お風呂上りでドライヤー前に、ヘアオイルを使うのはすでに日常になっていますよね。
また「流さないトリートメント」にも「クリームタイプ」と「オイルタイプ」があるのもご存じの方も多いと思います。
しかし、実は使い方にも色々あるのをご存じでしょうか?
使い方によっては、髪質の改善も可能なんです!
今回は「ヘアオイルはクセ毛こそおススメ!使い方次第で髪質が変わる!?」をテーマにして、美容師歴20年以上、オーナー兼現役美容師の私が、ヘアオイルやヘアクリームの新しい使い方を解説いたします。
最後までどうぞよろしくお願いいたします。
【ヘアオイルはクセ毛こそおススメ!使い方次第で髪質が変わる!?】
普段、仕事をしていると8割ほどのお客さまがヘアオイルやヘアクリームの「流さないトリートメント」使っていらっしゃいます。
基本的にはトリートメント剤ですので、ダメージケアのために使っていて、美容意識も高い方が多いと思います。
しかし、髪質の硬い方や多い方、クセ毛の方など髪質は様々ですが、ストレートの方もその他の方も同じような使い方をしていると思います。
それ自体は決して問題ではないのですが、ヘアオイルやヘアクリームには使い方によって髪質も変わるような、びっくりするような可能性があるのです。
今回はその可能性のある使い方をご紹介いたします。
①基本的なヘアオイルの使い方
②ヘアオイル+ヘアオイル
③ヘアクリーム+ヘアオイル
④ワックス+ヘアオイル
すでに試している方もいるかもしれませんが、どの髪質に合うかなども含めまして解説していきます。
①基本的なヘアオイルの使い方
タオルドライ後に適量を手に取り、毛先から馴染ませます。
この時、手ぐしでも良いのですが、ポイントが一つ!
・コームを使って梳かしながら馴染ませる
このひと手間が、毎日の積み重ねで大きく差が出ます。
縦や横、斜めなど方向を変えながら、全体的に梳かします。
そうすることによってけざっくりと毛先中心に付けていたオイルが、細かく隅々まで行き渡りますし、根元の方にも少しづつ馴染みます。
時間にして2分程度です。
これくらいの時間を使って馴染ませることを毎日やることで、数か月のうちに髪質も変わってきます。
髪のダメージは毎日少しづつ重なります。
シャンプー、ドライヤー、紫外線・・・などなど少しづつ。
それと同じで、まとまりの良い髪も毎日少しづつです。
毎日少しづつ、変化していきますので、ぜひオイルを手で馴染ませた後は、コームで梳かすように馴染ませてください。
②ヘアオイル+ヘアオイル
次にヘアオイルの2度付けです。
【髪質】ストレート~ややクセ毛
【髪の太さ】全般
【ダメージ】中~大
主に乾燥が気になる場合、またはクセ毛ではあるが髪の太さが細~普通。
①のようにオイルを付けた後、通常通りドライヤーを当てます。
半乾き程度まで乾いたところで、もう一度オイルを使います。
オイルを付けた後に1度ドライヤーの熱を当てることで、オイルの定着を促します。
その後にもう一度重ねることで、更に髪の毛をコーティングして乾燥から髪を守りツヤを出すと言う訳です。
オイルはキューティクルに付着しますので乾燥を防ぐのですが、比重が重くないので、髪質が細めでもダメージが気になる場合は有効ですし、クセがある場合でも中間から毛先中心に付けるようにすると2度付けでも重くなり過ぎず、クセが落ち着きます。
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③ヘアクリーム+ヘアオイル
次に2度付けでも1度目がヘアクリームタイプのトリートメントです。
【髪質】ややクセ~強いクセ
【髪の太さ】普通~太
【ダメージ】大
主にダメージが大きい場合、または髪が太くクセが強い場合、広がりやすい場合
基本的には、②の手順と同じです。
ダメージが気になる部分や毛先中心にクリームを付けて、コームで馴染ませます。
その後、1度ドライヤーで乾かし、半乾き程度まで乾いたら、次にオイルを適量髪につけて、コームで梳かします。
順番は先にクリームです。
先にオイルではありませんのでご注意ください。
なぜ先にクリームタイプを使うかと言うと、オイルに比べて、髪の栄養分が高いため、ダメージ毛にはクリームの方が必要だからです。
またオイルに比べて比重があるため、広がりやすい方やクセ毛の方でも落ち着きやすくなります。
そこで1度ドライヤーを当てて定着させた後に、オイルで表面をコーティングすることで、手触りやツヤも出やすくなると言う訳です。
クセ毛の方には本当におススメです。
オイルだけよりもかなり落ち着きます。
手間は多少増えますが、乾かすのが楽になるので、ドライヤーの時間は減ります。
実際、クセ毛の方は元々ダメージしやすい毛質なので、毎日やることによって、髪の毛が痛みにくくなり仕上がりもどんどん変わってきます。
またブリーチや縮毛矯正など、ダメージの大きい施術をしている方も、今以上にダメージを重ねないためにも非常に有効な方法です。
④ワックス+ヘアオイル
これはトリートメント効果ではないのですが、また違ったオイルの使い方です。
ワックスと言うのは、「のり(スタイリング力)」+「油分(オイル)」で作られております。
ハードワックスほど油分が少なく、のりが多くなることになります。
反対にライトワックス(ツヤ出しワックスなど)ほど、油分が多くなります。
ですので、ハードワックスとオイルと持っていると、オイルを少しづつ加えることによってスタイリング力の調整が出来ると言う訳です。
スタイルチェンジや、パーマなどスタイルによって家にワックスばかり増えてしまうことありませんか?
スタイルに合わせてワックスを持っていることは良いのですが、あれもこれもになり過ぎて余ってしまうのはもったいありません・・・。
ハードワックスじゃなくても、普通のワックスにオイルを少し足すことで、ツヤ出しワックスにする事もできるし、髪の毛をまとめる時に使うこともできます。
使い方の幅が広がりますね♡
【まとめ】
ヘアオイルには、基本的な使い方の他にも沢山の使い方があります。
ダメージ具合や髪質に合わせて、調整するとスタイリングも楽になり、髪質も変わってきます。
またワックスと混ぜることにより、幅広いヘアスタイルに対応することが出来ます。
種類は持っているけど、どれも中途半端に余ってしまう方は自分で調整する楽しみも増えて、余分な在庫も持たずにスタイリングに対応できるようになります。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
今回は「ヘアオイルはクセ毛こそおススメ!使い方次第で髪質が変わる!?」をテーマに解説していきました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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