美容室のイメージは
「夜遅くまで仕事してる・・・」
「給料が安い・・・」
「休みが取れない・・・」
など、一般的な職業と比べてブラック企業な印象があると言われております。
今回は思い切って!「美容室はブラック企業?業界全部がブラックなのか?」をテーマにオーナー自身が解説していきたいと思います。
最後までどうぞよろしくお願いいたします。
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【美容室はブラック企業か?】
結論から言うと・・・
「ブラック企業が多い」と感じています。
もしくは、最近の「働き方改革」からするとブラック企業に該当するでしょう。
私は美容師はとても素敵な職業だと思っていますし、自分でも選んでよかったと思っています。
もし子供が「将来、美容師さんになりたい!」と言われたら、もちろんおススメするでしょう。
私はすでに独立していて、収入面や就労時間なども余裕を持った生活が出来ています。
しかし、業界全体として改革していかないといけない部分も多く感じています。
ブラック企業と言われる基準にもよるとは思いますが、給料や福利厚生、就労時間などもそうですし、産休や将来設計などの課題も多くあります。
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【なぜ?それでもブラックなのか?】
ブラック、ブラックとはいうものの、改善されない理由があるのでしょうか?
すでにお伝えしている通り具体的に課題はあるものの、どんなにブラックだと感じていても、ある程度の経験をすると人は慣れてきます。
慣れてくると改善する方向には中々向きづらくなります。
私も含めて、経営者も慣れてきてしまうと、現状である程度回ってしまうと無理に改善しようとしないのも事実でしょう。
改革にはパワーが必要ですからね・・・
給料や福利厚生、就労時間、産休、スタッフの将来設計など、結局は売り上げが上がらないと改善できないのもジレンマの一つでしょう。
売り上げが無いのに給料は増やせないし、休みも増やせません。
もちろん産休に対しての補助も出来ないし、福利厚生も充実しにくいでしょう。
(もちろんただ休むだけなら、産休は出来ますのでご安心ください。)
これは美容師に限らず、どの職種でも売り上げが上がらないと厳しくなるところだと思います。
美容室は個人経営が始まりなので、社会保険や厚生年金と言ったところが少し弱いのもあります。
また、日銭を稼ぐ商売なので、目の前のお客さまからしか売り上げが立ちません。
結局のところ、商品やその他のところで売り上げを上げていくか、独自路線で客単価を上げていくか、何かの工夫で売り上げを上げない限りこのループは続くことになります。
一部の美容室でうまく行っていたとしても、業界全体が改革しない限り魅力的な職業とはなりにくいのです。
実際に、以前の会社で社会保障制度(社保)を取り入れようとした場合の話があります。
会社側が、「今の売り上げがこれくらいで、社保を導入することで給料はこうなります。」
と説明したところ、スタッフも「社保を賄う分で給料が減るのなら、社保に入らず今のままで良いと。」
会社側も給料を据え置いたままで、社保を取り入れるのほどの余裕がありませんので、話し合った結果、今までと変わらずやりましょうと言うことです。
結局は売り上げになるので、難しいですね。。。
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【ブラック企業との境界線は?】
また給料や福利厚生と言った部分とは違って、美容師としての職業区分も原因の一つでしょう。
・会社か職人か
通常の会社ですと、定時に始まって定時に終わると思いますが(実際はそういった会社も少ないようですが・・・)、美容師は技術職になるので、いわゆる鍛錬が必要になります。
鍛錬=練習ですね。
練習を重ねることで技術が向上し、お客さまの満足に繋がります。
この練習時間をどう捉えるかでも違いが出ます。
通常の営業時間はおよそ10時間です。
朝の10時~夜の20時までと言った感じが多いでしょう。
もしくは9時間の営業時間だと思います。(9時から18時までとか)
この間に休憩が1時間あり、労働時間としては8時間か9時間と言うことになります。
これだけですと、一般的な会社と変わりないのですが、実際は朝の掃除時間や準備時間もあるので、営業開始時間の大体1時間前には出勤します。
また営業が終わった後も掃除があるので、営業が終わりそうな時間を目安に掃除を始めても30分ほどはオーバーします。
更には、この後に練習会となりますので・・・
そうです、かなり長いです。
これをどうとらえるかによるでしょう。
一般的な会社でも就労開始時間の前に、掃除や朝礼をして始まるし、就労が終わったら身の回りの片づけや掃除をして帰ると思いますが・・・練習まではないでしょうね・・・。
今取り掛かっている仕事の勉強時間などは家でやるのかな?
この辺りを、全く想像していないと、ずっとお店にいる感覚になるので、1日中お店にいて、帰ったら寝るだけの生活が続くことになります。
業界としても練習時間を、なるべく営業中に取れる努力をしたり、お店を休みにして練習できるようにしたりと最近は工夫しているところも多いのですが、技術職は結局のところ…「どれくらい課題と向き合って練習を重ねたか」も売れる大きな要素になるのです。
営業職ではありますが、技術職だと言うことは心にしっかりと刻んでおいた方が良いでしょう。
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【最近の美容室はどうなの?】
それでも少しづつ美容室も変わってきております。
出店前まで働いていた美容室では、週休二日の休みだし、夏休み、冬休みもあります。
その他にも「リフレッシュ休暇」として、1週間取れるようです。
また社保も完全完備で安心だし、練習時間も営業中がメインで、仕事が終われば各自自由になるようです。
以前営業後に用事があってお邪魔した時はすでに誰もいませんでした(笑)
それが技術の向上として良いかどうかは別として、美容室の形態もどんどん変わってきております。
なので、ネットなどのウワサばかりで「ブラック、ブラック」と思いこむのではなく、実際の現場ではどうなのかを知る方が大切かもしれません。
ちなみに、私の美容室は個人店なのですが、正直スタッフの給料はかなり良いです。
その分、基本の休みは少ないですが、休みのコントロールは各自に任せているので、多く取っても良いけど売り上げが下がれば給料が減るので、結局仕事してますね(笑)
ある程度納得できる給料を貰っていれば責任も出るし、その分働いてくれます。
【まとめ】
美容室は、大体ブラック企業が多いです。
しかし、それもこれも技術職として技術を手に入れるための時間でもあります。
また最近の美容室は、社保も完備していて、週休二日だし、練習も営業中にやるところも増えているので、以前の印象とはだいぶ変わってきております。
やってみたいけど、躊躇していた方がいたら、どんどんやってみると良いですよ。
私は、自分の子供にもおススメします♡
今回は「美容室はブラック企業?業界全部がブラックなのか?」をテーマに解説してみました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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