると、パーマをかけた時にうまくかからなかったり、カラーリングをしたときに、色が濁りやすくなったりと影響が出ます。
また、プールや海などで髪が濡れた状態で紫外線を浴びると、たった1日でもダメージを実感しやすくなります。
水に濡れた状態で紫外線を浴びると、毛髪の中で酸化が起き、ダメージを受けることがわかっています。
さらに髪の色素も酸化によって分解され、髪の毛が脱色されます。
サーフィンや水泳をやる人が髪の色が明るくなりやすいのもこのためなんです。
髪の内側は、肌と同じようにメラニンがあるため、紫外線をある程度は吸収することができます。
しかし、髪の表面を覆っているキューティクルにはメラニンが存在しないため、内側に比べて紫外線の影響を受けやすくなります。
キューティクルがダメージを受けると、髪のツヤが失われたり手触りが悪くなってしまうので、うるおいのあるツヤ髪をキープするには、肌と同じように髪を紫外線から守ることが大切なのです。
髪の毛の紫外線対策は?髪と頭皮の紫外線ケア!
髪の毛の紫外線は、UVスプレーが効果的です。
お肌と同じように、髪の毛にもUVスプレーがあるのをご存じでしょうか?
スプレータイプになっておりますので、ベタつきが少なく、ヘアスタイルを崩さずキープできます!
お出かけ前やスタイリング後の髪にシューッとスプレーして日中の紫外線ダメージから髪を守りましょう。
お肌に使っても大丈夫ですので、腕や足など、クリームタイプを使うのが面倒なときはスプレータイプですと便利ですよね。
使い方としては、髪や肌から10~15㎝程度離し、まんべんなくスプレーするのがポイントです。
持ち歩いて3~4時間おきにつけなおすと、紫外線対策として効果を十分に保てます。
また頭皮もダメージを受けやすいので、髪の毛と一緒に頭皮にもUVスプレーを忘れずに!
意外と髪の毛まではちゃんとやる方も、頭皮を忘れがちになりますので、髪の毛と一緒に頭皮にもUVスプレーを忘れずにしましょう。
・スポーツの時のおススメは?
スポーツの前もUVスプレーを忘れずに。
ただしスポーツの場合は、一つに結んで帽子を被る方が良いでしょう。
実際、汗もかくし、運動中に色々と気にしてられないでしょうから、スプレーをして帽子を被るのがベストです。
スポーツ後は汗をかくでしょから、タオルで拭いてスプレーのつけ直しをしてください。
また髪についた汗など水分は、タオルなどでこまめに拭き取ることも忘れずにしましょう!
先ほども触れておりますが、濡れた状態で紫外線を受けると酸化しやすくなりますのでご注意ください。
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夏を満喫!!うっかり焼けした後のリカバリーは?
分かってはいても夏を満喫していると日焼けは付き物ですよね。
日焼け後の髪は、ダメージを受けて硬くなり、パサつきだけでなく切れ毛や枝毛にもつながっていきます。
普段よりもしっかりとケアをしてあげることが大切です。
頭皮もダメージを受けているため、頭皮用の化粧水などを使ってしっかりアフターケアをおススメいたします。
それではどのようにケア方法をすれば良いのでしょうか?
・まずは基本のシャンプー!
シャンプー前にはブラッシングで髪の絡まりをとりましょう。
痛みやすい状態なのを忘れずに、丁寧にブラッシングしましょう。
無理なブラッシングはキューティクルをはがして、切れ毛を招いてしまうので気をつけてましょう。
髪が長い人は、絡まりやすいですので、毛先から順に中間→根元とブラッシングしてください。
ぬるま湯で髪全体を優しく十分に流して、頭皮の皮脂や髪の汚れを落とします。
この時、力任せにすすいだりすると、日焼けした頭皮を摩擦することになり、皮膚トラブルになりかねませんので注意が必要です。
次に、シャンプーをたっぷり泡立て、泡で髪や頭皮を包み込むように優しく洗いましょう。
無理に擦らず、顔を洗うように、頭皮を優しく洗いましょう。
また、髪の毛もゴシゴシと擦らずに、泡を通すだけで大丈夫です。
トリートメントは髪の水気を軽く切り、毛先など傷んだ箇所を中心に手ぐしを入れるように全体へなじませます。
この時、コームなどで梳かしながら馴染ませてあげると、よりトリートメントの効果がアップします!
トリートメントをするときは、蒸しタオルで5分ほど髪を包むと効果が上がりますので、体を洗う最中や、湯舟に浸かるときなど、上手に使って髪の毛のケアをしましょう。
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・髪の毛の正しい乾かし方!
まずはしっかりタオルドライをしてください。
タオルで擦らないように、軽くポンポンと叩くようにします。
ドライヤーを使う時間が短くて済み、髪へのダメージが少なくなります。
乾かす時は髪をドライヤーに近づけすぎないように注意して、髪から30cm程度離して、熱が1カ所に集中しないように、ドライヤーを動かしながら、全体にまんべんなく風を送りながら乾かしましょう。
ポイントは根元から乾かすことです。
髪の毛は毛先ほど、ダメージを受けていて、乾きやすい状態になっています。
毛先の乾かしすぎを防ぐために、髪の毛を持ち上げながら根元から乾かしましょう。
頭皮のクールダウンもポイント!
日焼けした後は、頭皮も熱を持っている状態です。
頭皮用の化粧水もありますが、持っていない場合はお顔用の化粧水で大丈夫です。
実はお肌の方がデリケートですので頭皮用よりも良い成分で作っていますので安心してお使いください。
値段の高いものではなくても良いので、薬局などで化粧水を買って、頭皮に適量馴染ませてから乾かすと良いです。
付けすぎると乾きづらくなりますのでそのあたりは使いながら適量で。
・分け目を変えるだけでも効果的!
簡単ですが効果的です!
いつも同じヘアスタイルだと、分け目の部分だけに日焼けも集中します。
この状態をほおっておくと、日焼けだけでなく、抜け毛の原因にもなったりします。
帽子や日傘で頭全体を守るのが理想ですが、それがむずかしい場合は、日によって分け目を変えてみるのも良いでしょう。
たったそれだけでも、ダメージを分散でき、頭皮を守ることに繋がります。
【まとめ】
日焼けの影響は?
・枝毛や切れ毛
・髪の毛が硬くなる
・その後のパーマやカラーに影響
・頭皮トラブル
日焼け対策としては?
・UVスプレー
・日傘
・帽子
日焼けの後は十分にケアをして、頭皮にも化粧水を付けるなど、普段よりも大切に扱いましょう。
以上で今回は「髪の毛にも紫外線のダメージが!?影響と対策は?」をテーマに解説しました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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