美容室を開業するにあたり、集客は外せないポイントですよね。
集客の中で、「折り込み広告」は一番オーソドックスな集客方法ではないでしょうか?
そこで今回は「【美容室開業】折り込み広告の集客はターゲットを絞って作る♡」をテーマにして、美容師歴20年以上、オーナー兼現役美容師の私が、自身が行った広告の作り方を解説していきたいと思います。
最後までどうぞよろしくお願いいたします。
【美容室開業】折り込み広告の集客はターゲットを絞って作る♡
折り込み広告と言っても、自分で配るのか?新聞なのか?地域情報誌なのか?迷いますよね。
最近では折り込み広自体がかなり減っていると思いますが、よく理解して行えばまだまだ効果はあります。
どのように考えれば効果的なのか?自分には広告があっているのかどうか?を「範囲」「ターゲット」「内容」に絞って解説していきます。
【広告の配る範囲を絞る!】
・お店の場所は?
私はこれが一番大切だと思います。
チラシの作り方などで色々書いているサイトを見ますが、「人の目線はこう動く」「人はこういったことに目を引く」などよりも、折り込み広告をやる場合は出店するお店の場所が重要です。
それは「郊外」「住宅地」に出店した場合です。
これ以外の場所にお店がある場合は折り込み広告は、効果が薄いと思った方が良いでしょう。
具体的には「町中」や「繁華街」にお店がある場合は効果が薄いです。
あくまでも個人店で、大型店舗ではありません。
町中や繁華街にあるお店には、その市内のいたるところから来店することでしょう。
ハッキリ言っていくら配っても配り切れませんし、費用対効果に合いません。
あくまでも折り込み広告を配るのであれば、「郊外」「住宅地」に出店した場合です。
こういった場所にお店がある場合は、基本的に新規のお客さまは近くからしか来店しません。
おのずと配る範囲も限定できるので、余計な出費がありません。ダイレクトに範囲を限定できるでしょう。
・半径5km圏内、枚数は「50000枚」
個人的な経験の元ですが、最大で「半径5km」か「50000枚」です。
このうちどちらかの条件を満たした方で良いです。
これ以上はほとんど意味が無いでしょう。
ようは、50000枚に足りないから範囲を広くしても遠くなるので来ませんし、5km以内に80000枚配ったとしても個人店ではさばき切れません。
スタッフ数にもよりますが、3人~5人で新規オープンでしたら、もう少し少なくても良いくらいだと思います。
繰り返しですが、個人店の場合です。広告を配るのはお金がかかります。
これ以上に配ろうと思っても、費用がかさむだけで効果は薄れていきます。
ましてや、オープンの広告は折り込みだけではないし、その他も有効に使いうので、折り込み広告としてはこれくらいで十分です。
一応・・・自分で配るのは止めた方が良いですよ。
確かに出来なくはないですが、範囲も枚数もかなりの量です。
個人で配るには1000枚くらいが限界でしょう。
配ってくれる友達が、30人くらいいるなら可能ですが、10人で50000枚は難しい。
配れたとしても、なあなあになってると思います。
新規開業です。しっかり配りたいですよね。
大切なのは「郊外」「住宅地」に出店する場合。
「5km圏内」か「50000枚」です。
覚えておきましょう。
【ターゲットを絞る!】
広告を作るうえでのポイントですね。
しかし、「郊外」「住宅地」にお店を出すので、基本的には主婦層がメインターゲットになります。
若い層はネット社会なので広告もネットです。折り込み広告はほぼ見ませんからね。
どんなにかっこよく作っても、紙の広告を手に取ることも無いでしょう。
特に新聞の折り込みは新聞を取っていないと来ませんから、おのずと若い層は考えなくて良いです。
しかし!平日の日中に、お店を埋めてくれるのは主婦層です。
主婦層~お姉さま方をターゲットにした広告を作り、結果として、娘さんや旦那さんが来るようになるのが良いでしょう。
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【広告の内容は?】
主婦層がターゲットになったので、ここからは内容になります。
「他の美容室とは何が違うのか?」がポイントです。
もちろん技術があっての独立でしょうから、それが大前提ですが、違いが分からないと足も向きません。
何が違うのかを誰が見ても分かるように宣伝します。
例えば、
・つむじの割れを直すカットの方法
・伸びても白髪を目立ちにくくするカラーリング方法
・くせ毛を自然に収まり良くする方法
・最新のダメージレスパーマでトップにボリュームを出す方法
などなど・・・。
美容師の技術ってたくさんありますよね。
主婦が悩んでいて誰が見ても分かりやすい広告を出します。(自分が出来るやつね!)
