日本人の成人女性の9割以上は何かしらのカラーリングをしていると言われております。
確かに、街を歩けば黒髪なのは高校生以下になるでしょうか?
そんなヘアカラーを少しでも自分らしく楽しみたいと思っている方におススメなのが「ハイライト」です♡
今回は「【ヘアカラー】ハイライトを使ってオシャレにしたい!」をテーマにして、美容師歴20年以上、オーナー兼現役美容師の私が、ハイライト(ローライト)について解説していこうと思います。
最後までどうぞよろしくお願いいたします。
【ヘアカラー】ハイライトを使ってオシャレにしたい!
Instagramや雑誌、ヘアカタログを見ていて、可愛いなとかオシャレだなと思うヘアカラーには大体、「ハイライト」や「ローライト」と言って、いくつかのカラーを混ぜたデザインカラーであることが多いですよね。
数色のカラーを混ぜることで立体感のあるヘアスタイルを表現することが出来ます。
そんなハイライト(ローライト)をいくつかに分けて解説していきます♡
せっかくハイライトを入れたのに・・・なんてならないようにしましょうね!
①ハイライト(ローライト)って何?
②ハイライトはブリーチが必要?
③時間が経つとどうなるの?
④次のカラーはどうするの?
⑤ハイライトカタログ♡
順番に解説していきますね。
①ハイライト(ローライト)って何?
「ハイライト」とはベースの色よりも明るい毛束のことを言います。
反対にベースの色よりも暗い毛束を「ローライト」と言います。
ハイライト(ローライト)の目的は、髪の毛を立体的に見せて、動きを出したり、ヘアカラー自体にデザイン性を出したりすることです。
例えば、「紅葉」と言っても「オレンジ」一色ではないですよね?
よく見てみましょう!
そこには、オレンジもありますが、朱色や黄色に近いオレンジ、茶色に近いオレンジや緑もあります。
一言で「紅葉」と言っても、様々なオレンジが重なって、キレイで上品な、味のある風景となっているのです。
これをヘアカラーで表現すると
↓
こんな感じです。
ハイライトが束になって見えるので立体的に、より動きが表現できています。
またベースのカラーの明度(明るさ)はそれほど明るくないですが、ハイライトが入ることで、地味な印象にならず、オシャレで上品な印象になっております。
もう一つ。
↓
かなり明るめのベースに、明るいハイライトのヘアカラーです。
先ほどよりも細かくハイライトが入っているので、全体の明度が高く感じます。
ヘアスタイル的に動きがある方ではありませんが、効果的にハイライトが履いているので、立体的に今っぽい仕上がりになっています。
ベースの色だけだと「やや濁り」があるアッシュ系ですが、ハイライトが入ることで透明感が出て、モデルさんも美白効果がアップしております。
こんな感じで、ベースの色よりも明るい(もしくは暗い)カラーを混ぜることで、より自然で立体感のあるヘアカラーを楽しむことが出来ます。
これがハイライトの効果です。
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②ハイライトってブリーチが必要?
ハイライトと言っても、必ずしもブリーチが必要なわけではありません。
基準となるのはベースの明るさなので、ベースが暗ければブリーチは混ぜなくても大丈夫だし、ベースが明るい場合は、ブリーチを少量でも混ぜて入れていきます。
ブリーチを混ぜることで高明度のハイライトになりますので、やはり透明感が出やすく、発色もキレイで立体感が出ます。
外国人風のようなハイライトをやりたい場合は、少なくともブリーチを混ぜる必要があると思った方が良いと思います。
ちなみにブリーチを使わないハイライトはこのような感じです。
↓
このカラーはベースのカラーを暗めに設定しているので、ハイライトはブリーチを使わなくても分かりやすくなっております。
元々の明るさや毛質にもよりますが、ベースの明るさを抑えることで、ブリーチを使わずに出来るデザインカラーも沢山あります。
暗い場所では分かりにくいかもしれませんが、晴れた日など光に当たると立体感が出て、とてもキレイなヘアカラーになになります。
ダメージが心配な方や、職場のルールなどありますので、色落ちが気になる人はブリーチを使わずにハイライトを入れるのもおススメですよ。
また全体的に明るくするよりも、ハイライトを使った方がダメージも少なくて済みますので安心してください。
毛束を少しづつ取って明るくなる薬剤を使うので、ダメージする部分が少なくて済みます。オシャレになるし、ダメージも少ないのなら、なおさらやってみたいですね♡
③時間が経つとどうなるの?
