多くの女性にとって「白髪」とはどのような存在でしょうか?
30代に入り、早い方だとチラチラと気になってくる白髪。
初めのうちは抜いてみたり、気になって美容師さんに相談して白髪染めにしてみたり。
40代に入り毎月の白髪染めにやや疲れてきた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
世間では「グレイヘア」と言う名前で少し流行ってもいるようで、気になってはいるが実際はどうなの?どんな方法があるの?40代だとまだ早いのかしら?
そんな疑問を美容師歴20年以上の、オーナー兼現役美容師の私が分かりやすく解説いたします。本日も最後までよろしくお願いいたします。
【白髪染めをやめる方法は!?】
実際に白髪染めをやめる方法はどのようなものがあるのでしょうか?
大きく分けると3つの方法があります。
①ハイライト、ローライトを使って自然に馴染ませていく方法
②脱色(ブリーチ)をして一気に馴染ませる方法
③帽子などを使って、伸びるのを待つ方法
順番に見ていきましょう。
①ハイライト、ローライトを使って自然に馴染ませていく方法
(ハイライト=明るい毛束、ローライト=暗い毛束)
私はこれが一番おススメです。
理由としては「オシャレ」だからです。
白髪染めをやめると言っても、オシャレをやめるわけではありません。
「白髪染めをしてしっかり隠す染め方をやめる」と言う意味です。
そのうえで今後もカラーリングを楽しむ方法です。
確かに、染めるのがめんどくさいから、もしくは金額的にかさむからやめる方もいらっしゃると思います。
その方はまた別の方法をおススメします。
(②か③が合うと思います。)
白髪は全体的に均等に生えているわけではありません。
多いところと少ないところがバラバラです。
そういった不均等な白髪を、ハイライト、ローライトを使いながら、全体的にデザインしていく方法です。
白髪をしっかり染めずに、デザインすることにより、白髪の混ざった状態を楽しむことが出来ますし、キッチリ染めている状態よりも伸びても気になりにくいです。
ハイライト、ローライト以外の部分も全体的にぼかすように染めますので、そのまま白髪が残る心配もございません。
全体的染めるカラーをグレーのマニキュアを使うのもおススメです。
グレーは白と黒の間ですから、当然馴染みも良く、伸びてきた時も自然に馴染みやすいです。
明るい茶色系のカラーではなく、地毛に近い感じでカラーリングを楽しみたい方には非常に向いているのではないでしょうか?
私のお客さまにも多いです。
何もせずにそのままほっとくよりもキレイな仕上がりですし、染めたては深いグレーですが時間と共に薄くなり馴染むので、気に入っている方は多いです。
このように「白髪染めも含めてカラーリングをやめる方法」ではなく、「従来の白髪染めをやめる方法」と言うのは沢山の方法がありますので、今後もカラーリングは継続します。
ですが、今までとは違い、キッチリ染まって完成ではないので、今の自分の現状に合ったカラーリングをいくつになっても楽しむことが出来ます。
オシャレを楽しむことは若さの秘訣でもありますので、個人的にはこちらをおススメいたします。
ぜひ今後も楽しんでもらいたいなと。
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②脱色(ブリーチ)して一気に馴染ませる方法
この方法は白髪が多い方はそのまま全体を脱色しても可能ですし、白髪の量が半々くらいの方でしたらウィービングと言った方法で脱色して馴染ませることが出来ます。
(ウィービングとは全体的に細かい毛束を取って、細かい筋状に染めていく技術です)
この方法は「白髪染めも含めてカラーリング自体を止めたい方」がこの方法を取ります。
今後も楽しみたい方は、無理に全体にウィービングする必要はありません。
(もし今後も少しは楽しみたいのでしたら①がおススメです。)
毎月染めるのがおっくうになったり、金銭的に違うのに使いたい方などはこちらも良いと思います。
今まで染まっていた部分を、一気に抜きますので白髪に近くなります。
その後は地毛が伸びてくるのを待ちますが、これまでの「しっかり染まっていた部分」と地毛の境目を目立ちにくくしますので、一度脱色すれば後は時間の経過を待つだけです。
(その後は③となります。)
ただし、一つだけ。
脱色になりますので、ダメージは大きいです。
白髪を馴染ませるには早く済みますが、同時にコンデションに自信がない場合はおススメしません。
脱色(ブリーチ)は美容室のメニューの中でもダメージの非常に大きいメニューです。
全体をブリーチにするか、ウィービングにするかは状況によって違いますので、美容師さんに相談してみて下さい。
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③帽子などを使って、伸びるのを待つ方法
実際に多い方法だと思います。
こちらも「白髪染めを含めて、カラーリングをやめる方」です。
カラーリング自体に疑問を持つようになったり、ナチュラル志向の方やアレルギーなどの方、退職などで白髪染めが必要無くなった方が多いと思います。
