縮毛矯正のデメリットとは?

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梅雨や夏になるとどうしても気になるのが「くせ」ですよね。

雨や湿度の高い日は、朝にブローしても会社や学校に着く頃にはクルクル・・・

なんて人も多いのでしょう。

そこで「縮毛矯正」をかける人の多いと思いますが、今回はシンプルに「縮毛矯正のデメリットとは?」をテーマにして、美容師歴20年以上、オーナー兼現役美容師の私が、解説してみたいと思います。

最後までどうぞよろしくお願いいたします。

【縮毛矯正のデメリットとは?】

①美容室のメニューで1、2を争うダメージを伴う施術であること

②1度縮毛矯正をした部分に対して、他の施術が難しくなること

③失敗した場合に修正が不可能になること

④伸びてきた時に境目が目立つこと

この4つが縮毛矯正における最大のデメリットとなります。

順番に詳しくみて行きましょう。

①美容室のメニューで1、2を争うダメージを伴う施術であること

美容室のメニューで「1番ダメージの大きいメニューは?」と言う質問をした場合、おそらく1番多い答えが「ブリーチ」を上げる方が多いのではないでしょうか?

もちろん正解です。

しかし、実はこの「ブリーチ」と「縮毛矯正」のダメージが同じくらいなのを知っている方がどれくらいいるのでしょうか?

え?

と思う方もいると思いますが、本当です。

縮毛矯正はブリーチと同じくらいのダメージなのです。

縮毛矯正をしている方で、1回でダメージを感じる方は少ないと思いますが、何度かするうちに、髪の毛が「フニャフニャ」に感じたことはありませんか?

そうです。

実はブリーチも繰り返すことで、髪の毛の細胞が破壊されて「フニャフニャ」になるのです。

縮毛矯正とは美容室のメニューの中でダメージレベルが最高クラスだと言うことを覚えておきましょう。

それによって起こることを詳しく解説してますので、続けてご覧ください。

②1度縮毛矯正をした部分に対して、他の施術が難しくなること

縮毛矯正という技術は非常に多くの方の悩みを解消する一方、特殊な技術となります。

ですので、1度縮毛矯正をした、部分(既染部)は重ねて他の施術をする場合にデメリットが生じます。

・通常のパーマはかけられません。

縮毛矯正をパーマの相性が非常に悪いです。

これは薬剤上の相性も悪いし、施術の工程上も相性が悪いです。

要は何にしたって相性が悪いのです。

無理にかけるとチリチリになる恐れもあります。

パーマは絶対に止めておきましょう。

(デジタルパーマに関しては可能です。)

ですので、長い期間ストレートスタイルになりますので、中々ヘアスタイルとしては印象が変えにくくなります。

ただし最近は、ホームスタイリングでもアイロンを使う方が多くなりましたので、練習してアイロンスタイリングで対応すると良いでしょう。

▼おススメ記事▼

・縮毛矯正にパーマはかけれるの?同時に出来るってホント

・カラーリングの色が濁る

縮毛矯正は高温のアイロンを使います。

多くの場合アイロンの温度は180℃前後からそれ以上になりますので、髪の毛の内部のたんぱく質が変形します。

要するに、「普通の髪の毛じゃなくなる」と言うことです。

そうすると、普通の髪の毛用にカラー剤は作られてますので、縮毛矯正をした後の髪の毛に使用すると色が濁ってしまうのです・・。

どうやっても濁るので、そこは理解した方が良いでしょう。

また、髪の毛の明度も上がりづらくなります。

縮毛矯正は髪の毛をアイロンでプレスした後にコートする薬剤を付けます。

髪の表面がコートされますので、明るくなりづらいです。

カラーリングに関しては、「色が濁る」ことと、「明るくなりづらい」ことを覚えておくと良いでしょう。

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③失敗した場合に修正が不可能になること

先にお伝えしている通りで、ダメージが非常に大きい施術となります。

ですので、失敗した時のダメージも大きいのです。

失敗した時は基本的に切るしかありません。

・薬剤で失敗した場合

「薬剤の選択」「薬剤の放置時間」で失敗すると、グニャグニャになります。

特に多いのが「毛先」の失敗です。

薬剤の失敗は特に毛先に多く・・・ダメージ部分に更にダメージを加えてしまうので、どうしようもありません。

グニャグニャになりますので、もし失敗した場合は速切ることをおススメします。

もちろん短くしたくないかもしれませんが、腹をくくって切ることが最良です。

・熱処理による失敗

熱による失敗はチリチリとした状態になり、触った感触も乾燥してます。

中間部分から毛先に起こることが多いです。

アイロンの温度は大体180℃ですが、それを1か所に長く当てすぎたりすると髪の毛が燃えてしまった状態と同じです。

ですので、チリチリの乾燥状態になるのです。

もちろんこの場合も出来るだけカットすることをおススメします。

しかし中間部分からの場合もあるので、全部取り切れるかは状態次第ですが、とにかく万が一失敗したら切るのが良いでしょう。

▼おススメ記事▼

・【前髪の縮毛矯正】って実際どうなの?値段や時間はどれくらい?

・縮毛矯正とカラーは同時に出来るの?順番はどっちが先?

④伸びてきた時に境目が目立つこと

縮毛矯正をすると、サラサラストレートになりますので、数か月後(3ヶ月ほどが多いです)に根元は地毛が伸びてきますので、ストレート部分と地毛のくせの部分が1本の髪の毛に混ざることになります。

分かりやすい症状としては、根元の地毛が膨らむので、頭が四角くなりやすいです。

ブローしても抑えても、地毛と矯正部分の収まりや質が違いますので、四角い状態は直りづらいです。

どうしても解消したい時は頭のはちより上(でっぱりよりも上)をストレートアイロンで伸ばすか、もう一度縮毛矯正をするかになります。

ですのである程度くせの強い場合は1度縮毛矯正をすると数ヶ月のサイクルでエンドレスにかけることになります。

もちろん伸びた部分を中心に縮毛矯正をしますので、ダメージが重ならないようにしますが、上で解説している通り、パーマはかけれないし、カラーも濁るのがずっと続くことになります。

【まとめ】

縮毛矯正はくせ毛の救世主でもありますが、ダメージレベルとしては美容室では最高レベルとなります。

・パーマやカラーに影響があること

・失敗すると切るしかないこと

・繰り返しやることになる

これらを理解して、施術するのが望ましいと思います。

またヘアスタイルを変えにくくなりますが、アイロンやコテを上手に使うと、毛先の動きを変えることも可能なのでおススメです。

 

今回は「縮毛矯正のデメリットは?」をテーマにして解説していきました。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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