そんなハイライトですが、時間が経ち色落ちしてくるとどうなるのでしょうか?
ハイライトは筋状にハイライトのカラーを入れていくのですが・・・ブリーチを使うかどうかでその後が変わってきます。
・ブリーチを使わない場合
この場合は退色してもあまり目立つことはありません。
ベースカラーも一緒に退色して明るくなりますので、ハイライトとのコントラストがカラー直後よりも大幅に出ることはありません。
ベースとハイライトのコントラストはほとんど変わらないと思って良いです。
むしろベースの明るさを下げた場合は、逆にコントラストが目立ちにくくなるので、「時間の経過と共に馴染む」と思って大丈夫です。
・ブリーチを使っている場合
ブリーチを使っている場合は反対に目立ってきます。
ほんの少量のブリーチを混ぜたくらいだと目立ってくることはありません。
しかし、20%以上のブリーチを混ぜると、時間の経過と共にハイライトが目立ってきます。
ブリーチと言うのは、通常のカラーリング剤とは違って色がありません。
要は「ブリーチ」と言うのは色を抜くだけです。
ですので、ブリーチを使ったハイライトの場合、薬剤を流した後に何かしらのカラーを加えているはずです。
・シャンプー台でカラーを被せる(トナーと言う技術)
・カラーシャンプーを使う(ムラサキやグレーシャンプー)
・もう一度カラーリング
大体この3つのどれかです。
そうしますと、日々のシャンプーなど時間の経過と共に被せていたカラーが退色してくるのです。
カラーシャンプーを自宅でも使っていれば良いと思いますが、そうでない場合は、ブリーチで色を抜いたハイライトの状態に戻ります。
そうすることで、ベースとの明度差が出てくるので、ブリーチを使ったハイライトの場合は時間の経過と共に、より目立ってくると言うことです。
目立ってくるし、ハイライトに色も金髪のようになってきます。
結果として、全体的に結構明るいヘアカラーとなります。
職場やバイト、学校などありますので、ハイライトを入れる時はそのあたりも相談が必要ですね♡
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④次のカラーはどうするの?
前回のカラーから時間が経ち、退色や根元も目立ってきたころ。
さて、今回のカラーはどうしようか?
となると思います。
方法としてはざっくり3つ
・もう一度ハイライト(ローライト)を入れる
・普通に染める
・色相や明度をずらしたカラーを入れる
・もう一度ハイライト(ローライト)を入れる
ハイライトが気に入ったらそのまま続けても全く問題ありません!
前回入れたハイライトにしっかり重ねなくても全然大丈夫♡
むしろ前回の分は少し重ねるくらいでやりたいですね!
そうすることにより
①前回のハイライトと重なったハイライト
②今回のハイライト
と言うようにハイライトでも2種類のハイライトが絶妙に仕上がります。
こういった作ろうと思っても中々作れない、「育てるハイライト」は非常にオシャレです。
・普通に染める
「普通」と言っても、すでに前回ハイライトを入れてますので、間違いなく残っていると思います。
それによって普通に染めても、何色かの微妙な色相のカラーに仕上がります。
どういうことかと言うと・・・
前回のハイライトが残っていることで、ベースとなる明るさがそもそも違っているのです。違っているので同じカラーでそのままカラーリングをしても、違った仕上がりになると言うことです。
ですので、毎回ハイライトでなくても構いません。
カラーリングのスパンが短い場合は、1回おきにハイライトをするなど、工夫しても良いでしょう!