白髪に対しての価値観や向き合い方は人それぞれですから、個人的には全然オッケーだと思います。
付け加えとしては、白髪染めをしなくなると「素の自分」が出ることになります。これは化粧の感覚ですと「すっぴん」に近い感覚だと思います。
決して否定的なことではありません。
「素の自分」が出ますので、その他に気を配ることをおススメします。
その他とは、
髪の毛のコンデションやスタイリング、メイクやファッション、もっと言うと言葉やしぐさも含まれるかもしれません。
簡単に言いますと、どうしても現状ですとカラーリングをしている方が多いです。そうすると基準がカラーリングになりますので、そのままですと年齢が上に見えがちです。それが悪いわけではありません。
もし気にするのでしたら、気を付けた方が良いと思っております。
繰り返しですが、価値観はそれぞれです。
私はお客さまでしたら応援しておりますし、今のように感じていることはお伝えしております。
そのうえでファッションも含めて楽しんでいただけたらと思います。
カラーリングせずに自然のままで素敵な大人の女性は沢山いますからね。
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早いです・・・ね。
早いと思います。
自分からはおススメしておりません。
(私の主観です。)
理由としては、やはり「10歳上に見えるから」です。
先ほどもお伝えしておりますが、どうしてもカラーリングをすることが当たり前の日本の現状です。
それを基準として周りも判断することになります。
ですので、先ほどの「①ハイライト、ローライトを使って自然に馴染ませていく方法」でもオシャレですが、少し上に見られるかもしれません。
おススメの方法ではありますが、「髪の毛が白い」と言う印象が、あくまでも私個人の意見ですが、50代くらいからではないでしょうか?
が、あくまでも個人の生き方でもありますので尊重はしております。
その分、コンディションには十分に気を付けた方が良いと思います。
ただし、こういった方は良いのではないでしょうか?
①思い切ってベリーショートにする予定
②アレルギーが出てしまい続けられない
③なぜ若く見られなくてはいけないのか疑問
④旦那や子供など家族が背中を押してくれる
⑤シルバーやパープルなど派手な色にしたい
①思い切ってベリーショートにする予定
これに関してはあっぱれですよね。
中々女性でベリーショートは勇気がいることだと思います。
が、ベリーショートで地毛はカッコいいです。
ジェルなんかでビシッとスタイリングしていると、白髪でもオシャレに見えて年齢は感じないのではないでしょうか。
生き方全てが集約されているようで、個人的には非常に好感を持っております。
②アレルギーが出てしまい続けられない
仕方がないですよね。
楽しみたいと思っていても出来ないこともありますし、無理することでもありません。その他で楽しむのも良いですよね。
マニキュアやヘナなど、その他のカラー剤もありますが、そこまでするのは・・・とお考えの方もいると思います。
ヘアスタイルやメイク、ファッションでもまだまだ楽しめますよね。
③なぜ若く見られなくてはいけないのか疑問
この段階に来るまでに、色々と思考を繰り返したと思います。
「自分らしくいるために」や「自然に生きていくために」など考えたのではないでしょうか。
多くの方の染める理由は「若さ」の印象に当たるでしょうから、それを踏まえてのことですね。
④旦那や子供など家族が背中を押してくれる
意外と大事です。
結構大事なことです。
ご自身で決めても、実際一緒に暮らす家族にちょくちょく言われると気になるものです。
特に小さなお子さんをお持ちの方は、子供に言われると影響は大きいですからね。それで元に戻る方も多くいらっしゃいます。
そんな家族も応援してくれるのでしたら、ぜひやってみましょう。
⑤シルバーやパープルなど派手な色にしたい
これは次元の違う意見です。
皆さんに参考になるか分かりません。
私もこれに当てはまっております。
赤だの青だのやりますので、もはや白いとか黒いとか関係ありません。
職業や生活環境で自由な方はぜひ楽しみましょう。
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【まとめ】
【白髪染めをやめる方法は!?】
①ハイライト、ローライトを使って自然に馴染ませていく方法
②脱色(ブリーチ)をして一気に馴染ませる方法
③帽子などを使って、伸びるのを待つ方法
【白髪染めを40代でやめるのはどうなの?】
まだ早いと思います。
理由としては「10歳上に見えるから」です。
ただし、こういった方はトライしてみても良いと思います。
①思い切ってベリーショートにする予定
②アレルギーが出てしまい続けられない
③なぜ若く見られなくてはいけないのか疑問
④旦那や子供など家族が背中を押してくれる
⑤シルバーやパープルなど派手な色にしたい
以上で今回は「白髪染めをやめる方法は!?40代ではまだ早い?」をテーマに詳しく解説していきました。
最後までありがとうございました。
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