前の晩にしっかりとブローしたつもりが、朝起きてビックリ。
髪に寝癖がくっきり・・・。
どうなればこんなに寝癖が付くのでしょうか?
朝はなにかとやることが多くて忙しいから、寝癖直しで時間を取られてしまうことは避けたいですよね。
サラサラの人がうらやましい。
そこで今回は、「寝癖の原因が知りたい!?すぐに出来る3つの直し方!」をテーマにして、美容師歴20年以上、オーナー兼現役美容師の私が、寝癖の原因とちょっとした工夫で簡単に寝癖を直すことができる、おすすめの方法を詳しくご紹介していきます。
最後までどうぞよろしくお願いいたします。
【寝癖が付いてしまう原因が知りたい!?】
朝起きると寝癖がついていて、おでかけ前のスタイリングに時間がかかってしまった!という経験はありませんか?
ただでさえ忙しい朝に余計に時間がかかってしまいますよね。
そもそも、髪の寝癖はなぜついてしまうのでしょうか。
寝癖の一番の原因は「髪の水分」です。
私たちの髪の内部には常に水分が保たれていますが、この水分が多すぎる状態で眠ってしまうと、髪が「水素結合」によってくっついてしまい、寝癖がついてしまうのです。
「水素結合」と言うのは簡単に言うと、水分が乾く際に固まる(結合する)ことを言います。
つまり、夜髪を洗った後にしっかりと乾かさずに寝てしまうと、濡れている状態から乾いていく間に水素結合が起きて、枕などに押さえつけられている部分に寝癖が起きてしまうのです。
これはしっかりと乾かしても、汗をかいたりすることでも寝ぐせは付きます。
汗や湿気でも寝方によっては髪の毛にクセが付いてしまうので、やはり出掛ける前には寝癖を直す必要が出てきますね。
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【寝癖を直す3つの方法!!!】
一度付いてしまった頑固な寝癖は、ブラッシングだけではなかなか元に戻せないものです。
元々サラサラの方は寝癖が付きにくいでしょうから、この記事にたどり着いた方は、普段から悩まされている方だと思います・・・。
おそらく、髪の毛にクセがある場合、または髪の毛が太くて剛毛な場合のどちらかに当てはますのではないでしょうか。
では、どのようにして寝癖を直したら良いのでしょうか。
忙しい朝でも簡単にできる「寝癖直しの3つの方法」を見ていきましょう。
①蒸しタオルを当てる
水に濡らして軽く絞ったタオルをレンジで1分間ほど温めたら寝癖の部分にのせます。
非常に簡単です。
電子レンジがあるのは料理以外にも楽になることが沢山ですね。
そのまま朝食を食べたりメイクをしたりすれば時短にもなるでしょう。
暖かいタオルをあてて水素結合を解く狙いがあります。
暖かいと髪への浸透も良いですので、余程ひどいクセでなければすぐに直るでしょう。
注意点は「やけど」ですね。レンジで温めますので、暖め過ぎに気を付けてください。
思っているよりも熱くなります。結構熱いので慣れるまでは注意してください。
忙しい朝がもっと忙しくなりますので。。。
また時間がある場合には、お湯を寝癖部分に揉み込んで髪の根元をしっかりと濡らす方法もおすすめ。
寝ぐせの多くは根元の立ち上がりからスタートしますので、時間に余裕があれば根元から直るとスタイリングの完成度が上がりますね。
②寝癖直しのスプレーを使う
今は便利です。
便利なものがあふれてますよね!
