女性が多かれ少なかれ悩まされるのが「白髪」。
初めは抜いていたけど・・・いつの日からか、どんどん増えて・・・。
そんな女性の悩みの種が「白髪」ですよね。
でもそもそも、白髪ってなぜ出るの?
今回は人が白髪になるメカニズムについて、20年以上の経験を持つ、オーナー兼現役美容師の私が分かりやすく解説いたします。
知れば納得。
工夫の余地がまだまだあるかも!?
【白髪の原因って何?ストレス?】
白髪になる原因を大きくけるとこの4つです。
・遺伝
・生活環境(頭皮の状態)
・生活習慣(喫煙や飲酒、ストレス、睡眠)
・食生活
当たり前と言っては何ですが、基本的に白髪は老化による現象とも言えます。
ですが、老化と言っても遺伝の他にも、生活環境や生活習慣、食事のバランスも非常に重要となっております。
遺伝はある程度理解できますが、髪の毛の遺伝は60%くらいの影響のようです。
確率論に関しては所説様々ありますが、私がお伝えしたいのはその他の要因が40%残っているってことです。
どういう事かと言うと、例えば「太りやすい体質」が遺伝だとしても
エクササイズや食生活で「太りづらい体質」になることは出来ます。
実際に努力してスリムな方も多くいますしね。
「運動が苦手な両親」だとしても、練習次第で「運動が得意な子」は育ちます。
こちらも努力次第でどんな人でもある程度は可能です。
要は遺伝的に「白髪になりやすい」は「何もしなければ確率は高まる」でしょうし、工夫次第では「白髪になりにくい」を作ることが出来ると言うことです。
となるとその他3つの要因を工夫することになります。
・生活環境
・生活習慣
・食生活
「これが原因です!」とはっきり言えれば簡単ではありますが、現代社会でも特定はできません。おそらく今後も一つの理由を限定することは出来ないと思います。
様々な要因が重なり、結果として表に出るものです。
詳しく見ていきましょう。
・生活環境
「生活環境」はシャンプーの仕方が正しいか、ちゃんと乾かしているか、マッサージなどリラックスした状態を作っているかです。
(こちらも合わせてご覧ください。「正しいシャンプーの仕方」)
刺激を与えすぎてないか、マッサージして血行を意識しているか、ちゃんと乾かして雑菌の繁殖を気を付けているかなどなど。
更には紫外線の影響もあります。
お肌にも紫外線は影響ありますが、頭皮にも影響があるのです。
活性酸素が老化の原因です。
紫外線が活性酸素を生み出しますので、紫外線が白髪の原因とも言えます。
帽子を被るようにしたり、直射日光を避けたり。
毎日の少しのことですが、少しのことの積み重ねが結果です。
少しの違いが数年ごには大きな違いとなっていきます。
体のストレッチも毎日少しでもやっていると、キレイなボディーラインが出来上がると思います。たまにしかやらないと、ほとんど変わりません。
気分転換にはなりますけどね。
優しく洗ってマッサージ、ちゃんと乾かすことです。
・生活習慣
「生活習慣」は喫煙や飲酒、ストレスや睡眠不足です。
生活習慣は非常に大きな割合を占めます。
そして、ついに来ましたね。
「ストレス」
これはかなり大きいです。
喫煙や飲酒、睡眠不足は体の中身にもストレスを与えてますからね・・・。
後でも説明しますが、基本的に老化は活性酸素です。生きていれば酸化します。
この活性酸素が白髪の原因となります。
先ほどの「生活環境」の改善は予防的なことだと思ってください。
そして「生活習慣」は今まさにです。
いきなりは無理でも、少しづつでも良いので、ほどほどにしましょう・・・。
特に喫煙と睡眠不足は気を付けましょう。血行に影響がありますので。
・食生活
「食生活」は昆布食べても髪は黒くなりません。笑
イメージはありますが、ミネラルなどが摂取出来ますので体に良いのは間違いないですが、黒くはなりません。笑
冗談はさておき、毎日マッ〇はやめましょう。アハハハッ。
「体は半年前の食べ物で出来ている」と言われております。
そうです「食生活」は未来の自分です。
当たり前ですが、体は食べ物で出来ております。
(ベジタリアンやビーガンを勧めているわけではございません。)
ただし揚げ物ばかり、お菓子ばかり、ジュースばかりはおやめになった方が良いと思います。
バランスの良い食事。
これが大切です。
ただし、やっぱりね・・・ストレスで不眠になり、ストレスで食べ過ぎたり、ストレスで頭皮をケアしなかったりするんですよね・・・。
悲しいことに現代社会はストレスの溝です。
