【パーマ後のシャンプー】いつからして大丈夫?現役美容師がしっかり解説します!

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季節の変わり目や気分転換など髪型を変えたくなることってありますよね。

そんな時、パーマをかけてみようかな?と言うのも選択肢のひとつではないでしょうか?

雑誌やネットを見て、好みのスタイルを探したり、美容師さんに相談してみたり。ワクワクしますよね。

ところでパーマをかけた後はいつからシャンプーしても良いのでしょうか・・・?

疑問に思うことありますよね。

スタイリング剤が付いてるし・・・シャンプーしてから寝たいけど?

今回は「パーマ後のシャンプーはいつから?当日でも大丈夫!?」をテーマにして、美容師歴20年以上のオーナー兼現役美容師の私が分かりやすく、持論も踏まえて解説していこうと思います。

最後までよろしくお願いいたします。

【パーマ後のシャンプーはいつから?当日でも大丈夫?】

結論から言いますと、

「当日から大丈夫です。」

当日、家に帰ってからシャンプーしても問題ありません。

実際、今でもパーマをかけた後に美容師さんに「今日はシャンプー我慢してね~」とか、「今日はシャンプー出来ないからスタイリング剤は少しにするね~」など、一度は言われたことがあるのではないでしょうか?

これに関しては以前までは常識でした。

しかし、時代と共に変わりました。

時代が進むと今までの常識がひっくり返ることもあります。

少しマニアックな話となりますが、今ままでは、「パーマをかけた後、生活しながら自然の状態で空気でも酸化する」これが常識でした。

難しい化学の話は分からなくても良いですが、一応簡単に解説します。

パーマ薬を使って、「還元」→「酸化」と言う化学反応をさせてパーマをかけるわけですが、この「酸化」が帰宅後の生活中の空気でも酸化することによって、パーマの形をしっかりと固定すると思われておりました。

これが色々と分かってきて最近では違ってきました。

空気で髪の内部までは酸化しません。

分かりやすく言いますと、リンゴが酸化して茶色くなるので、髪の毛も酸化すると考えられておりましたが、しないことが明らかになりました。

乾いた状態では還元、酸化はしません。

実際は髪の毛の表面などは多少は酸化しますが、髪の毛の中身の結合に関しては関係ないことが分かったのです。

この結合は薬を付けた時に反応しますが、空気では酸化しません。

もっと細かく調べると多少はしているかもしれませんが、影響は全くありません。

今の常識ではこれが正解です。

ですので皆さんが覚えておく結論としては「今日からシャンプーはしても大丈夫です。」と言うことです。

ただし!

毎日のシャンプーやドライヤーで少しづつ元に戻る性質がありますので、その回数分はパーマは落ちていきます。

ですのでシャンプーの時に、引っ張るような感じにしたり、伸ばすように指を通していると当然パーマは落ちやすくなります。

シャンプーの回数分、少しづつ緩く馴染んでいくのであって、パーマをかけた当日のシャンプーで落ちるわけではありません。

分かりましたでしょうか?

もし今でも「今日はシャンプーは控えてくださいね。」と言われたら、「どうやら変わったようですよ」とそっと教えてあげてください。

どんどん進む化学の時代ですから、美容師さんも知らなかったこともあると思います。

この記事をご覧になっている方は、「今日はシャンプーして良いのか?」と思い、偶然ネットでカタカタして見つけたことでしょうから、伝えてあげるのも優しさだと思います。

勉強になりますしね。

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【それでも控えた方が良いこともあります!】

①温泉

②プール

この2つは避けましょう。

一般的な家のシャワーでは全く心配はありませんが、温泉やプールなどはちょっと違ってきます。

温泉はアルカリ性や酸性の性質があり、特にアルカリ性ですと、髪の状態がアルカリに偏りますので、当日は一応控えてください。

その後は気にせず構いません。

同じようにプールも当日は控えましょう。

塩素での消毒で通常の水道水よりもアルカリ性に傾いてます。

特に注意するのはこの2つですね。

せっかくパーマをかけているので1週間ほどは温泉やプールは我慢しても良いでしょう。

もし健康のために通っている方でも当日くらいは控えていただいて(笑)

個人的には温泉に入ったとしても、1度入ったくらいで落ちるパーマは失敗だと私は思っております。

(美容師さんによっては、言い訳するかもしれませんが・・・。)

もちろん、一般家庭のシャワーと温泉を比べれば、温泉の方が落ちやすいです。

ただ週に1回の温泉などをパーマのもちの為に禁止にするのは、私個人としては生活上おススメしません。

むしろ温泉に入りましょう。健康に良いと思います。

多くの美容室では、パーマの後にカラーをしたりしますから、もし温泉くらいで落ちていたら、カラーの影響でパーマはもっと落ちるはずです。

ですので、繰り返しではありますが、せっかくかけたのですから少しは気を使ってくださいねと言うことです。

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【普段のドライヤーも気を付けて!】

これは当日に限ったことではありませんが、引っ張って乾かしたり、指を通して乾かせばパーマは落ちやすくなります。

最近流行りのゆるふわパーマなどは乾かし方によっては、パーマの質感が分かりにくく乾いてしまうことも度々あります。

当たり前ですが、そういった乾かし方の場合は、パーマが落ちるのは早くなります。

当日のシャンプー云々とは別に、パーマが落ちやすくなりますのでご注意ください。

せっかくかけたパーマでしょうから、なるべく美容師さんに教わった通りに大切に乾かしましょう。

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【まとめ】

パーマ後のシャンプーは当日から大丈夫です。

乾いた状態での、還元、酸化はしませんので、洗わないからと言って酸化が進むことはありません。

パーマはシャンプーをする回数分落ちていきます。

ただし

・温泉やプールはなるべく控えましょう。

濡れた状態でアルカリに傾けるのは控えた方が良いからです。

もちろん温泉やプールの方がパーマは落ちますが、健康に良いことの方が優先だと思っております。当日は控えてください。

・洗う時、乾かす時は引っ張らず、優しく扱いましょう。

シャンプーや乾かす回数分パーマが落ちますので、引っ張ったり、伸ばすように指を通したりせず、優しく扱ってください。

 

今回は「パーマ後のシャンプーはいつから?当日でも大丈夫?」をテーマに解説してみました。

最後までありがとうございました。

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