人は加齢とともに白髪が増えていきますが、若い方でも白髪で悩んでいる方もいます。
遺伝の要素は高いですが、白髪を抑えるコツはあるのでしょうか?
白髪の原因は
・遺伝
・生活環境
・生活習慣
・食生活
が挙げられます。
20年以上のキャリアを持つ、オーナー兼現役美容師の私が、個人的な見解も含めまながら、今回はそのひとつ「食生活」について詳しく解説していこうと思います。
食生活を見直すとともに、白髪の予防や改善に効果があるといわれる食べ物や栄養素を紹介します。
白髪の予防はもちろん、健康な暮らしにも繋がりますのでぜひ覚えておくと良いと思います。
(白髪と運動の関係はこちらをどうぞ「運動不足は白髪の原因?白髪と運動には関係があるの?」)
今回も最後までお付き合いいただければと思います。
【白髪は食べ物で減るのか?】
「体は半年前の食べ物で出来ています。」
もはや名言ですね。
そうです。髪の毛も体の一部です。
当然、
「白髪は食べ物で変わります。」
予防も出来ますし、減らすことも出来ます!
ただし、個人差や体質にもよりますが、食べ物を意識して変えることによって白髪対策は効果的に出来ます。
では白髪に効果的な食べ物をご紹介していきます。
髪の毛の成分としては、
タンパク質 約8割
水分 約12~13%
脂質 約1~8%
微量元素(ビタミン・ミネラル等) 約0.6%~1%
このことから髪に良いものをとっていれば必然的に白髪予防にもなりますので、以下のような食べ物や栄養素がおすすめです。
・タンパク質
基本的にはたんぱく質です。
肉、魚、卵、牛乳、豆類など
髪の毛の約8割はたんぱく質でできているのでまずは、良質なたんぱく質を取ることで健康な髪を作るのに役立ちます。
アミノ酸の集合体であるたんぱく質は体作りには必須ですね。
・ビタミン
ビタミンE
ウナギ、アーモンドなど
ビタミンEは若返りのビタミンと呼ばれるほど、抗酸化力が強いです。
白髪は活性酸素が原因とされておりますので抗酸化効果の高い栄養素は大切です。
ビタミンC
赤ピーマン、アセロカ、ブロッコリーなど
髪にとって、タンパク質から細胞同士を結びつけるコラーゲン作成に役立つ
関係ないですが意外とレモンって印象よりもビタミンcが少ないようですね。
ビタミンB郡
水溶性のビタミンBは髪や頭皮のためにいろいろ役立ちます
B2:レバー・うなぎ
B6:バナナ
ビオチン 白髪予防・対策
ミネラル
鉛
カキ・ホタテ・豚レバー・高野豆腐・納豆・牛肩赤身肉等
髪を作るタンパク質の合成に必要不可欠。
意外と見落としがちなのがミネラルです。
本来は自然の塩(海塩や岩塩)に含まれておりますので、塩を変えてみるのも良いと思います。
カルシウム
乳製品、小魚、大豆製品、海藻類、モロヘイヤなどに多く含まれています。
メラノサイト(髪の毛を黒くする細胞)を活性化。
マグネシウムと一緒にとると良いそうです。
海藻類はミネラルも豊富に含みますので、美容にも効果的ですよね。
亜鉛
牛肉や豚肉や鶏肉、牡蠣(カキ)、ゴマ、卵、納豆、ホヤなど。
皮膚や毛髪を形成する亜鉛は髪を黒くそめパサツキをおさえる健康な髪をつくるアミノ酸の合成に必要です
出ましたね、「ゴマ」
後ほど解説いたします。
銅
鶏レバー、牡蠣、納豆、アーモンド、甲殻類など
メラニン色素を活性化
・その他 良質な油・水
オリーブオイル
動脈硬化を防ぐオレイン酸を70%以上防ぐ
血液循環は白髪対策には重要です。
エゴマ油
αリノレン酸は体内で合成できない必須脂肪酸。高血圧の予防やアレルギーの改善にも効果があり。
最近テレビで放送すると近所のスーパーでは一瞬で品切れです。
コラーゲン
うなぎ、豚足、ゼラチンなど
頭皮をやわらかく健康に保つのに役立ちます。
女性はコラーゲンに敏感ですよね!美容の代表成分ですね。
良質な水
健康な髪は通常12%~13%の水分を含みます。水分が足りないと髪がパサツキます。
体内の70%は水分ですので、良質な水は必須です。
また体を温めてくれる食べ物をとることで白髪予防や改善に効果があるといわれております。
どうしても特に夏場は冷たくしがちですよね・・・。
体を温めることは、白髪だけではなくがん予防などにも効果的だとよく聞きますので、積極的に取り入れてはいかがでしょうか?