蒸しタオルでも寝ぐせは直りますが、寝癖直しのスプレーはおススメですよ。
コンビニでもドラックストアでもどこでも売っております。
おおむねミストタイプのものが多いですね。
スプレー自体にトリートメント効果がありますので、乾かした後にツヤが出やすいし、まとまりも出やすくなります。
トリートメント効果がありますのでその後のドライヤー、アイロンからも髪を守ってくれます。
気になる寝ぐせの部分に付けたら、軽く全体に吹きかけて、コーミングします。
コーミングすることで、トリートメントの成分が髪の毛に馴染みますので、寝癖を直しながら、トリートメントが出来る優れものです。
その後、髪を乾かせばツヤツヤの仕上がりになります。
③洗う(全部濡らす)
完璧です。
寝ぐせは完璧に直ります。
これはもう、当たり前ですね。
先ほどもお伝えしておりますが、寝癖は「水素結合」ですので、洗えば直ります。
そして、スタイリングの観点から言っても、洗ってからの方がより完成度は高まります。
お時間のある方はこれが一番有効です。
しかし、朝に洗う方の注意点もございます。
「洗い過ぎに気を付けましょう」
夜も洗って、朝も洗ってですと、その分摩擦が起きて、頭皮や髪の毛に負担がかかりますので、どちらも洗う方は、朝は濡らすだけでも良いと思います。
どうしても濡らすだけだと気持ち悪い方は、泡立てた後は撫でる程度にして、髪の毛は指を溶かす程度でお願いします。
「油分を奪いすぎに気を付けましょう」
これは髪の毛の油分でもありますが、特に頭皮の問題が大きいです。
洗い過ぎの結果ではありますが、何度も洗うことによって、頭皮の皮脂も取れるので、反対に乾燥しやすくなります。また炎症の原因ともなりますのでくれぐれも洗い過ぎのないように。
皮脂はある程度ある方が皮膚を守ってくれておりますので、そのことをお忘れなく。
髪でも頭皮でも、多少は油分があった方が滑らかで落ち着きますので、やはり夜にも洗う方は、朝は濡らすだけでも良いでしょう。
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【意外とやりがちな間違った寝癖直し方・・・】
寝癖直しのために良かれと思ってやっていたことが、実は髪にとってダメージの原因となってしまっていたこともあるかもしれません。
当てはまる方はすぐに改善してくださいね。
①ドライヤーで同じ箇所に熱を当て続ける
なかなか寝癖が直らないときに、無理やり引っ張ったりしていませんか?
湿らせた髪をブラシで引っ張りながら、ドライヤーで同じ部分に熱を当て続けてると、非常に髪に悪いです。
確かに、引っ張りながら熱を当てると髪の毛は伸びます。
しかし、一定時間よりも長く髪に高熱が加わってしまうと、キューティクルがはがれて髪がダメージを受けてしまうため注意が必要です。ましてや高温で引っ張りながらですと、よりダメージを進行させます。
ドライヤーで寝癖を直す場合には、髪に熱を与え過ぎないようにしてください。
同じ個所にドライヤーを当てる場合は、「1・2・3」これくらいの長さにしましょう!
そもそも、まずはある程度蒸しタオルなり、寝癖直しスプレーなりで寝癖を直してから、髪の毛から少し離して風を当てたり、ドライヤーを小刻みに揺らしながら、熱を分散させるようにしましょう。
②ヘアアイロンで無理やり直す
ストレート用のヘアアイロンなどで寝癖を無理やり直す方法も、髪にとっては大きな負担となってしまいます。
これは結構やっている人が多いと思います。
これもドライヤーの高温と同じで熱を当てる時間は「1・2・3」です。
多少直すくらいでしたら、アイロンはスピーディーで助かりますが、全体的な寝癖を直す場合には、やはりお湯や蒸しタオル等で髪を湿らせた後、ドライヤーで乾かしてから、ヘアアイロンを使いましょう。
一度あ水分を与えて「水素結合」を切ってからの方が、その後のスタイリングの完成度は高まりますよ。実際に慣れれば少しの時間ですので、無理にアイロンで直すよりも速い可能性もあります。
寝癖直しのポイントは、「濡らした後に髪をとかす」のがポイントです。
馴染ませているうちに寝ぐせも取れますし、水分なども馴染むので、乾かすのも速くなります。
ポイントを掴んで、忙しい朝の寝癖直しをささっと終わらせましょう!
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【まとめ】
寝グセの原因は、髪の毛に残った水分が寝ている状態によって「水素結合」が固まってしまうための現象です。
代表的な直し方としては
①蒸しタオルを当てる
②寝癖直しのスプレーを使う
③洗う(全部濡らす)
ちなみに間違った直し方をすると髪への負担も大きいので、めんどくさがらずに軽く濡らしてからやるのがおススメです。
以上を参考にして、朝の貴重な時間を余裕を持って過ごしたいですね。
今回は「寝癖の原因が知りたい!?すぐに出来る3つの直し方!」をテーマにして、解説していきました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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