【黒染め戻し】黒染めをした髪を戻すには何が良いの?

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就活や実習などで、どうしても明るい髪の毛を暗くしなくてはいけない時ってありますよね。

仕方がないと諦めて黒くするのは良いですが、その後・・・

明るくしたい時はどうするの?

何か良い方法があるのでしょうか?

今回は「【黒染め戻し】黒染めをした髪を戻すには何が良いの?」をテーマにして、美容師歴20年以上、オーナー兼現役美容師の私が、黒染め戻しについて解説してみたいと思います。

最後までどうぞよろしくお願いいたします。

【黒染めをした髪を戻すにはどうすれば良いの?】

まず、黒染めをした髪を「戻す」と言う表現ですが、本来多くの日本人は「黒髪」がベースなので、「黒染めした髪を明るくするには」と言う趣旨で解説してみたいと思います。

黒染めをした髪を明るくするにはこの4つ!

①抜けるまで待つ

②明るめのカラー剤

③ブリーチ

④脱染剤

順番に解説していきます。

①抜けるまで待つ

一番ダメージレスな方法は抜けるまで待つのが良いです。

当たり前ですがダメージレスです。

黒染めと言っても、本当に「真っ黒」なのか、「こげ茶」くらいなのかでも変わってきますし、今すぐ明るくしたいのかによっても変わりますが、余程「真っ黒」じゃない限りは時間と共に色は抜けてきます。

関連記事:・ブリーチ後に黒染めをしたら色が落ちるまでの期間はどれくらいかかるの? | 髪と頭皮と私 (kamito-touhito-watashi.com)

髪の毛を透かしてみて、茶色く見えるようであれば、半年ほどほっとけば抜けます。

もちろん目的の明るさまで明るくなるかは別ですが、黒染めをする時点である程度の覚悟で黒くしているでしょうから

・急がない場合

・そこまで明るさを求めない場合

・ダメージが心配な場合

この場合は、時間の経過で色が抜けてくるのを待つのが良いと思います。

②明るめのカラー剤を使う

それでも何とかね、ちょっとでも明るくしたい場合は、明るめのカラー剤が良いです。

黒染め直後はもちろん明るくなりませんが、美容師の判断にもよりますが3ヶ月~半年くらい経った後の状態で判断します。

その時に可能であれば、10レベルくらいの薬剤で明るくしてみるのは良いと思います。

黒染め部分の仕上がりの明るさ目標は7、8レベルですが、これくらいだと「根元の黒染めをしていない部分」とのムラもなるべく目立ちにくいかと思います。

黒染めをしている髪を明るくするときに一番問題になるのが、黒染めをしていない部分とのムラです。

このムラをなるべく目立ちにくく、黒染めしていた部分を何とか明るくしてくれるだろうギリギリの明るさが10レベルくらいの薬剤となります。

もちろんもっと明るくしたい方には向いてませんが、その後に少しでも黒染めが抜けてくるのを速めてくれるし、黒染めと根元のムラも目立ちにくいので、一般的にはこれくらいの感じが多いのではないでしょうか。

実際に私はサロンでこのような場合は11レベルの薬剤を使います。

もちろん黒染め後に半年は経っていることを確認してからになりますが、その時に少し明るさが出ている場合はそれなりに仕上がる場合が多いと感じます。

これくらいのレベルの薬剤だと、ダメージの不安も和らげることが出来るのでおススメです。

またダメージが少ない分繰り返し行えるので、次回のカラーリングの時も同じ方法でやっていけば次第に目的の色に仕上がるでしょう!

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③ブリーチをする!

間違いなく抜けます(笑)

そして間違いなく痛みます。

よっぽどブルーブラック並みに真っ黒にした直後でもブリーチを使うと黒染めの色はそれなりに抜けます。

オレンジっぽくなるかと思いますが、明るくはなります。

個人的に黒染めをする時点で、今後のカラーリングに支障が出ることは伝えているので、ほとんどブリーチをするこはありません。

理由は痛むからです。

どれくらい痛むかはここでは割愛しますが、ブリーチをすると髪の毛の組織はぶっ壊れるので個人的にはおススメしません。

が、ブリーチは間違いなく黒染めをしても明るくなるので、どうしても明るくしたい場合はご安心ください♡

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④脱染剤を使う!

今回、一番紹介したいのがこれ!

ここまで引っ張ってすいません(笑)

「脱染剤」

あまり聞いたことが無い方も多いと思いますが、「ブリーチ=何でも壊す」と「脱染剤=染料を壊す」とざっくり覚えておくと良いでしょう。

もちろん黒染め直後の場合は脱染剤でも明るくするのは難しいです。

直後の場合はブリーチが必須となります。

黒染め後に3ヶ月~半年くらい経ったとき、黒染めした部分の色を抜きたい場合に使うのが脱染剤です。

カラーリング剤やブリーチ剤は、染料も分解しますが、同時にメラニン色素を分解して髪を明るくする薬剤です。

それに対して、脱染剤はメラニン色素は分解せずに染料のみを分解する薬剤です。

ですので、本来は黒染めした部分と、していない部分の見分け方はとてもむずかしいのですが、脱染剤を使うことで、ざっくり髪に塗布しても黒染めの染料だけを分解して抜いてくれるので、ムラになりにくく、ブリーチのようなダメージも軽減してくれます。

私たち美容師にとっては画期的な商品です。

ただし、黒染めしている部分の染料をキレイに抜いたとしても、その後に何かしらカラーリングをすることにはなるので、回数としては2回カラーリングすることになります。

繰り返しですが、ブリーチとは違い、ダメージをかなり軽減できるので、黒染め後に明るくしたい場合の一番のおススメは「脱染剤」を使うことです。

先ほど解説していた、「明るめのカラーリング剤を使う」よりも、黒染めの色が抜けてくれるし、ムラにもなりにくいです。

デメリットとしては2回やらなければいけないことくらいでしょうか。

ちなみにおススメはこれ。

ホーユーと言って、美容商材の会社です。

ほとんどの美容室で扱っている脱染剤がこれだと思います。

ホーユー レセ ティントコントローラー 〈脱染剤〉 300g

もちろんプロ用なので、量もあるので、ちょっと試してみたいくらいの場合は向いてませんが、安心しておススメできるのが私はこの商品となります。

ま、自分が使っているので(笑)

とにかく黒染め後にある程度の時間が経過してから明るくしたい場合は「脱染剤」と言って、染料だけ抜いてくれる薬剤があることを覚えておくと良いでしょう。

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【まとめ】

黒染め後に明るくしたい場合は

・抜けるまで待つ

・明るめのカラー剤

・ブリーチを使う

・脱染剤

の4つがあります。

その中で「脱染剤」とは、メラニン色素を残しながら、染料を分解してくれるので、ダメージが少なく黒染めの染料を落としてくれるのでムラにもなりにくい薬剤です。

 

今回は「【黒染め戻し】黒染めをした髪を戻すには何が良いの?」をテーマに解説してみました。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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