根菜類、柿、ニンニク、栗、サツマイモなどが体を温めてくれる食べ物です。
私は好きなものばかりですね!
さてさて、
【ゴマは白髪対策に効果的!?】
やはり「ゴマ」は効果あるのです!
黒いからではございません!(笑)
白髪予防には、黒ごま、黒豆、ひじきなど、“黒い食べ物”もオススメです。こうした“黒い食べ物”は、腎臓系も強くしてくれます。
どれかひとつが重要ではなく、バランスのよい食事を取るようにすることが大切です。やはり日本食はおススメですよね。
即効性があるわけではないので毎日のバランスよい食事を心がけることで徐々に効果が現れてきます。
ちなみに黒い食べ物だから髪の毛が黒くなるわけではありません。笑
髪の毛を黒くするのは、毛根の色素細胞ですし、メラニン色素の影響で黒く見えております。
その働きを活性化するのに効果的であると言うことです。お間違いのないように。
◉ゴマの効果!!!
黒ゴマに含まれる栄養素
アンチエイジングに効くとされているビタミンEやビタミンB1、ビタミンB2
たんぱく質、銅、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、
食物繊維、マンガン 、セサミンなど。
黒ゴマにはこれだけ色々な栄養素が含まれています。
黒ゴマを摂取することでストレス、美肌、便秘、冷え症、貧血、アルコール分解などさまざまな効果もみられるそうです。
黒ゴマに含まれる豊富な栄養成分が、白髪の原因であるメラニン色素の欠乏を防ぎ、髪の毛を黒くしてくれるといわれています。
すごいですね。
また白髪予防には、黒ごま、黒豆、ひじきなど、ほかの「黒い食べ物」もオススメです。こうした“黒い食べ物”は、腎臓系も強くしてくれます。
ちなみに!
ここからはその逆です。
◉白髪の原因になりやすい食べ物
髪の毛は身体の中で1番最後に栄養が回ってくる部位です。しっかり栄養を届けたいものですが、逆に食べることで妨げになってしまう食べ物もあります。白髪が気になっている際は、意識しましょう。
①甘いもの(糖分)
女性は甘いものが好きな人も多いのではないでしょうか?しかしこれらの食べ物は、様々な理由から髪にとっても大敵となり得ます。
炭水化物やアルコールにも糖分が多く含まれているから要注意です。
◆糖分の過剰摂取が髪に与える影響
・成長ホルモンの分泌を阻害する。※アメリカのある調査において、糖尿病の患者は健常者に比べてはるかに多くの白髪を持っている人が多いことが実証されています。
・血中濃度が高くなる。皮脂腺が刺激されて、頭皮から多くの皮脂が出るようになる。→毛穴を詰まらせたり炎症の原因になって毛根部分にダメージを与える。(白髪が発生しやすくなる。)
・中性脂肪を増やすことに繋がり、血液がドロドロになる→血行不良により髪に栄養が届きにくくなる。
②刺激物
刺激物を食べて、胃の痛みを感じた経験がある人も多いのではないでしょうか。私もしょっちゅうです・・・。
この刺激物は、胃や腸などの消化器系に影響を与えます。
この消化器系が弱ってしまうと、せっかく身体に摂りいれた栄養を正常に消化できずに、吸収しにくくなってしまうのです。そうなると当然、髪にも栄養が行き届きません。
髪の毛は最後に栄養が配られますからね。
ただし、辛い食べ物も適度な量であれば、身体を温めて血行を促進してくれる効果も期待できます。適度な刺激&量を摂り入れるようにしたいですね。
③身体を冷やす食べ物
先ほども少しふておりますが、身体が冷えると血管が収縮されてしまう為、血行が悪くなります。
そうなると、血液が臓器を温めようと身体の中心に集まる為、末端に血液がいかず髪に栄養が届かなくなってしまうのです。
トマトやキュウリ、とうもろこし等の夏が旬であったり、バナナやパイナップルといった、南国で収穫される食べ物には身体を冷やす作用があることを知っておきましょう。
【まとめ】
・白髪は食べ物で変わるのか?
当然、変わります。
たんぱく質、ビタミン、良質な油を取るように心がけ、バランスの良い食事(特に和食)を意識しましょう。
・ゴマはホントに効果的なのか!?
効果的です!
ゴマには様々なえい要素が含まれており、白髪予防には効果的です。
更には、ストレス、美肌、便秘、冷え症、貧血、アルコール分解などさまざまな効果がありますので、積極的に摂取していきましょう。
いかがだったでしょうか?
今回は「白髪は食べ物で減るのか?ゴマは白髪対策に効果的!?」でした。
参考になりましたか?
大切なのは白髪予防だけでなく、バランスの取れた食生活は健康生活に欠かせませんので、ぜひ取り入れてください。
最後までありがとうございました。
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