最近では女性の9割以上は何らかのカラーリングをしていると思います。
明るい髪は柔らかく、透明感もあって素敵ですよね。
そんなカラーリングですが、やはりダメージとは切っても切り離せません。
今日は「【ヘアカラー】ダメージの基本を解説!!!」をテーマにして、美容師歴20年以上、オーナー兼現役美容師の私が、カラーリングのダメージについて解説していきたいと思います。
最後までどうぞよろしくお願いいたします。
【ヘアカラーのダメージとは?】
ヘアカラーのダメージは
①明るさ
②放置時間
この2つで決まります。
①明るさ
明るさとダメージは比例します。
髪の毛は明るいほど、ダメージが大きくなります。
これは白髪染め以外では絶対です。(白髪染めに関しては後ほど)
ですので、こげ茶くらいの明るさと、ブリーチを使った金髪だと、当たり前ですがブリーチの方がダメージが大きいです。
これは、髪が明るくなるには、「メラニン色素」を破壊しなくてはいけません。
メラニン色素とは髪の毛が黒く見えるための色素で、日本人は主にユウメランニン(赤褐色のメラニン色素)が多いので、これを破壊しないと明るくならないのです。
そこで、メラニン色素だけを攻撃で切れば良いのですが、そんなに都合よく出来るわけではなく、髪の毛の他の栄養分も破壊してしまいます。
ですので、髪の毛が明るいほどダメージが大きいと言うことになります。
明るさと比例するので、感覚としては分かりやすいですよね。
もちろん、人それぞれ髪質が違いますので、同じ明るさでも人によってダメージ具合はバラバラです。
「同じ人なら」明るさによってダメージが比例して大きくなると言う訳です。
白髪染めに関しては、薬剤自体のダメージは一般的なカラー剤と同じかそれ以下です。
ただし、そもそも白髪染めをする年齢の方々の髪の毛が弱ってきているので、ダメージを感じやすくなっているのが現状です。
お肌と同じで、水分量、栄養分、その他様々不足してきます。
お肌ですと敏感肌になったりしますよね。
ハリが無くなってきたり、しわになりやすくなったり・・・
髪の毛も感じにくいですが、お肌と同じように変化しているのです。
繰り返しですが、白髪染め自体は一般的な明るさに茶色くするカラー剤と同じです。
ハイライトなど、色を削るために明るいカラー剤を使わない限りは心配することはありません。
②放置時間
これは薬剤を塗布してから流すまでの時間ですが、もちろん長い方が痛みます。
それはそうですよね。
カラーリングはトリートメントではないので、「長く置いた方が良い」とはなりません。
適切な時間で流すようにしましょう。
カラーリングの発色は20分~30分で完成しますので、それ以上置いても発色が良くなるわけではなくダメージが進みます。
また発色自体も「濁り」が出てくるので、あまりお勧めはしません。
決まった時間でキレイに発色するように出来ております。
「放置時間」は色にもダメージにも影響があるので、しっかり意識するようにしましょう。
関連記事:【ヘアカラー】ハイライトを使ってオシャレにしたい!
【白髪染めとの違いはあるの?】
先ほども少し触れていますが、ダメージに関しては白髪染めもおしゃれ染めも同じです。
もちろん、発色の仕方は違いますが、ダメージは色の種類ではないので変わりません。
過酸化水素の濃度も、薬剤のphも、発色の理論も同じです。
髪の毛自体が年々弱ってきているので、薬剤上は同じでもダメージを感じるのだと思います。
ただし、白髪の割合が6割以上になってきた場合、薬剤の強さをどんどん下げることが出来ます。
どういうことかと言うと、白髪の量の方が黒髪よりも多くなった時点で、黒髪を明るくする作用を減らしても良くなるので、薬剤のパワーの調整が可能になると思っています。
黒髪が多い場合は、黒を明るくするためにある程度の薬剤のパワーが必要です。
しかし、白の方が多くなれば、明るくするよりも色を入れることが重要になってきます。
ですので、白髪の割合が6割以上になると、明るくするパワーを抑えて下げることで調整が可能になるのです。
実際に私のサロンではそうしております。
なので、もし白髪染めでダメージが気になっている場合は相談してみるのが良いでしょう。
基本的には薬剤自体のダメージは同じだと思ってください。
もっと詳しく知りたい方は↓
【ダメージケアの方法】
カラーリングのダメージの代表は乾燥です。
発色するためにメラニン色素を破壊する時に、髪の毛の細胞間純物質にもダメージを与えるので、乾燥しやすくなります。
この乾燥をほおっておくと、枝毛や切れ毛になるのですが、まずは「乾燥」から髪を守りましょう。
具体的には、シャンプーとトリートメントの方法を変えます。
ちょっとした髪の扱い方、考え方を変えるだけで、髪の毛は変化します。
もちろん、良い商品を使うに越したことはありませんが、扱い方次第でダメージから守ることも出来るのです。
次にタオルドライから乾かすまでです。
こちらも扱い方が中心ですが、難しいことは無くすぐに今日からでも可能です。
ようは、何か特別なことをするよりも毎日少しずつと言うことですね。
もっと詳しく知りたい方は↓
【まとめ】
ヘアカラーのダメージは「明るさ」と「放置時間」で決まります。
白髪染めでもおしゃれ染めでもダメージは一緒です。
また、カラーリングは「乾燥」が主なダメージなので、髪の扱い方を少し変えるだけで、乾燥から髪の毛を守ることも出来るので、ぜひ参考にしてみてください。
カラーリングは、ほとんどの女性にとってオシャレの一つだと思います。
ぜひダメージを克服して、ツヤのあるサラサラな髪を手に入れてくださいね♡
今回は「【ヘアカラー】ダメージの基本を解説!!!」をテーマに解説してみました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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