髪の毛は健康であれば自然と伸びるものです。
自然と伸びるものではありますが、白髪が伸びるのは困りもの・・・。
先月染めたばかりなのに、もう伸びちゃって・・・と思っている方も多いのではないでしょうか?
みんなはどれくらいで白髪を染めているのでしょうか?
そんな疑問をお持ちの方もいらっしゃいますよね?
今回は「白髪染めの頻度は?30代、40代、50代ではどれくらい違うのか?」をテーマに、20年以上の経験を持ち、現在もオーナー兼現役美容師の私が持論も踏まえながら解説していきたいと思います。
「一般的な白髪染めの頻度」と「年代別の白髪染めの頻度」に分けて説明しております。
「年代別の白髪染めの頻度」に関しては記事後半で説明しております。順序だてて分かりやすく説明していきますので、どうぞ最後までよろしくお願いいたします。
【白髪染めの頻度は?】
普段から現場に立っている私の感覚としては、
第1位 1ヶ月周期
やはり1ヶ月周期の方が断然多いです。
理由としては
・白髪が気になってはいるが、期間が短すぎるので1ヶ月は置いている。
・本当は2ヶ月くらい我慢したいが、気になるので1ヶ月にしている。
・1ヶ月でカットもしたいので、一緒に染めている。
1ヶ月で1cm~1.2cm伸びるので、それなりに気になってしまうのが現状だと思います。
第2位 2ヶ月周期
白髪の量にもよりますが、2ヶ月経つと髪の毛自体も伸びますから、カットのタイミングでもありますし、白髪が少ない方でも伸びた部分が目立ってくる期間ですね。
これくらいの期間で染める方は、総じて白髪の少ない方が多いと思います。
第3位 3週間周期
早いと思う方も多いと思いますが、反対にこれくらいで気になっている方も多いのではないでしょうか?
実際、3週間で染める方は結構な割合でいます。
1回はカットとカラーで、間にカラーだけでいらっしゃって、次の機会にカットとカラーと言うように、1回おきにカットをする方ですね。
これくらいの頻度で染める方は、白髪の分量が多い方もそうですが、カラーリングを暗くしないといけない仕事の方も多いように思います。
【30代、40代、50代のそれぞれの頻度は?】
それでは、それぞれの年代によって違いがあります。
髪の状態や白髪の割合、ヘアスタイルによっても違いがありますので、私の主観も含めまして紹介していこうと思います。
◉30代
まだ少ないですから、2ヶ月前後の周期の方が多いです。
30代の多くは白髪の量もかなり少なく、10%未満の方が多いです。
しかし気になってくる年代で、実は抜いている方が一番多い年代とも言えます。
(合わせてご覧ください。「白髪は抜くと増えるのか?やっぱり抜かない方が良いの?」)
実際、30代で10%未満の白髪率の方は、白髪を染める意識よりも、ややぼかしながら変わらずカラーリングを楽しんだり、または時間が経っても退色の気にならないカラーリングと言ったように、今までとほぼ変わりません。
30代は髪の毛自体も長い方が多いので、毎月切る感覚もあまりないですから、これくらいの周期は当然と言えば当然ですね。
白髪も気になるけど、根元の黒い部分が伸びてから一緒に染める方が多いです。
◉40代
いよいよ気になってくる年代ですよね。
実は一気に増えたと感じる方が多い年代です。
ですので、1ヶ月~1ヶ月半で染める方がほとんどです。
白髪の割合も幅広く、20%~40%ほどになってきます。
(合わせてご覧ください。「白髪が生えてくる時にかゆいのはなぜ?抑えることは出来るの?」)
殆どの方は20%くらいですが、20%くらいの割合でも本人の感覚としてはかなり増えたように感じるのではないでしょうか?これくらいの量ですでに抜くのは限界です・・・。
1ヶ月~1ヶ月半くらいがカラーリングをキレイに保つにはちょうど良い期間とも言えます。
感覚の問題ではありますが、割合が40%だと「かなり白髪」とか「ほとんど白髪」のように感じると思います。それでもまだ40%くらいなんですよね。
ここで大事になるのが髪の毛の状態です。
お肌や体の調子などにも変化の出てくる年代となります。
髪の毛も当然、変化してきます。
以前よりも水分量も栄養分も減少傾向に入ってきます。
そこで毎月のようにカラーリングをするわけですから、以前よりもダメージを感じるはずです。
カラーリングが痛むわけではなく、素材自体が変わっていることに気づいておきましょう。とても大事です。
それによってダメージを蓄積しやすくなっております。
染めることも大事ですが、日々のケアも十分に心がけてください。
「髪の毛自体の状態も変化している」と言うこと。
重要です。
◉50代
大体どの方でも白髪染めをしているのではないでしょうか?
もしくはナチュラル志向の方は地毛に戻したり。
この年代以降になりますと、3週間~1ヶ月で染める方がほとんどです。
白髪の割合も多くの方が40%以上になってきます。
少ない方でも、50代の中盤以降では増えてくることと思います。
明るめに染めても、暗くしても、根元が目立ってきます。
髪の毛が伸びることは健康である証拠ですから、自信を持ってください。
ヘアスタイルも短めになってきて、カットもこまめにするようになってきますのでそのタイミングで染める方が多いです。
中には、白髪の割合が増えてきますので、10人に1人くらい染めるのを止めます。止めるのは周りよりも白髪が多い方ですね。
このころになりますと、お客さまから「いつまで染めようか?」や「退職したら染めるのやめようか?」などの相談が増えてきます。
個人的ではありますが、こういった相談には「染まっている方が若く見えますよ。」と答えております。
やはりその通りで10歳くらい若く見えます。
「病は気から」ではありませんが、染めていることにより若く見え、気持ちも若々しくいることも重要なのではないでしょうか?
私の母にも同じように話しております。
ただしここで大事なのは、薬剤の力をかなり下げております。
もうぎっちりしっかり染める必要はありませんので、ある程度茶色くおしゃれに染めることが出来れば、薬剤のパワーは下げれるだけ下げております。
美容師さんでも教科書通りのカラーをしている方が多いと思いますが(実際に私が以前働いていた美容室はそうでした)、パワーを下げても染まります。
40代でもお伝えしておりますが、頭皮や髪の毛の状態も大切ですので、ぜひ美容師さんに相談してみてください。
【まとめ】
【白髪染めの頻度は?】
・第1位 1ヶ月周期
・第2位 2ヶ月周期
・第3位 3週間周期
【30代、40代、50代ではどれくらい違うのか?】
・30代 2ヶ月周期
・40代 1ヶ月~1ヶ月半
・50代 3週間~1ヶ月
40代以降は髪の毛や頭皮の状態も変化してきます。
そのケアも重要になってきますので、十分に気を付けてください。
いかがでしたでしょうか?
今回は「白髪染めの頻度は?30代、40代、50代ではどれくらい違うのか?」でした。
白髪の量や年代によっても違いがありますし、個人差もあります。
自分に合った染め方や頻度が見つかると良いですね。
最後までありがとうございました。
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