仕事を選ぶ基準の一つが「休み」ですよね。
美容師の場合は、週にどれくらいの休みがあるのか?土日は休めるのか?気になるところです。
また美容師がどのように休日を過ごしているのかも、気になりますよね。
そこで今回は「美容師たちは休みに何してる?土日休みたいけど大丈夫?」をテーマにして、美容師歴20年以上、オーナー兼現役美容師の私が、美容師の休みについて解説していきたいと思います。
最後までどうぞよろしくお願いいたします。
【美容師の休みはいつ?】
美容室の定休日は、月曜日、火曜日が多いです。
月曜日、火曜日以外だとしても、ほとんどの美容室は定休日を平日にしているでしょう。
美容室はサービス業です。
土日はお客さまの来店数が多いので、自然と休みは平日となります。
ちなみに全国的には月曜日が多いですが、関東は火曜日が定休日のお店が主流です。
これは関東の美容師さんが全国に講習に行くことが多いので、同じく月曜定休にしてしまうと、ずっと働いていることになるので、火曜日を定休日としているのだと思われます。
お店を定休日を連休にする場合は、月曜日、火曜日となります。
またお店の定休日の他に、美容師それぞれで月に2、3日休みを取れるところが多いです。
例)
お店の定休日・・・毎週月曜日+第二、第三火曜日(月6日)
個人の休み・・・月2日
と言った具合で、合計月に8日ほどの休みとなり、最近の美容室は週休2日のところが増えてきております。
労働基準法に乗っ取って、休みを取ることろが増えてきております。
これは、他の職業と比べた時に、「休めない」「時間が遅い」などの改善が無いと、美容師のなり手が減ってきたことを踏まえての改善でもあります。
以前のように、人気の職業でもなくなってきましたからね・・・。
現場の人間としては、どんな理由だとしても、業界全体が変化を受け入れて変わっていくのは非常に良いことだし、週休2日で売り上げを保つことに努力をした方が、美容師も工夫が出来るので良い傾向だと思っております。
ですので、昔のように休みの少ない業界ではなく、今では「週休2日」の美容室が多いですよ!
【美容師たちは休みに何してる?】
基本的に休みは自由です。
自由ですが、若いうちは特に、撮影会や講習会、コンテスト、モデルハント(モデルを見つけること)をすることが多いです。
もちろん、サロンワークとは違うので朝から1日全て拘束されるわけではないですが、撮影会や講習会だと4,5時間、モデルハントでも2時間ほどはやるので、全く仕事のことが無い休みの方が少ないかもしれません。
ただし、講習会や撮影会、モデルハントは、自分の為にやることで将来の自分への時間と労力の投資と考える方が良いでしょう。
以前のように、スパルタサロンも減ってきているので、強制ではありません。
この辺は、スポーツ選手がチーム練習の休みの日に、個人で練習をしたり、体のケアに時間を使ったりするのと同じだと思います。自分の為ってことですね。
仕事のことが無い日や、講習会などが終わったら、美術館や映画館などに足を運ぶことが多いです。
普段から、クリエイティブなことに触れる機会を増やしておいた方が、仕事へのヒントやモチベーションに繋がりやすくなります。
流行りの飲食店に行けば、どんな人が来ているのか?なぜ流行っているのか?を観察できますし、新しい街のスポットに行けば、そういう場所に集まる人のファッションやヘアスタイルなども見ることが出来ます。
基本的に多くの若い美容師は、自分の感性を刺激することを意識して行動しております。
そうして得た感性と普段の練習の繰り返しで美容師として成長するのです。
・こんなデメリットも・・・
しかし、平日休みなので・・・友達や恋人、家族と時間が合わないデメリットもあります。
友人や恋人と時間が合わないので、一人や美容師仲間といる時間も多くなります。
また同居してる家族だとしても、子供の休日を合わないことが多く、寂しい思いをさせてしまうかもしれません。
そのあたりは注意と言うか、努力も必要ですね。
まあ、若いうちに結婚するわけでもないので、子供が成長するまでに休日をコントロールできるように努力するのがベターでしょう。
・メリットもあるよ♡
ただしデメリットばかりではなく、世間と休日がずれることのメリットもあります。
まず「混んでいない」
かなり大きいですよね。
道路の渋滞も無いし、行列のお店も行列していません。(笑)
たまに祝日と重なっていることを忘れていると、車の多さにビックリします。
一般の会社員は土日休みが多いので、平日だと移動も楽で、買い物もしやすいのは非常に助かります。
また「平日限定メニュー」や、「平日料金」もあります。
やはりお店の方も平日は暇ですので、あの手この手でお客さんを集めます。
その恩恵をしっかり受けることが出来ます。
日曜の夜なんかはどこのお店も空いてて入りやすいですよ!
