グレイヘアとは?50代からの上手な付き合い方。

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ここ数年、グレイヘアの女性を雑誌やテレビで見る機会が増えてまいりました。

以前までは、どちらかと言えば否定的にとらえられていた白髪。

染めることが前提でお客さまもスタイルを考えていたことと思います。

 

時代は変わり、個性を大切にする時代へと移り変わりました。

現在は多くの写真集やスタイルブックが、私の店にもあります。

そんな雑誌を見ながらお客さまから、「素敵ね~」とか「やってみたいけど・・・」など、お悩みになる方も多いです。

 

50代に入り、少しづつ白髪の量も増えてくる頃かと思います。

美容師歴20年以上で、オーナー兼現役美容師の私が、今回は「グレイヘアとは?50代からの上手な付き合い方。」をテーマに分かりやすく解説していきたいと思います。

最後までどうぞよろしくお願いいたします。

 

【グレイヘアとは?】

グレイヘアとは、「白髪染めを止めて自然のままに過ごすこと」を意味しております。

しかし、実際には「白髪染めを含めカラーリングを全くしない」場合と「従来のしっかり隠す白髪染めを止める」場合の2パターンに分かれます。

 

もう少し分かりやすく補足すると、前者はそのままの通りで、カラーリングそのものを全くやめた場合になります。

 

後者は、ハイライトやローライト、マニキュアなどのカラーリングを自分らしく楽しみながら、従来の染め方(根本が伸びれば染める)を止めた場合となります。この場合はカラーリング自体は止めておりません。

 

ですのでグレイヘアと言っても、大きく分けてこの2種類があると考えてください。

 

グレイヘアのメリット、デメリット

◉メリット

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①時間と費用の節約

何と言っても一番のメリットは、時間と費用の節約です。

今までのように月に1度は決まって美容室に行き、染めることはなくなるでしょう。

月に1度、早い方だと3週間に1度のペースでいらっしゃっております。

価値観や仕事柄など、理由は様々なのですが、やはり時間や費用の負担はあるのではないでしょうか?

その点、全く染めない方はもちろんですが、従来の白髪染めを止めた方でも月に1度のような忙しさはありません。根元が伸びてきたのがぼけますから、こまめなカラーリングとは距離を置くことになります。

それによって、今まで取られていた時間と費用が浮くことになります。

 

②頭皮と髪への負担の軽減

当然カラーリングの回数が減りますので、それに伴い頭皮と髪への負担が軽減されます。

年を重ねることにより、髪も頭皮も栄養や水分が失われてきます。

それによってダメージも受けやすい状態へ変化してくるわけですが、グレイヘアにすることによって、カラーリングの回数が減りますので、状態をキープしやすくなるメリットがあります。

年々アレルギーが出やすくなったりもしますので、そういった危険からの回避ともなります。

 

③自分らしく生きる選択

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個性の時代です。

以前のように、「白髪=隠したいもの」では必ずしもなくなってきました。

白髪も含めて個性ではないでしょうか?

決して白髪染めがダメなわけではありません。

が、それも含めてそれぞれの個性と言うことになります。

実際、白髪は白ですから色としては一番明るいカラーとも言えます。

その白いヘアに、黒い洋服はメリハリがあってモードでオシャレですし、モード感があると、メイクも引き立ちます。

そういったオシャレを楽しむのも余裕があって素敵ですよね。

 

では反対に・・・

◉デメリット

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①老けて見える

一番のデメリットと言いますが、懸念している理由はこれではないでしょうか。

やはり現在の日本ですとカラーリングしている方が殆どです。常識と言うのは絶対数が多い方が常識となりますので、50代、60代ですと、多くの方が染めております。

その印象が強いですので、ただほおっておいてグレイヘアにしただけですと、年上にみられることもあるのではないでしょうか?

 

芸能人でも、近藤サトさんが最近グレイヘアにしておりますが、50そこそこですが、一般の方の反応は様々です。

あれだけお綺麗な方でも印象は様々ですからね。

躊躇してしまう気持ちも理解できますね。

 

②パサパサに見える

生えたての白髪の頃とは少し変わってきて、グレイヘアに悩むころになると、白髪はウネウネが目立ってきます。

これは本来は白髪に限らず、黒い髪もクセが出てきているのですが、白い方が目立ってしまいます。

体は年齢と共に栄養分や水分、油分が不足してきますので、髪の毛もクセが出やすくなると言う訳です。

その結果、ウネウネとしますから、パサパサに見えやすいんですね・・・。

何となくお気づきの方も多いもではないでしょうか?

全く何もしなくても良いわけではありません。

ただ楽チンと言う訳ではなく、その分ケアが重視されます。

 

③黄ばんで見える

意外と知られてないのがこの「黄ばみ」です。

日本人は元々黒髪ですので、完全な「白」にはなりにくく、多少なりとも「黄ばみ」が残る方が多いです。

そうすると、完全な白ではないので、汚らしく見える場合もありますので覚えておくのも良いと思います。

対処法などは後ほど解説いたします。

 

グレイヘアへの移行期をどう乗り切るか?

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・ハイライトやローライト、マニキュアなどを上手に使う

これは美容師さんに相談すると言うことですね。

白髪の生えている位置は、まばらです。

こめかみに多い人、前髪に多い人、分け目に多い人、どこかポイントで多い人・・・など、まばらとなります。

ですから、どのような薬剤をどのような技術で施術するかは美容師さんとの相談となります。実際は相談と言うか提案になりますが。

ハイライト、ローライトを使ったカラーリングは、ただ根元を中心に染めていたカラーリングとは違い、華やかな印象になります。

こだわったカラーリングですので、周りの目を引くことでしょう。

 

その上でファッションやメイクも含めて再度考えてみてはいかがでしょうか?

