ヘアドライヤーはヘアケア商品の中でも最も使われていて身近な商品ですよね。
髪を乾かすだけではなく、髪型のスタイリングをしたり、しっかりキープするためにも役立つアイテムです。
せっかく購入するなら自分の髪質に合ったものを探し出したいですよね。でも、いざ選ぼうと思っても何を基準にして選んだらいいのかわからない、という方も多いのではないでしょうか?
また、風量や寿命なども気になるポイントです。
今回は、「ドライヤーの正しい選び方と長持ちのコツ!」をテーマに、美容師歴20年以上、オーナー兼現役美容師の私が、選び方と長持ちのコツを分かりやすく解説していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
【ドライヤーの正しい選び方】
ヘアドライヤーの種類
まずは種類です。
種類は大きく分けて2種類あります。
・ノーマルドライヤー
・クルクルドライヤー
・ノーマルドライヤー
出典:Amazon.co.jp
髪を乾かすことを目的としたドライヤーです。
風量や温風と冷風の切り替え、ターボ機能を使って急速に乾かすことができます。
スタイリング時はブラシを使いこなす必要があります。また反対に乾かすだけならこのタイプは早く乾き非常に楽です。
今回は、このノーマルドライヤーについて詳しくご紹介します。
・くるくるドライヤー(カールドライヤー)
出典:Amazon.co.jp
カールドライヤーや、くるくるドライヤーと呼ばれているドライヤーです。
皆さんご存じですよね。
髪を乾かしながら、内巻きや毛流れを簡単に作ることが出来ます。
またコンパクトな商品が多いので、旅行用などのもち運びにも便利です。
カールドライヤーについては、また別の記事で紹介しようと思います。
ヘアドライヤーの選び方
自分の髪質やライフスタイルに合ったドライヤーを選ぶためのチェックポイントを3つご紹介します。
・早く乾かしたい方
風量が大きいと、短い時間で髪を乾かすことができます。
当たり前ですね。
風量のチェックですが、簡単にお伝えしますと「ワット(W)数」の大きいものを選ぶと良いです。
車で言うところのエンジン(排気量)のことですね。
このエンジンが大きいと当然、風量は簡単に出ますし、エンジンが小さいと「強」にすると、頑張って風量を出そうとしていることに気が付くと思います。
一般的には市販のものは1200Wまでが多いですが、最近は2000Wとか3000Wなど大熱量の物が出ております。
しかし、家庭で使うとするとせいぜい1500Wではないかと思います。
大体の美容室のドライヤーは1500W以上を使用しております。
ですので、私は1500Wがおススメかな~。
1500Wでも十分な風量や熱量がありますので乾きやすいですし、私は風量は「中」で使用しますが、1200Wの「強」と変わらず使えるので、ドライヤー自体の持ちも変わってきます。(後ほど詳しく解説いたします。)
1500W以上のドライヤーを使う時は、家での使用時はブレーカーが落ちる可能性がありますので、まずは自宅のアンペアの確認をした方が良いですね。(笑)
3000Wとなると、どこで使うんでしょうか?逆に興味がありますね。
・重さ
髪を乾かすときには、何分間かドライヤーを持ち続ける必要があります。
あまりにも重いものだと、腕に負担がかかってしまいます。
結構疲れますよね・・・髪のツヤを出すには「上から風を当てる」のがセオリーですから、余計にドライヤーを持つのが疲れます。
ですので、負担のかからない重さかどうか購入前にチェックしておきましょう。
髪が長くて、乾かしきるのに時間がかかるという方は、なるべく軽いものを選ぶといいかもしれません。
・ドライヤーの機能
現在発売されているドライヤーは、髪が傷みにくくなるなど髪にやさしい機能がついている商品が沢山あります。
家電量販店に見に行きますと何を選んでよいやらわからなくなりますよね。
私もチェックのためにたまに行きますが、ホントに効くのか効かないのか、そもそも何のことなのか?沢山あります。
しかし、髪にこだわりたい!