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【土日休みたいけど大丈夫?】
基本的に平日休みがほとんどですが、もちろん土日に「有給休暇」と言う形で、休みを取ることが可能です。
結婚式やお葬式などの冠婚葬祭はもちろん、子供の運動会や地域のお祭りに参加するためなど、様々ですがお店のルールに沿って前もってお願いしていれば土日でも休みを取ることは大丈夫です。
しかし、公務員や多くのサラリーマンのように「完全土日休み」、「完全週休二日」のような形のサロンは少ないでしょうから、しっかり確認しておきましょう。
個人的な考えとしては、美容師を志した時点で、毎週土日休みのような会社ではないし、基本的には他の人が休みの時に仕事をする職業なので、そればかりを期待して美容師になると失敗すると思います。
まずは美容師の仕事に慣れて、技術をしっかり習得し、サービスを理解して、お客さまの支持をえてから、少し自由に時間を使える美容師になることをおススメいたします。
勘違いしてはいけないので、もう一度伝えておきますが、「土日休みは可能」です。
お店のルールがありますので、自分も協力しながら休みの調整をしましょう。
ちなみに私も土日に休むことがあります。
もちろん自分のお店ですので、いつ休んでいつ稼いでも良いのですが、やはり土日はお客さんが来ますので、売り上げも上げやすいです。
美容師は売り上げがあっての給料ですので、そこはしっかりと理解して、他のスタッフとのバランスも考えながら、自分の予定のある時に土日に休むようにしております。
・連休は取れるの?
もちろん「連休も可能」です。
お店の定休日に合わせて、個人の休みを取ると2連休、3連休と取ることも可能です。
また会社によっては、繁忙期(忙しい時期)を除いた月に、年に2回まで5連休を取るシステムにしている会社もあります。
実際、私が独立する前の会社は5連休を取ることが出来て、月の個人休みを合わせると、月曜から月曜まで8連休を取ることも可能でした。
その連休で海外や沖縄など、2、3日では行きにくいところも旅行しておりました。
やはり美容師は幅広い見解を持つことが大切ですし、普段忙しい分旅行などの出来る目標があると仕事も集中しやすいですよね。
忙しい時期をずらしての連休なので海外旅行なども安く行けますし、ゴミゴミしてないので旅行先でもゆっくり出来ます。
慣れてしまえば、平日休みも連休の取り方も全く気にならなく、むしろいつも土日休みだと大変だなと思うようになりますよ。
【まとめ】
美容室の休みは月曜日、火曜日が多く、その他に、個人休みで月に2回ほど取れるお店が多いです。
最近は、お店の休みと合わせると、月単位で週休二日制になっているサロンが増えてきました。
美容師は休日でも、講習会や撮影会、コンテストなど忙しく過ごしていますが、これは将来の自分への投資になるので、若いうちは仕事に集中した方が良いでしょう。
また休日は土日でも、連休でも取ることは可能ですが、それぞれのお店のルールがありますので、確認してバランスを取りながら休みを取るようにしましょう。
今回は「美容師たちは休みに何してる?土日休みたいけど大丈夫?」をテーマに解説していきました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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