その上で
・地元のこだわりコーヒーを出すお店
・フルフラットで負担の無いシャンプー台
・ポイントカードのメリット
・図書館のように書籍を貸出しできるお店
などなど。
技術とは違った特徴を付けくわえるとお店の雰囲気も分かって良いと思います。
大事なのは、「主婦層の悩みを解決できる技術」と「プラスα」です。
その後に「広告写真」「割引設定」「広告作成」をどうするか考えましょう。
・広告写真
「広告写真」は、最近はスマートフォンの性能もかなり良いので自分で撮影しても大丈夫です。
A4くらいの広告であれば、スマートフォンのカメラで十分な出来具合です。
広告のメニューのビフォーアフターもしっかり撮りましょう。
一目で分かるように写真を撮ることを心がければ良いだけです。
無理に格好つけると嘘くさく見えるので、ちゃんと分かりやすいことが重要です。
・割引設定
例えばその広告のメニューを50%引きにしましょう。
50%引きは、やる方も少々ビビりますよね・・・。しかし!
「新規の方20%引き」とか「30%引き」を見ますが、インパクトが足りません。
例えば「伸びても目立ちにくい白髪染めを50%off」の方がインパクトは大きいです。
インパクトがあれば何でも良いわけではなく、金額的なこともちゃんと考えております。
実際はカット+カラーリングの場合が多いでしょうから、トータルから30%引きにしたくらいなものでしょう。
見た人が引き付けられやすいメニューで、インパクトのある値段の設定を考えましょう。
・広告作成
「広告作成」は誰が作るかです。
外部に頼んでも良いと思います。
が、私は自分で作りました。ぜひ作ってみて欲しいのです。
雑誌とかたくさん見てイメージはあったので、それを人に伝えても中々思ったようには作ってもらえないし・・・それでもお金はかかるし・・・。
外部にA4サイズで両面広告を頼むと、それだけでも5万円くらいは平気でしますからね。
折り込み代と印刷代と合わせるとかなりの出費です。
もちろん素人ですので失敗もしますが、そういった時間も私はあっても良いと思いますよ。
慣れない作業なのでかなりの時間はかかりますが、出来上がった広告を見て愛しくなりました。
この広告で来た人は、「絶対に一人も逃したくない」と思いましたよ。
美容室を開業するって、こういった思いを形にする事だと思います。
確かに頼めばもっとカッコよくスタイリッシュな広告が出来るでしょう。しかし、思いがあって独立を選んだはずです。
たった1枚のチラシですが、これで来たお客さまに「何時間もかけて作ったんですよ」ってきっと話すでしょう。
その思いは伝わりますよ。美容室の仕事って、すべて思いの結晶です。
一度は挑戦してみてはいかがでしょうか?
通常のマイクロソフトの「ワード」でも作れるし、アドビの「イラストレーター」でも出来ますので、独立までの時間で夜な夜なチャレンジしてみては?
もし信頼できる友達や知り合いがいるなら良いですけどね♡
【まとめ】
折り込み広告は、「範囲」「ターゲット」「内容」を外さなければ、それなりの効果は今でもあります。
ただし、折り込み広告は「郊外」「住宅地」にお店がある場合に絞った方が良いでしょう。
実際に私のお店でも、今でも1年に1回は、お知らせも含めて出しております。
ネット社会なのでアナログは効果が薄くなってきてますが、そのアナログを考えるのも勉強になるので、ぜひ美容室開業の時には参考にしてみてください。
今回は「【美容室開業】折り込み広告の集客はターゲットを絞って作る♡」をテーマにして解説していきました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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