という方はこれから紹介する2つの機能をぜひチェックしてみてください。
「マイナスイオンドライヤー」
マイナスイオン機能付きのヘアドライヤーは、空気中の水分をマイナスイオン化させて髪の毛に噴射させることにより、通常のドライヤーよりも髪の毛に水分を与えることができます。
パサつきや乾燥を防ぐことが出来ますが、水分を与えながら乾かすため通常よりも乾きにくい場合があります。
しかし、私は一番感触が良いと思います。
ツヤも出ますし、手触りもサラサラになります。
高機能ドライヤーとしては、以前からある定番機能ですが、定番だけあって安定した仕上がりではないでしょうか。
「遠赤外線搭載」
ヘアドライヤーに搭載されている遠赤外線は、髪の毛に含まれている水分に吸収されることで熱に変わるため、熱伝導が早くなります。
その為、髪の毛の内側から乾くことで、髪の毛表面の温度が上がりにくく乾燥やパサつきを抑えることができます。
また頭皮にもじんわりと熱が加わり血行促進などの効果があります。
血行促進に効果がありますので、髪の毛には非常に効果があると思います。
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ヘアドライヤーを使ったセットのコツ
せっかく購入したドライヤーは、上手く使いこなしたいものです。
髪をセットする際におすすめなのが、温風モードと冷風モードを使い分けることです。
人間の髪の毛は暖かくなれば動きやすくなり、冷たくなると硬くなる性質があります。
この性質を利用してセットをしてみましょう。
例えばトップを立ち上げたい場合には、トップにブラシを入れて温風で根元に向けてドライヤーをかけます。温風を当てて熱が伝わった時点で、今度は冷風に切り替え、冷風をふきかけます。
そうするとトップが持ち上がった状態でキープされます。
また流したいときも同じ要領で、流す方向にブラシを絡ませて温風を当てて、熱が通ったら、冷風を当てて冷やします。その後ブラシを外すと毛流れが出来ます。
温風や冷風を当てる時間は、実際は2秒~3秒ほどです。
「1・2・3」こんな感じですね。
髪の毛を性質を理解し、ドライヤーの機能を上手に使えば、普段のヘアスタイルがより正確に、楽しくなりますね!
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ヘアドライヤーのおすすめ4選
「小泉成器」
小泉成器 ダブルファンドライヤー モンスター
出典: Amazon.co.jp
最安値
4,680円
(税込)
(この商品の特徴)
コイズミ ヘアドライヤー ダブルファンドライヤー ホワイト KHD-W710/Wは、大風量の2.0㎥/分でかなり速乾性があるドライヤーです。
ダブルファンのドライヤーと言うのは、美容室のドライヤーのほとんどはダブルファンだと思います。その分、熱量もさることながら風量もありますので乾かすのが早くなります。
重さは675gと少し重めですが、早く乾く分ドライヤーを持つ時間も短くなるので、気にならないかもしれません。
短い時間しか髪に温風を当てないので、傷みにくくなるというのもポイントです。
「パナソニック」
パナソニック ヘアドライヤー ナノケア
出典: Amazon.co.jp
最安値
14,300円(税込)
(この商品の特徴)
パナソニック ヘアドライヤー ナノケア 白 EH-NA99-Wは、スカルプモードという、ぬるい温風で髪の毛を乾かしてくれる機能や自動で温風と冷風を切り替えてくれる機能で、熱から髪の毛を守ってくれます。
ドライヤーと言うと基本的には熱で乾かすものですから、冷風に自動で変わるものは珍しいです。その機能のお陰で、乾かしすぎがありません。よって水分バランスが取れた状態で乾きますので、ガサガサしやすい方は非常におススメです。
またオイルなどを使用しながらケアをするとより、しっとりとまとまるのではないでしょうか。
毛先集中ケアモードという、毛先のまとまりやツヤ感をアップしてくれる機能もついています。
(小泉成器)
小泉成器 マイナスイオンヘアドライヤー
出典: Amazon.co.jp
最安値
2,438円(税込)
(この商品の特徴)
コイズミ ヘアドライヤー マイナスイオン 海外対応 ビビッドピンク KDD-0017/VPは、海外使用可能で大きさが約20cmとかなりコンパクトな商品です。
何と言っても安い。
風量にやや不安はありますが、2500円でマイナスイオン搭載ですので、金額的にこのスペックであれば十分です。
さらに重さも410gと軽量で、海外旅行はもちろんのこと、お出かけの際にドライヤーを持っていきたいという方におすすめです。
