縮毛矯正はくせ毛の人にとっては、非常に画期的な技術ですよね!
かれこれ、10年、20年と続けている方も多いのではないでしょうか?
そんな縮毛矯正ですが、かけた後も毎朝のようにアイロンを使用している方はいるのでしょうか?また、アイロンをする意味はあるのでしょうか?
今回は「縮毛矯正をしても、毎朝アイロンは必要?意味はあるの? 」をテーマにして、美容師歴20年以上、オーナー兼現役美容師の私が、縮毛矯正後のアイロンについて解説してみたいと思います。
最後までどうぞよろしくお願いいたします。
【縮毛矯正をしても、毎朝アイロンをする人はいるのか?】
もちろんいます。
「どうしても必要」と言うわけではありません。
が、縮毛矯正をしていても、アイロンを使う人はいます。
一口に「アイロン」と言っても、「ストレートアイロン」もあれば「カールアイロン」いわゆる「コテ」もあります。
これらを利用して、縮毛矯正後もアイロンを使ってスタイリングする方は意外と多いのです。
若い人に多いかな。
どういうことか解説していきましょう。
【どんな意味があるの?】
どういった使い方か?と言うと、圧倒的に毛先中心に使う人が多いです。
「毛先中心」とはどういうことかと言うと、
例えば、本当はボブでも、こんな感じとか
こんな感じに、毛先に柔らかさを加えたいと思っていたり。
ロングでも、こんな風に
柔らかい雰囲気にしたい場合ってありますよね♡
そういったときに・・・
毛先の部分だけアイロンを使うと、縮毛矯正だけでは出来ない、柔らかいスタイリングが誰でも出来るのです。
それによって、ただのストレートの印象だったボブが、今風のオシャレなボブに変身します。
どうしても、縮毛矯正は「クセを伸ばす」ことが目的ですので、毛先がシャキッとした質感になります。
そうすると、ストンと真っすぐで、クールな印象から変わりにくいですよね。
そんな時に、毛先だけアイロンを使うと、柔らかく全く違った印象になるのです。
また、ツヤ感がアップします♡
基本的に髪の毛に、熱の力を加えるとツヤがアップします。
縮毛矯正をした後でも、ブラシでブローするとツヤ感がアップします。
ですので、毛先にカールを付けるのと同時に、中間からアイロンを通しながら毛先にカールを加えるだけで、柔らかさと同時にツヤ感もアップするのです♡
「柔らかさ」と「ツヤ感」
完璧ですね。
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【アイロンのダメージが心配・・・!?】
可愛くなるのは分かったけど・・・
ダメージが心配・・・。
そんな声がありますよね。
アイロン操作のポイントを3点
①同じ場所に長い時間当てない
②事前にオイルなどで保護する
③引っ張らない
この3点。
細かいことは他にもありますが、大きくはこの3つで大丈夫です。
①同じ場所に長い時間当てない
まず一番大切なのが同じ場所に長時間当てないことです。
長くて「3秒」
ややゆっくりめで良いので、3秒!
1・2・3・!
これ以上はダメージします。
もし3秒でアイロンの型が付かない場合は、取る毛束の量(スライス)を少なくしてやりましょう。
毛束をたっぷり取って、長い時間当てようとすると、その毛束の表面の髪の毛がダメージすることになります。
ご注意を。
②事前にオイルなどで保護する
オイルでもクリームでも大丈夫です。
私としては、アイロンの前はオイルがおススメです。
大きな理由は、「髪の毛に馴染みやすいから」です。
基本的にアイロンの前にはオイルを髪につけて、数回クシで梳かしながらオイルを髪に馴染ませてから、アイロンを使うようにしましょう。
チャチャッと手で馴染ませるだけでも良いですが、クシを使う方がよりしっかり馴染むので、ダメージを気にするのであれば絶対におススメです。
③引っ張らない
最後に引っ張らないこと。
基本中の基本ですが、髪の毛は引っ張ると乾いていても伸びます。
引っ張って伸びた状態でアイロンの熱を加えると言うことは・・・分かりますよね。
もし引っかかってしまったら、無理に引っ張らずにアイロンを離してください。
アイロンは「軽く挟み滑らすように使うこと」がポイントです。
この3点を守れば大きなダメージには繋がりません。
反対に、このどれかをやるとすぐにダメージに繋がります。
アイロンを使うだけでは、即座にダメージになることはありませんので、心配せずに、使い方を十分に注意してスタイリングするようにしましょう。
【縮毛矯正の必要性はあるの?】
ところで、結局アイロンを使うとなると、縮毛矯正は必要なの?
と言う疑問もありますよね?
もちろん必要です!
絶対必要。
クセのある人は、やった方が良いでしょう。
お伝えしている通り、縮毛矯正をしても、アイロンを使う箇所は「毛先中心」です。
ロングでも、「中間から毛先」に使うだけで、根元に使う訳ではありません。
縮毛矯正をしているだけで、圧倒的にスタイリングする時間が違います。
根元から中間までは、縮毛矯正によるストレートを使うので、アイロンを使うから、縮毛矯正はいらない!とはならないのです。
もちろん、毛先にアイロンを使わなくても、縮毛矯正をしていると、乾かしただけでも出掛けることは出来るし、雨が降ってもクセで悩むことはありませんよね。
なので、今回の「スタイリングでアイロンを使うかどうか?」と言うことに関しては、縮毛矯正自体はやった方が良いです。
その上で、毛先にアイロンを使って、オシャレを楽しむのが良いでしょう。
【まとめ】
縮毛矯正をしていても、スタイリングでアイロンを使う人は多くいます。
ただし、そのほとんどの人は、アイロンを毛先に使って、柔らかさやツヤを加えてスタイリングを楽しんでおります。
アイロンのダメージも、基本的なことを押さえておけば、神経質になることは無く、ダメージを感じることなく出来るでしょう。
また、アイロンを使うからと言って、縮毛矯正をしなくても良いと言う訳ではなく、縮毛矯正をしている方が、圧倒的に短時間でスタイリングも済むし、そのままでも出掛けることが出来ます。
最近は様々なスタイリングの幅も増えてストレート一辺倒じゃなくなりました。
縮毛矯正毛でもアイロン操作に慣れれば、様々なヘアも楽しめるので、ぜひぜひ挑戦してみてください。
くれぐれも火傷にはちゅういして!
今回は「縮毛矯正をしても、毎朝アイロンは必要?意味はあるの? 」を解説していきました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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