そう考えると、やはりストレスは白髪の原因としては大きいのかなと。。。
個人的にはやはりストレスかなと思います。
(沢山の要因の原因ともなりますのでね)
ちなみにですが、白髪のメカニズムはと言うと
髪は元々生えてくるまでは白い状態で、黒色などで生えてくるのはメラニン色素によるものです。
その色素の種類や割合によって、黒色や茶色、金色などの髪色が決まります。
メラニン色素は色素幹細胞から合成される色素細胞が、髪の根元に移動して変化したもの。これが毛髪を作る毛母細胞に受け渡され、髪に色づけされます。
白髪になるのは、なんらかの理由でメラニン色素の供給がなくなることで起こります。
要は毛根には、毛母細胞と色素細胞があり、その色素細胞が何かの理由で活動しなくなったので、色が付かなくなり白くなるというメカニズムです。
女性の白髪の原因は、遺伝だけでなく環境要因の影響も大きいです。
ストレスや不眠は頭皮の血流を悪くし、活性酸素の発生やホルモンバランスをくずす原因になります。
不適切な洗髪などで頭皮の常在菌バランスがくずれたり、栄養の偏りも毛髪の健康に悪影響がございます。
こうした要素で細胞老化が進み、メラニン色素を作る力が弱ると白髪になると考えられます。
こんな感じです。
毛根の色素細胞なんです。
ちなみにメラニン色素が「減少」している段階では、まだ黒髪に復活する可能性はありますが、メラニン色素が完全に「ゼロ」になると難しくなります。
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・白髪染めの頻度は?30代、40代、50代ではどれくらい違うのか?
【20代、30代、40代で原因は違うのか?】
それでは年代ごとに違いはあるのでしょうか?
先ほど、白髪の原因が
・遺伝
・生活環境
・生活習慣(ストレス、睡眠)
・食生活
と言うことが分かりましたのでそれらを踏まえて詳しく見ていきましょう。
・20代で白髪になる理由と原因
20代での白髪は「若白髪」と言われております。
基本的な原因はお伝えしている4つが原因となりますが、
この年代の原因として、基本的には「遺伝」と「ストレス」です。
「遺伝」に関しては、両親の親、つまり祖父母の4人のうちで白髪が多かった人がいる可能性があります。
白髪に限らず体は遺伝の影響が大きいですので、両祖父母の4分の1の場合から4分の4までありますから、どうしても遺伝的な要素は高いです。
これに関しては「個性」と認識して、考えすぎない方が良いです。
顔のつくりや、背の大きい小さいと同じです。
なぜ考えすぎない方が良いかと言うと、一般的な老化とは違って、色素細胞の完全な停止ではなく、一時的な停止で活動を再開する可能性がありますので、なるべく規則正しい生活を送ってもらうのが一番かなと思います。
もう一つ、「ストレス」
20代は多感な時期です。
「ストレス」を気にするなと言っても無理な話。
重要なのは、理論理屈を知っておくこと。
だと私は考えております。
脳と髪の関係は密接です。
ですので脳で「ストレス」を感じると髪に影響が出やすいです。
ちなみに脳とお肌も密接な関係です。同じく影響が出やすいです。
若白髪は遺伝とストレスが強く出やすいんだな~と知っておくだけで、知らずにやみくもに悩むよりも良いと思います。
先ほどもお伝えしましたが、活動再開するかもしれません。
実際、現場では、高校生の時よりもかなり減った方、就活時よりも減った方、多く見ております。
ですので、まず知っておく。そして規則正しい生活をなるべく心がける。
これに尽きます。
ただし・・・さすがに毎日マッ〇とか、毎日ファ〇チキとか、毎日ポ〇トチップスなど食べていればなるでしょうから、心当たりのある方はすぐやめてください。
当たり前ですが、バランスの取れた食事と生活が大事です。
・30代で白髪になる理由と原因
いよいよ30代です。
前半はまだ20代気分ですが、体は正直です。
30代も後半になると・・・。
そうです。
髪の変化は30代の後半から出てきます。
女性ですと35歳前後から変化してくるようです。
白髪もそうですが、髪の毛の栄養分や水分、こういったことも変化してきますので、ボリュームの変化やハリコシの変化など敏感になるかもしれません。
このころになると「遺伝」や「ストレス」もさることながら
「生活習慣」と「食生活」もかなりの比重を秘めてきます。
生活習慣や食生活は積み重ねで影響が出ます。
20代の後半にどういった生活環境だったか?