「ダイソン」
ダイソン Supersonic HD01 ULF
出典: Amazon.co.jp
最安値
44,800円(税込)
(この商品の特徴)
掃除機で有名なダイソン(DYSON)のマイナスイオンドライヤー、DYSON Supersonicは、見た目の個性もさることながら、風量のすごさが評判です。
基本的なスペックは他のドライヤーと変わりませんが、熱の温度よりも風量に目を向けたのは凄いですよね。
実際、トイレの手を洗った後なんかは、温度よりも風量で乾かしてますから、乾燥しにくいですしね。目の付け所の差でしょうか。かなり売れております。
またデザインが斬新ですね。初め見た時は冗談かと思いました。慣れてくるとカッコよく見えてきましたけどね。(笑)
圧倒的な風量ですぐに髪を乾かしたいというロングヘアの方にもおすすめです。
※以上の4点ですが、どの商品も価格が変わっている可能性があるため、販売サイトでご確認ください。また送料は含んでおりませんのでご注意ください。
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【ドライヤーの長持ちのコツ!】
・熱量に気を付ける
先ほど少し触れておりますが、熱量はワット(W)数によって表しております。
個人的には1500Wがおススメです。
あくまでもドライヤーは電化製品です。
多くの方はドライヤーを使用する時に風量Maxの状態で使用することが多いと思います。
しかし、冷蔵庫でも、車でも、スピーカーでもMaxで使っていたらどうなるでしょうか?
すぐ壊れます。当然ですよね。
Maxで使用する期間が長ければ長いほど機械の消費は早くなります。
ですのでドライヤーも「弱」「中」「強」があれば「弱」や「中」での使用をおススメしております。
そうなると、ワット数が大きい方が「中」で使用してもある程度の熱量、風量がありますので、乾くのも早く、電化製品としても長持ちするのは当たり前ですよね。
「中」で使うために1500Wを選ぶと言うことです。
「強」で使うためではございません。
初めにもお伝えしておりますが、最近はワット数の大きいものは出ておりますので、選ぶのも簡単だと思います。
・電源を先に切る
電化製品の基本ですね。
いきなりコンセントを入れたり、抜いたりしてはいけません。
いきなり車を発進しているのと同じです。壊れます・・・。
使用する時は、「コンセント」を差し込む→「電源」を切る。
使用後は、「電源」を切る→「コンセント」を抜く。です。
当たり前のようですが、基本ですのでよろしくお願いいたします。
・片づけ方に気を付ける
これは主にコードの片づけ方です。
ドライヤーの壊れる原因の上位にコード(根元部分)の損傷があります。
ちゃちゃっと片づけるために、ぎゅっと引っ張ってコードを巻こうとすると、回数を繰り返すうちに損傷してきます。
また、乾かす時に届かないと無理に引っ張ったりして、コードやコンセントの差し込みに負担をかけたりしているのが原因です。
少しの圧力ですが、毎日のことですので、半年、1年とするうちに損傷していきます。
このコード問題の解消方法は
①コードの長い商品を選ぶ
一般的にはコードは170cm程度が多いですが、商品を詳しく見ると190cm~220cmくらいまではあります。
自宅のドライヤーを使う環境に応じて、ドライヤーのコードの長さも気にすると、消耗を減らすことが出来ます。
②100均でマジックテープを買う
コードを本体にグルグルと巻き付けてします方は、コードをくるっとまとめるマジックテープが100均にありますので、それを購入して使ってください。商品についてくれば一番良いですが、なくても安く売ってますのでおススメです。
5個セットとかで売ってますので他の商品やコードをまとめる時にも便利です。
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【まとめ】
・ドライヤーには「ノーマルドライヤー」と「クルクルドライヤー」の2種類があります。
・ドライヤーの選び方のポイントは「早く乾くか」「重さ」「ドライヤーの機能」の3つが上げれます。
・ドライヤーの長持ちのコツは「熱量」「電源」「片づけ方」の3つのコツがあります。
ドライヤーと言っても、沢山の種類があって迷うと思いますが、こういったことを参考にしてみてください。
今回は「ドライヤーの正しい選び方と長持ちのコツ!」をテーマにして解説していきました。
最後までありがとうございました。
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