以前とはまた一味違った楽しみ方が見つかると思います。

 

・ブリーチをして一気に白に近い色にする

これは途中を我慢できずに一気にやりたい方におススメです。

今まで染まっていた部分を一気に抜きますから、当然、明るくなりそのままよりは馴染みます。

(全体を一気にブリーチするか、ウィービングでブリーチするかはその状態で違います。)※ウィービング=細かく毛束を取って染める技術

しかし、一番の問題はダメージです。

ブリーチですのでダメージが心配です。

馴染むのは大事ですが傷んでしまってバサバサになってしまっては元も子もありません。

髪の毛の状態を見て判断することが大切です。

 

・帽子を被る

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一番オーソドックスな方法ではないでしょうか。

時が過ぎるのを待つと言うことですね。

夏場でも日差し除けになりますし、冬は防寒になります。

年中通して帽子の役割はありますので、出かける時は問題ないですね。

ただし仕事中ですと帽子は被れません。。。

この途中が汚らしく見えてり、手をかけない人のようにも見られがちですので、ご注意ください。

編み込みやアレンジをしてまとまりを出すか、やはりハイライトやローライトなどで1度は違うカラーリングを挟むことをおススメいたします。

 

・トリートメントカラーで馴染ませる

トリートメントカラーとは、お風呂でトリートメントしながらカラーが出来る商品です。テレビや雑誌でご覧になったこともありますよね。

色の種類自体を細かく選べる訳ではありませんが(しっかり染まると言うよりはぼかすくらいなので)、グレイヘアへの途中段階の方は使い勝手の良い商品ではないでしょうか?

しっかり染まるよりもぼけるくらいがちょうど良いですからね。

(詳しくはこちらをどうぞ「白髪染めトリートメントの効果や口コミは?市販のおススメ商品は何?」

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50代のグレイヘアで気を付けること

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デメリットでも出ておりますが、何もせずにほおっておくと老けて見える、パサパサに見える、黄ばんで見える等々、心配な点も多いです。

グレイヘアにすると10歳は多く見られることもあります。

ショック・・・。

そこでいくつか気を付ける点がございます。

ポイントは・・・

 

・ファッションやメイクを気を付ける

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頭がグレイヘアになりますので、何もせずに変わらないと老けて見えます。

これはメイクせずにすっぴんですと老けて見えるのと同じことだと考えてください。グレイヘアとはそのままのことです。

 

そのままをどう生き生き見せるかがポイントになります。

ファッションやメイクをモード寄りにしてみてはいかがでしょうか?

繰り返しではありますが、白は一番シンプルで明るい色です。

一番明るい色を上手に使って、黒い服装や鮮やかな色の服装はどうでしょう?

メイクもポイントで少し、唇などを鮮やかにするのも良いと思います。

靴下だけ赤とかのイメージですね。

ポイントで鮮やかな色はオシャレに見えますね。

そういった遊び心を持ってファッションやメイクを楽しむ方はグレイヘアは非常に相性の良いヘアだと言えます。

 

・完全にカラーリングを止めるのを止める

止めるのを止める、何だかよくわかりませんね。

完全にカラーリングを止めて、グレイヘアにするとパサつきと黄ばみが気になります。手をかけてないようにも見られがちです。

ある程度の年齢でしたら良いのですが50代ですとまだまだ現役です。

やはり完全に白髪染めを止めるのではなく、白髪を上手に活用した白髪染めに移行することをおススメいたします。

 

全体的には明るいカラーを使って染めるのですが、白髪の少ない部分に細かくハイライトを入れて白髪をぼかしたり、白髪の多い部分はそのままハイライトのように見せて残したりも個性があっておしゃれだと思います。

また全体をグレーなどのマニキュアでカバーするのも面白いです。

グレーは白と黒の間の色ですから、染めてもしっかりと染まるわけでもなく、色落ちしても馴染んで落ちてきます。更に黄ばみもグレーでカバーできますから、万能な色ですね。

マニキュアは髪のツヤも出やすくなりますので、そちらにも効果的です。

 

また、美容室では紫のシャンプーがあります。

紫と言うのは、黄色の反対色になります。

反対色と言うのは、打ち消してくれますので、黄ばみを打ち消し白に近づけてくれます。

金髪をシルバーに近づける時も使うシャンプーですので、決して紫になるためのものではありませんのでご心配なく。美容師さんに聞いてみるのもおススメです。

 

・髪のツヤに気を付ける

パサつきを抑えることが重要です。

ツヤが無くなると疲れて見えます。

シャンプーやトリートメントの方法を少し変えて、髪の改善をしていきましょう。年齢と共に髪の毛の状態は変化していきます。

方法を少し変えるだけで、髪質は変化しますので是非取り入れてください。

またオイルやクリームなどの、流さないトリートメント剤をうまく使うと、足りない要素を補ってくれて、ハリコシやツヤも出やすくなると思います。

遠慮せずに美容師さんに相談しましょう。

「髪質改善とは?シャンプーの方法を変えるだけで効果あり!?」

「髪質改善に効果あり?毎日のトリートメントで差がつく方法!」

 

【まとめ】

◉グレイヘアはメリット、デメリットがあるので理解して挑戦すると良いでしょう。

◉グレイヘアに移行する方法はいくつかあるので、自分に合った方法は何か美容師さんに相談しましょう。

◉50代でグレイヘアに挑戦するには工夫が必要です。

・ファッションやメイクに気を付けるのはもちろん、髪のツヤにも気を付けましょう。

・完全にカラーリングを止めるよりも、個性を生かしたカラーリングをおススメいたします。

 

いかがでしたでしょうか?

今回は「グレイヘアとは?50代からの付き合い方。」をテーマに解説していきました。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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