少し思い出しましょう・・・。
知らないうちに、夜更かしが当たり前になっていたり、喫煙や飲酒をするようになっていたり。
または手作りも大変で、コンビニ弁当やパンばかりになっていたり。
髪の変化が出る年ごろ=少しづつ老化が始まっています。
老化は酸化です。活性酸素が原因となります。
何度も言いますが、白髪は活性酸素が原因です。
睡眠不足、夜更かし、喫煙、飲酒も活性酸素です。
紫外線やストレスも活性酸素の原因です。
これらの影響を受けやすい体質に変化してきます。
心当たりはありませんか?
子育てに忙しく、ついつい手がかけられず・・・
中々時間もなくついつい夜更かし・・・
大人の時間を楽しみたくて、ついつい深酒・・・
お気を付けください。
このころから「生活習慣」と「食生活」が影響してきます。
体力にも少しづづ自身が無くなってくる年代です。
軽い運動は白髪予防だけではなく、老化全般的に効果的です。
少しでも体力があるうちに行動しておくと良いと思います。
・40代で白髪になる理由と原因
いよいよ40代です。
ちなみに私も40代です。
同じように白髪が増えてきました。
先ほどから白髪の原因を4つ挙げておりましたが、40代ともなるとどれが影響が大きいかは分かりません。
(ごめんなさい・・・。)
ただし言えることは、小さなことの積み重ねが、様々な結果として現れてきますので、どれかに絞るのは難しいと言うことです。
30代の延長線上にあるのが40代。
あの時、気づいて変えておけばよかった・・・。
でも、何を変えればよかったのか・・・
何て思ってもすでに・・・遅いのか・・・?
何てことはありません!!!
大丈夫です。
ただし、基本的に40代は老化です。
「遺伝」「生活環境」「生活習慣」「食生活」と言ってきましたが、最終的には「老化」と言う土台の上にこれらの4つがあるわけで、この4つが原因で活性酸素となります。
そうです「活性酸素」を抑えれば老化を緩く進ませる可能性はあるのです。
この活性酸素を抑制するのが緑黄色野菜です。
40代に入りました。
なるべくキレイなままでいたい。
そうですよね。分かります。
緑黄色野菜です。
スムージーにしても良いです。
サプリメントでも良いです。
(変な商品に騙されないように・・・。)
一気に白髪が無くなるなんて言うことはありません。
継続することです。
その上で、ストレスや睡眠不足、お酒やタバコなどの「生活習慣」や、頭皮の状態、紫外線などの「生活環境」、「食生活」に気を配ってみてはいかがでしょうか?
決して遺伝だけではありません。
後は良く笑い、軽い運動が出来れば大丈夫です。
無理なく継続です。
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【まとめ】
・白髪の原因は?
- 遺伝
- 生活環境
- 生活習慣(ストレス、睡眠)
- 食生活
・20代、30代、40代の違いは?
4つの原因のバランスが違うだけで、規則正しい生活を送ることが重要。
緑黄色野菜を取って活性酸素を抑えるのが効果的
遺伝だけにとらわれず、笑顔で過ごし、軽い運動を心がける
今回は「白髪の原因はストレス?20代、30代、40代で原因は違うのか?」でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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