・色相や明度をずらしたカラーを入れる
通常ハイライトと言うのは、色味の無いものを使うことが多く(もしくはブリーチ)、色味があったとしても高明度なので、それほど色味を感じません。
また時間が経っていますので、色味が少々あるハイライトを入れていたとしても退色していることでしょう。
そこに「色味のずらしたカラー」と言うのは、「色味のあるカラー」とも言い換えることが出来ます。
ハイライトのように色味の少ないカラーではなく、しっかり色味の分かるカラーを入れることで、「ベース」「前回のハイライト」「色味のあるカラー」の3色が混ざったカラーの仕上がりとなります。
また、「色味のあるカラー」と元々あったハイライトと重なることで、彩度の高いカラーになるので4色にも5色にもなります。
楽しいですね~♡
同じように「明度のずらしたカラー」も同じで、前回のハイライトほどは明るくないハイライトを使うことで、また幅の広がったカラーデザインとなります。
数色が混ざり、より自然界のカラーの楽しさに気づかせてくれることでしょう!
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⑤ハイライトカタログ♡
・ナチュラルハイライト
ベースカラーを中明度に抑えて、ハイライトはブリーチを使っていないデザインカラーです。
これくらいの明度差だと、ハイライトが主張しすぎていないので、パーマの動きを柔らかく見せる目的で入れています。
またハイライトとのコントラストが大きくないので、時間が経過してもナチュラルな仕上がりとなります。
・グラデーションカラー
コントラストの非常に強いグラデーションカラーです。
全体を明るくしてから、根元付近は暗めのカラーを使い、中間・毛先はベージュ系のカラーで上手くグラデーションにしています。
最近非常に人気のカラーです。
この場合は1度全体を明るくしてることが多いので、退色しても割と馴染みます。が、伸びてきた根元との差ははっきり出ます。
・ナチュラルグラデーション
この場合は、前回のカラーを使ったグラデーションカラーです。
前回の時点でグラデーションを入れており、今回は上から色味を重ねた状態です。前回のベースをそのまま使ってもこのようにデザインを楽しめるのが、ハイライトを使ったカラーリングとなります。
・ロンググラデーション
毛先中心にハイライトを使ったカラーリングです。
ベージュ系のカラーを重ねて色味を出しているので非常に柔らかく、上品な仕上がりです。
ロングヘアの場合はヘアケアには十分力を入れて、パサつきを抑えて、ツヤを出すのを忘れずに!
・ロングハイライト
あらかじめハイライトをしっかり入れてから、グレー系の色味を重ねて作った、外国人風ハイライトカラーです。
こういったカラーにはかなりの数のハイライトが入っております。
その上で更に色を重ねているので、暗めに見えても立体的で、どこか日本人ぽくない雰囲気が出ます。
暗くても柔らかく見えるのは、巻いてるせいでもありますが、ハイライトがたくさん入っているからです。
・デザインカラー
サイドにポイントを絞って入れたカラー。オシャレですよね。
普通と違い、ポイントを絞ることで強調され、個性がハッキリと出るカラーリングとなります。
人とは違ったオシャレを楽しみたい方にはおススメです。
きっと新しい自分に出会えますよ。
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【まとめ】
ハイライトについて分かりましたでしょうか?
ワクワクしますよね♡
髪の毛を一つのキャンバスに見立てて、様々なカラーを混ぜ合わせることが出来るハイライト(ローライト)のデザインカラー。
信頼している美容師さんと相談して、ぜひ1度は挑戦して欲しいですし、繰り返しやることで「育てるカラー」「育てるハイライト」もぜひ楽しんでくださいね!
今回は「【ヘアカラー】ハイライトを使ってオシャレにしたい!」をテーマに解説していきました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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